音は「トゥん。」? ピンが打音こだわった新パター『SIGMA(シグマ)2』を発表
大矢晃弘
1982年7月24日生まれ、神奈川県出身。
中央大学卒業後、俳優としてテレビや映画に出演してきた経歴を持つ、異色の記者。
ゴルフをこよなく愛し、2018年5月株式会社ゴルフ用品界社入社。
自分が発信する記...
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「トゥん。」
これは、ピンゴルフジャパンが12月14日に発売する、新しいパター『SIGMA2(シグマ2)』の打音だという。打音をそのまま広告に使うところなど、初めて製造したパターの打音が「ピン」だったことから、そのまま社名にしたというエピソードを持つ同社らしい発想だ。
同社は10月15日、本社(埼玉県戸田市)にて新しいパター『シグマ2』の製品発表会を行った。同社の岡田健二副社長は
「社内で新しいパターの打音がどう聞こえるかアンケートをした結果『トゥん』が一番多かったのです。『トゥん』押しのグループは、このパターをヒットさせて社名を『トゥんゴルフジャパン』に変えてやると意気込んでいます(笑)」
とジョーク交じりに語る。それだけ、今回のパターは「音」にこだわったという。以下、同社のプロダクトマーケティングマネージャーの安齋伸広氏がこだわりの性能を語る。
ショートパットもロングパットも安定 ソフトな打感&しっかりした打音
「今までのテストで一般ゴルファーは柔らかいフィーリングを好む傾向にあるということが分かっています。また、耳栓をしてパッティングをするとよく分かるのですが、ゴルファーにとって打音で感覚的に距離感を測っている部分もあります。今回はそこに注目して『柔らかさ』と『音』を追求しました」 しかし、柔らかい打感を優先してしまうと、音を出すことは難しく、両者は相容れない特徴だったという。 「フェース面のインサートに硬さの異なる2種類の『PEBAX』という素材を使い2重構造にすることで、『ソフトな打感』と『しっかりした打音』を実現しました」 つまり、- ボールとの接触面:ソフトな打感を実現するため、柔らかいPEBAX
- ボディとの接触面:音を実現するため、硬いPEBAX