昨今、ドライバーひとつを取っても、多くの機種がラインアップされています。販売方法に変化はありますか?

市場に流通しているモデルが多様化している中で、お客さまが持っている情報が、自分にとって都合のいい情報に偏っていることが多いです。そのため、お客さまが本当に求めているクラブと、欲しいクラブが一致しているケースは稀です。大抵の場合、イメージ先行でイイと感じたものに対し、後押しする情報を集めてくるわけです。

ですから、指名買いで来たお客さまに対しても、実際に欲しいクラブはどういうものなのかを会話の中で聞き出し、ベストなクラブを導き出すようにしています。その結果、欲しいクラブと異なる場合もありますが、きちんとその理由を説明することで、まずはクラブに興味を持ってもらいます。そうやってコミュニケーションを図ることが非常に重要です。そうすれば"打ちたい球が打てる"という可能性をイメージしやすくなりますので、購入に結びつきやすい。

ちなみに『偏った情報』について具体的にお聞かせください。

未だに、ヘッドに違いはほとんどないと考えている人は多いです。見た目に違和感がなければ、良いシャフトを入れればいいと信じている。確かに20年ほど前まではヘッドの設計自由度が低く、そういう時代もありました。その頃アフターマーケットも充実してきて、リシャフトの概念も浸透してきたのですが・・・。

今は、設計自由度も高まり、ヘッドも多種多様化しています。重心の深さを見ても深い浅いと両極端にあり、構造上の違いが性能に現れています。実際に打ってみれば弾道の違いもはっきり出ますよね。だからこそ、ヘッドを選択するメリットをお客さまに対し、きちんと伝える必要があると感じています。

リシャフトでなくリヘッドを推奨している?

はい。一般的にはシャフトで球筋が変わると言われていますが、実はヘッドを変えるのが一番効果的です。球質の約7割はヘッドで変わります。実際に当店では、熱心にラウンドに励むお客さまが多く、シビアに結果を求めてきます。ヘッドによる結果は一目瞭然なので、リヘッド率は9割にのぼります。これは声を大にして言いたいですし、それが可能なのはこの『RMX(リミックス)』だけです。

RMX 【リミックス】 inpres

例えば同一シャフトで『RMX01』と『RMX02』を打ち比べてもらえれば、ヘッド性能の差を体感してもらえると思います。『RMX』の場合、ヘッドによって対象ゴルファーと目的がはっきりしており、結果の違いがわかりやすい。この結果に対するわかりやすさは非常に重要で、お客さま自身でも、自分に合うクラブを判断しやすいという点でポイントが高いです。

具体的なヘッドの違いとは?

『01』『02』に関しては、コントロール性能が良くバランスが取れていて、弾きが良い。HS45m/s以下の人が打っていて気持ちよくさせてくれるクラブです。このあたりはアマチュアのことを徹底的に考えたヤマハならではのモノづくりに対する姿勢が感じられ、どちらもアマチュアが結果を出しやすいヘッドに仕上がっています。

その上で、『01』では中弾道で強い球筋で飛んでいく仕上がりですし、『02』は球のつかまりもよく打ち出し角が高いというはっきりとした違いがあります。ドロー系だったら『01』、フェード系だったら『02』とか、球が吹け上がる人には『01』、上がらない人には『02』など少し話すだけでもお客さまがイメージしやすくなると思います。

また『RMX TOURMODEL』に関しては、国内ツアーでもトップクラスのプレーヤーからのフィードバッグが活かされたモデルなので、コアな上級者向けになります。この3種類のヘッドでほぼ全てのゴルファーをカバーできます。

RMX 【リミックス】 inpres

自分に合うクラブを見つけやすいということですか?

結果を求めるのがゴルファーの性ですから、合うようにカスタマイズしやすい点に価値を感じます。それに『RMX』の場合、シャフトの値段とヘッドの値段がほぼ同等です。ですからお客さまの求めるモノに対して、コスト面まで含め一番答えを出しやすいのが『RMX』だと思います。

ゴルファーの欲求は尽きませんから、何かが満たされても必ず次の欲求が出てきます。その際に少ない予算で対応できるのも『RMX』の魅力ですね。ヘッドやシャフトを買い増すことで設定のバリエーションが広がります。地クラブメーカーの多くは6万円以上のヘッドを出しています。それをいちいち買い換えるのは大変ですが、ナショナルブランドの開発力を結集したヘッドが4万円台というのは、ゴルファーにとって魅力的だと思います。これを利用しない手はありませんよ。

RMX 【リミックス】 inpres

実際には、どのような薦め方が考えられますか?

まずは試打をしてもらって、ヘッドによる結果の違いの楽しさを知ってもらいたいです。

ゴルファーに接していると“球は高いほうが良い”と言っていたのに、実際に打つと“中弾道がいい”と言い出す人もいて、要求がコロコロ変わっていきます。その場合に、『01』と『02』の両方持ってみたらとか、『02』のヘッドが気に入っている人にロフト違いを薦めたり、今までになかった提案の仕方をどんどんしていけるのではないでしょうか。