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特集:本間ゴルフ 古豪の挑戦 ネオ原点主義の「TOUR WORLD」4

2年目を迎えた「TEAM HONMA」。
”勝てる”プロを支える、熱意系サポートの裏側

本間ゴルフの契約プロ「TEAM HONMA」は2014年に入り、さらに層を厚くしてツアーに挑む。

TEAM HONMA集合写真

2013年に加入した小田孔明プロ、上井邦裕プロ、笠りつ子プロ、イボミプロに加え、2014年には谷原秀人プロ、高山忠洋プロ、ハンジュンゴンプロが新加入。昨年3勝を挙げた「TEAM HONMA」は、昨シーズンの倍の勝利数を目指し、第2章をスタート。

今回は国内男子開幕戦「東建ホームメイトカップ」(三重県/東建多度CC/4月17日~20日)にて、「TEAM HONMA」の影の立役者であるプロサポートチームを取材。赤羽亮二マネージャーを中心に活躍する、サポートスタッフの“裏側”に迫る。さらに活躍が期待される出場プロにもインタビューを敢行。使用しているクラブ『TOUR WORLD』やシャフト『VIZARD』の魅力を大いに語る。

本間ゴルフ プロサポートチーム

写真:赤羽亮二氏

赤羽 亮二氏

製品開発本部 プロサポート部 国内プロサポートチーム マネージャー

1980年生まれ。埼玉県出身。本間ゴルフ入社後、海外営業部を担当したのち、国内プロサポートチームにて女子担当を5年間経験。

写真:石垣広樹氏

石垣 広樹氏

製品開発本部 プロサポート部 国内プロサポートチーム

山形県酒田市出身。1990年に本間ゴルフへ入社。アイアンの研磨を15年ほど担当したのち、メッキ、組立等の経験を積み、プロラインの製造を担当。5年前よりサービスカーに乗り、「TEAM HONMA」を支えている。

会場内でも目を引く、真っ赤なツアーサービスカーを拠点にしているのが、本間ゴルフ、プロサポート部の面々だ。

契約プロと向き合い、選手のクラブに対する具体的かつ細かな要望を吸い上げる赤羽亮二マネージャーはそのひとり。そしてその横には、黙々と作業を続ける石垣広樹氏の姿があった。この2名を中心に、スタート直前まで各選手のクラブ調整が行われる。

「東建ホームメイトカップ」では10名のプロのクラブ調整を引き受け、練習日である火曜日、実際にチューニングしたクラブは計28本。迅速且つ正確な作業が求められる現場だ。そしてそのひとつひとつの作業が、細かく記録され、次モデルの開発現場である酒田工場へとフィードバックされていく。

2012年には3名体制だったスタッフも、「熱意系HONMA」のスタートを皮切りに人員を補充。今年は6名体制で「TEAM HONMA」のメンバーをサポートしていく。プロだけでなく、サポートスタッフと酒田工場を加えた三位一体の“チーム”で戦っていく体制が整った。

本間ゴルフ サポートカー

少数精鋭のサポートチームそれぞれの役割

――サポートチーム各者の役割は?

赤羽氏:わたしはもう一人のスタッフとともに、プロの窓口となり、選手からの要望を集約。それをスタッフへ伝えます。

一方通行で要望を受け付けるだけでなく、各プロが理想とする弾道に近づけるよう、練習を見ながらクラブの提案をすることもあります。基本的には、話し合いながらチューニング内容を決めるという流れです。ですから、選手とは常にコミュニケーションを取りながら、体調やクラブなど選手のことを常に考え、動いています。

石垣氏:赤羽からの連絡を受け、実際の作業はわたしが担当します。ロフトや長さ、削りなど具体的な内容を聞き出し、サービスカー内で調整していきます。

季節によってボンドの硬化速度が変化したり、内容によって作業スピードは異なりますが、1本にかける時間は1時間以内が鉄則。スピーディな対応が求められます。

また「TEAM HONMA」の人数が増えた分、作業本数も増えていますので、今年から作業スタッフに新たに2名が加わりました。

スピード重視の現場でプロの信頼を勝ち取る

――人数が増えた「TEAM HONMA」に対し、求められる対応は?

赤羽氏:最も心がけているのは〝スピーディな仕事〞です。スピード感を大切に、「プロを絶対に待たせない」という信念で動いています。実際に、対応しなければならないことも増えてきていますが、その中でもプロたちが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、日々奮闘しています。

石垣氏:早い対応はもちろん、プロが実際に振りやすいクラブや、ボールがイメージ通りに飛ぶように調整して行きたいと考えています。ですから、我々もこだわりを持って挑んでいます。

赤羽氏:目指すはフルセット本間のクラブにすること。既に小田孔明プロや高山忠洋プロをはじめ、半数のプロはパター以外の13本で『TOUR WORLD』を使用していますが、シーズン中には全プロに13本使用を目指したい。

石垣氏:そのため、提案したクラブを使用してくれれば喜び、使用しなかった場合には反省会をしています。プロの判断はシビアですから、何が悪かったのかを徹底的に話し合い、改善策を提案し、次につなげていくという体制です。

赤羽亮二氏、石垣広樹氏写真

酒田工場との連携が「TEAM HONMA」最大の魅力

――ところで『TOUR WORLD』は熱意系ゴルファーを対象に、プロの意見を反映させたクラブというコンセプトですが、ここで言うプロの声は、どのように集められるのでしょうか?

赤羽氏:直接意見を聞くだけでなく、常にプロの声は工場へフィードバックしています。その意見を集約し、製品化につながっていきます。

石垣氏:また契約選手の中で人気のあるヘッドをピックアップし、次モデルに活かすという体制も取られています。そのほか、長さやバランス、フェースアングルなど多種多様なプロの声を集めながら、次モデルの開発をすすめています。

――では最後に、ズバリ「TEAM HONMA」の強みは?

赤羽氏:抜群のサポート体制でしょう。選手から来た要望を工場へオーダーするという体制をとっていますが、連携が良く、スムーズな対応が出来ていると感じています。工場も一丸となって戦っています。だからこそ提供できるサポート力は、他メーカーに劣らないものだと自負しています。