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本当に飛んで止まるのか!?NEW スリクソンZ-STARを徹底検証

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本当に飛んで止まるのか!?
NEW スリクソン Z-STARを徹底検証

ダンロップスポーツは2015年2月6日、同社基幹商品『NEW スリクソン Z-STAR』ゴルフボール(ラインアップは、『NEW スリクソン Z-STAR』と『同XV』)を発売した。すでに昨年、石川遼、イ・ボミなどがツアーで使用、優勝という実績を掲げてのデビューだ。満を持して、という言葉が相応しいニューモデルだが、では、従来品と何が違うのか。そこで小誌は開発者を直撃、その進化を問うとともに、永井延宏プロにその検証を依頼してみた。

ソフトフィーリング&スピン性能を徹底的に追求した

2009年のデビュー以来、『スリクソン Z-STAR』は一貫して、プロ・上級者が求める「飛び」と「スピン&ソフトフィーリング」を追求し続けてきたが、今回の『NEW スリクソン Z-STAR』でこだわったのは後者の方である。

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2年の開発期間の中で、一番時間を費やしたのがフィーリング。いかにソフトにするかという点に心血を注ぎました。フィーリングをソフトにするためには、カバーを柔らかくすることが重要です。基礎研究もここに力点を置いていたのですが、遂に今回、現段階で最も有効と考えられるテクノロジーが完成しました。それが『スピンスキン』というカバーのコーティング技術です。

商品開発本部ゴルフボール開発部 神野一也課長代理

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神野氏が力説する『スピンスキン』とは、分子構造レベルの話なのでここでは割愛するが、簡潔に説明すれば、従来より21%ソフト化した新開発のコーティングをカバーに吹き付けることで弾力性が増し、それがソフトフィーリングや摩擦力の向上へつながったという。また、これに加えて、新たにウレタンカバーの7%ソフト化も実現した結果、従来品よりもフェース溝への食い込みが25%アップし、安定したスピン性能へ進化を果たしたというのだ。

この数値を実際のショットに置き換えると、50ヤードのアプローチショットでは従来品よりもスピン量が100〜200rpmアップしている。「プロの世界では、この数値がショットの成否に大きな影響を与えます」(神野氏) 寄せワンのパーで凌ぐか、ボギーとなってしまうのか。一打を競い合うプロにとっては、重要なテクノロジーだ。

Z-STAR 構造図1

ソフトフィーリングでも飛距離はアップ!

一方、ソフトフィーリングとスピン性能の向上を図ったことで気になるのが、ドライバーの飛距離である。一般的にスピンが増えれば、ドライバーショットの飛距離はロスされると思うのだが…。

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そうなのですが、今回の『Z-STAR』は中身を工夫しているので、飛距離のロスはありませんし、実際、我々のテストでは飛距離は伸びています。具体的には、飛行中の空気抵抗を減らすディンプルデザイン(強弾道324スピードディンプル)に加えて、スピンという観点でいえば、3ピース構造の『Z-STAR』は新開発の添加剤をコアに採用することでコア中心部のソフト化を促進し、さらなる低スピンを実現。一方、4ピース構造の『Z-STAR XV』はコアの硬さを変えずに中間層を硬くしたことで低スピン化を果たした。シリーズを通じて飛距離アップに成功しているのです(神野氏)

Z-STAR 構造図2 Z-STAR 構造図3

ドライバーなどロングショットの場合は、コアや中間層の硬さ、そしてその反発力がスピン量に直結する。そこを上手く調整することで余分なスピンの発生を抑え、飛距離アップにつなげているのだ。 そもそも『スリクソン Z-STAR』は飛距離性能では高い評価があった。そこに今回、「ソフトフィーリング」と「スピン」の向上という大きな要素が加わったことで、ボールとしての完成度が一気に高まったわけだ。

注目の『NEW スリクソン Z-STAR』の実力を永井延宏プロにドライバー、アイアン、アプローチ、パットとあらゆる場面で検証してもらった。

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ドライバー
前に前に飛ぶ、スピンのキープ力が違う

『Z-STAR』、『同XV』ともにスピンのキープ力が前作を上回っています。一般的にはスピンが入ると風に弱いと言われますが、ニューモデルはアゲンストでも前に飛んでいく。コアのエネルギーをディンプルが損ねず、最後まで前に前に飛んでいきますね。それぞれの特徴ですが、『Z-STAR』はコアがかなり潰れるので、初速とスピンのバランスがいい。プロトーナメントのハードなセッティングへの対応力が増したという印象。ドライバーショットでもスピンをコントロールしたい小田孔明プロが気に入っているのも頷けます。一方の『XV』は、狙ったターゲットへドッカーンと一直線に飛んでいくベクトルの強さがある。そんなゴルフでバーディを量産する松山英樹プロも高評価なのが理解できます。それぞれのプレーに合ったものを選べるラインアップに仕上がっています

永井延宏プロ 写真

アイアン
タテの距離が合うから直接ピンを狙える

両モデルともに、タテ回転のスピンが入りやすいので曲がりが少ないですね。敢えて違いを言えば、『Z-STAR』の方がスピン感は強いので安心してピンの奥へ突っ込んでいける。一方の『XV』はピンにダイレクトに行けばいい、とてもシンプルに攻められます

永井延宏プロ 写真

アプローチ
フィーリング、スピンが改良されている

両モデルともに、カバー素材のみならず最表層のコーティングにまで着目し、新開発された『スピンスキン』テクノロジーのせいでしょうか、ウエッジの溝にかなり喰いついてフィーリングもソフトですね。ただ、『Z-STAR』の方が喰いつきは強いのでその分スピンを意識したアプローチになる。『XV』は打ち出しがやや高くなるので、高さを意識して寄せるアプローチに向いています

永井延宏プロ 写真

パター
デリケートなタッチと強気なタッチに分かれる

今回はメタル・樹脂フェースインサートとの相性もテストしましたが、『XV』はメタルでも樹脂でもカバーの潰れに対してコアのレスポンスがよく、ハッキリと手に伝わるからデリケートなタッチを出しやすい。一方の『Z-STAR』はボール全体が潰れる印象なので、樹脂の場合はしっかりと打った方が距離感は合う。また、メタルとの相性はかなりよく、フェースにボールが乗るのでスライスラインでボールを押し出すミスの出る人などにもいいでしょう

  • NEW スリクソン Z-STAR NEW スリクソン Z-STAR ■構造:ウレタンカバー3ピース ■カラー:ホワイト、プレミアムホワイト、ロイヤルグリーン、プレミアムパッションイエロー、プレミアムパッションオレンジ ■価格:オープン 公式サイトへ
  • NEW スリクソン Z-STAR XV NEW スリクソン Z-STAR ■構造:ウレタンカバー3ピース ■カラー:ホワイト、プレミアムホワイト、ロイヤルグリーン、プレミアムパッションイエロー、プレミアムパッションオレンジ ■価格:オープン 公式サイトへ