キーワードは「ジャストトルク」クレイジー初のワンフレックスシリーズを打ってみた
浅水敦
1971年東京(板橋区)生まれ、埼玉育ち。(株)明光商会入社後、7年半シュレッダー&パウチッ子&ボイスコールの営業(新規開発営業部→第3直販部配属、外務省、宮内庁、旧富士銀行、日本興業銀行、大手宗教法人を担当)...
際立つのは奇抜なデザインと飛びへの拘りだけではない。フルレングス高弾性シャフトの先駆者としてCRAZYにはそれを成す聖地がある。東京足立区の東京工場の存在だ。
近年、地クラブ・工房ビジネスが台頭し、少量付加価値商材が注目され、それに呼応するようにシャフトブランドも雨後の筍のように生まれている。しかし、その多くがシャフトを自社で製造せず、製造拠点を有する企業にOEM生産を依頼しているのをご存知だろうか。
翻って、自社工場を有するニューアート・スポーツの東京工場には、少数精鋭の匠の技を持つ職人たちが、粛々とシャフト製造に勤しんでいる。
シャフトを成形する際の芯金は30種類以上で、カーボンシートは25種類以上。そのパズルのような組み合わせが、クレイジーの豊富なラインアップを生み出している。
その長年にわたる高弾性カーボンシャフトの構造のノウハウを基軸に研究、開発しこのほど完成に漕ぎつけたのがこれから紹介するCRAZY『PROTO 1-Flex Series(プロトワンフレックスシリーズ)』。
まずは動画で
CRAZYの長年の経験から各シャフトに最適なトルクの数値を導き出し、フレックスをひとつに絞ったモデルで、軽量ながら「ジャストトルク」がスイングの安定性を高め、結果に拘るゴルファーたちの求める飛距離とコントロールを両立する究極のシャフトシリーズだ。
さらなる飛距離とヘッドスピードアップを追求し、プロやトップアマのテストを重ねながら新設計と職人の技術を集約し、ドライバーからウエッジまでフルラインアップで展開。
ワンフレックスというと、ぐにゃぐにゃにしなるシャフトを連想するが、PROTOは軽量で剛性感を併せ持ち、振り切ることで方向性に繋げるシャフトという位置づけになる。換言すれば、絶妙な粘り感でタイミングが取りやすく、強弾道を可能にするハリ感としなり戻りの速さでシャープに振れ、当たりが分厚くミート率が上がる仕組み。
ドライバー58g(中調子、トルク3.0)7万1500円、FW63g(中調子、同2.5)4万9500円、UT88g(中調子、同2.5)3万8500円、アイアン90g(中元調子、同2.5)3万3000円、ウエッジ90g(中元調子、同2.5)3万3000円の展開となる。
ニューアート・スポーツ
03-3566-9012
www.crazy-shaft.comライター紹介
浅水敦
1971年東京(板橋区)生まれ、埼玉育ち。(株)明光商会入社後、7年半シュレッダー&パウチッ子&ボイスコールの営業(新規開発営業部→第3直販部配属、外務省、宮内庁、旧富士銀行、日本興業銀行、大手宗教法人を担当)を経て1997年(株)ゴルフ用品界社入社。GEW本誌及びWEB広告営業&編集、クライアントのビジネスマッチング、JGGANEWS編集委員などに従事。ゴルフ業界歴25年のベテラン記者。2003年取締役、2009年常務取締役、2017年1月専務取締役。現職。