日本競泳界の「水着問題」

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今回はゴルフの話題ではなく「競泳」の話について書いてみたいと思います。

(実は私、ゴルフ業界以外に水着市場の調査も担当しているのです)

 

最近のテレビニュースや新聞で頻繁に取り上げられているのでご存知の方も多いのではないかと思うのですが、

オーストラリアの水着メーカー「SPEEDO」社から今年新たに発売された

「FASTSKIN」という水着を着た外国の選手が、各地で世界新を連発しています。

今年に入って既に19個の世界新が生まれているのですが、そのうちの実に18個が「FASTSKIN」を着用した選手によって生まれています。

 

その圧倒的な性能ゆえ、一時は国際水泳連盟が「その水着、浮力があり過ぎて反則なんじゃないの?」

と調査に乗り出したほどのシロモノ。

(調査の結果は「シロ」でしたが)

 

遠い昔競泳をやっていた私からすると、

「水着一つで本当にタイムがそんなに変わるんかいな?」

と思ってしまうのですが、現在の競泳水着のトレンドは私が以前競技をしていた時とは180度違っているのです。

 

前置きが長くなりましたが、これのどこが問題なのか?というと、

 

「日本の代表選手はスピードブランドの水着をオリンピックで着用することはできない」

からなのです。

 

何故着れないのか?という理由は簡単で、

日本水泳連盟は今回の北京五輪でミズノ、デサント(アリーナ)、アシックスの3社と契約を結んでいるためです。当然メーカー側は「自社製品を着た選手がオリンピックで活躍すること」により自社製品の優位性を消費者に植え付け、販売に結び付けたい訳ですから、その契約は「うちらの商品を着て下さいね」という内容になる訳です。


プロゴルフの世界ではメーカー契約というのは当たり前であり、基本的に選手は自分達が契約するメーカーの商品から、自分にとって最適な商品を選択して戦っています。仮に他のメーカーの商品で物凄く良い商品があっても、それを使うのは契約上不可能なのは言うまでもありません。プロにとってはそういったことも有り得る話としての契約であり、仮にそのプロが「飛ぶらしいから俺もあのメーカーの商品を使いたい」とゴネれば、それは単なる「ワガママ」として片付けられてしまうでしょう。


このようなケースと今回のケースが大きく異なるのは、その「契約」が選手個人とではなく「日本水泳連盟」という団体と締結されているという点、そしてオリンピックという競技に未だ根強く残っている、

「優劣はあくまでも競技者当人の競技能力によって決されるものであり、用具類の恩恵によって決されるものではない」という文化にあるという点でしょう。これはある種、「アマチュアイズム」の最大公約数的解釈と表現できるかもしれません。

結局のところ、そのあたりの「理想と現実」を曖昧にしてしまっていたことの弊害が、今回の問題の根底にあるような気がしてなりません。


一番可哀想なのは、「自分の意思で契約した訳ではないのに縛りを受けてしまう」選手の人達でしょう(選手個人として特定のメーカーと契約している一部の選手は、当然そのメーカーの水着を着て戦う「義務」が生じてしまっている訳ですからここでは除外せざるを得ません)。


果たして4年に一度の祭典である「オリンピック」とは一体誰の物なのか?

そんなことを改めて思わずにはいられません。

コメント(2)

三石様、御無沙汰しています。中○サービスの西○です。
たまたま、イーグルゴルフクラブを調べていたところこのサイトを発見してしまいました。
お元気そうですね。
時間がありそうでしたら是非飲みにいきましょう!

西松さん

お久し振りです!ホントご無沙汰ですね。

私はこんな感じで緩めに頑張っています(笑)。

釣り関係の仕事で八丁堀近辺には相変わらず出没しておりますので、いつでもお気軽にご連絡下さい!

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