ルールを変えた男

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日本のゴルフ界は今、”ハニカミ王子”こと石川遼くんの話題で持ちきりですが、お隣の韓国でも”50年に一人の逸材”というキム・キョンテがスポットライトを浴びています。キムについては、紹介する必要もないでしょう。日本アマ連覇を達成、プロに交じって参加した日本オープンでも最終日最終組をプレーする活躍を見せました。

そのキムは今季、プロに転向した途端、韓国ツアーの開幕戦と次戦を連覇、華々しいプロデビューを飾りました。そこで誰もが3連覇を期待したのですが、それに「待った」をかける問題が発生したのです。というのも、彼は今季のツアーの出場資格がなく、開幕戦はスポンサー推薦枠で出場していました。3戦目以降はその枠が使えないというのです。そこで他のプロから「資格がないなら出場をさせるな!彼が出れば試合から弾かれる選手も出る!不公平ではないかっ」というクレームが入ったのです。

そもそも、なぜ超大型ルーキーのキムが出場資格を持ってなかったのか?それは昨年のQTを受けられなかったからです。彼は本来、QTに出て今季ツアーの出場権を取りたかったのですが、丁度その時期にアジア大会があり、そちらを優先したわけです。その大会で見事に個人・団体で金メダルを取ったキムは、兵役免除となりました。個人的には大きな権利を得ましたが、今季のツアー出場権は取得できなかったのです。

ゴルフファンはキムの3連覇に期待する一方、他のツアープロからのクレームという板ばさみの状態になったツアー主管のKPGAは悩んだ結果、ルール変更という離れ技を見せたのです。従来、韓国男子ツアーは優勝しても次年度のツアーシードが与えられるだけで、今年度のシードはなかったのですが、そのルールを「今年勝てば今年から出れる」と変更。キムを見たいという世の中の声に対応したといいます。キムの出場により、試合に出られない選手は可哀想ですが、ファンが今、一番見たい選手を見せるということでは、韓国ゴルフ界は盛り上がっているようです。

日本で今一番見たいのは、やはり”ハニカミ王子”でしょう。あの爽やかな笑顔と思い切りのいいゴルフは、クセになります。でも、プロ保留宣言した遼くんがプロツアーに出場し続けるのは、物理的に無理。それなら、遼くんが出場するアマチュアの試合をテレビ放映するという手もあります。実際、”ハンカチ王子”が投げる6大学野球の試合は、CSで放送されることもありますから。ただ、大学生相手に三振を取る王子の姿は、それほど魅力的ではありません。やはり、プロのスラッガーと勝負する姿を見てみたいものです。それは、”ハニカミ王子”にも言えること、というのは少し贅沢でしょうか・・・。

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国内男子ツアーももっと門出を広げるべきですね。それにしても石川君はスゴイ!マンシングの大会予選はクリアできず主催者推薦での出場、そして優勝というビッグチャンスをモノにしました。この度は、そのチャンスを与えた人を是非取材してください。

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