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    『JOPグリップ』というグリップを知っているだろうか? 独自の開発思想で多くのツアープロを勝利に導いたグリップだ。そんな同社から新たにアイアン・ウッド用のグリップが登場した。 ゴルファーに起きているスイングのエラーとクラブの動きの特徴を徹底的に研究し、独自の形状と構造に落とし込んだ、その名も『ZUNDO』(ずんどう)という新モデル。 そこでグリップに精通する、「ソクラテス永井」こと永井延宏プロが『ZUNDO』を徹底試打&解説する。 <h2>【動画】永井延宏が『ZUNDO』を試打</h2> まずは永井プロによる『ZUNDO』の試打&解説を動画で観てもらいたい。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/ayl9EYEiOYs" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe> <h2>遠心力に負けない『JOPグリップ』の構造</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/JOP5.jpg" alt="JOP ZUNDO" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78333" />   <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">永井</span> 独自のコンセプトを形にしたパター用グリップで多くのツアープロに愛用された『JOPグリップ』。そのJOPがアイアン・ウッド用のグリップも展開していました。そこにはパター同様、オリジナルのコンセプトが入っています。 特徴としては80g台、100g台、130g台と重量級のグリップになっており、ともするとカウンターバランスと思われがちですがそうではありません。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/JOP3.jpg" alt="JOP ZUNDO" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78329" /> グリップ単体のバランスポイントを中心に配置し、グリップのテーパーをなくして、全体の肉厚を変えないようにすることで、クラブ全体のバランスポイントが手元寄りにくるような構造にこだわっています。それによって特にトップの位置での左手の収まりや、フェースコントロールのしやすさに寄与しています。 私もよくレッスンで生徒さんに「引っ張りっこ」という表現を使うのですが、クラブのバランスポイントを感じ、クラブを振った時の遠心力に負けないようにクラブコントロールをすることがゴルフスイングにおいては重要です。その意味でもJOPグリップの構造はゴルフスイングの仕組みにリンクしていると言えそうです。 <h2>右手の滑りにくさ&どこでグリップしても同じ握り心地を実現</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/JOP2.jpg" alt="" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78328" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">永井</span> そして、そのコンセプトを踏襲し、52gとスタンダードな重量帯として発売したのが今作の『ZUNDO』(ずんどう)です。 早速『ZUNDO』をグリップしてみましたが、ファーストインプレッションとしては、表面にしっとり感がありつつ手に吸いついてくるような感覚があります。それとやはり寸胴形状で右手が太くなっており、右手の滑りにくさを感じるので、手汗や雨でグリップ表面が濡れている場合でも安心感があります。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/JOP4.jpg" alt="JOP ZUNDO" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78330" /> 実際にプロゴルファーでも寸胴形状になるようにテープの下巻きを変えている方もいます。しかし通常のグリップでテーパーをなくすようにするとなると、おそらく下巻きが4~5枚は必要で、グリップ本来の重量が見えなくなってしまいます。その意味でも、今作のようにグリップがそれをカバーしてくれて、さらに肉厚も均等でグリップ単体のバランスもほぼ中央にきているというのは非常に信頼感が高いと思います。 それとやはりノンテーパー形状なので、左右の手に均等に力が入るのと、ショートアイアンやウエッジでクラブを短く持った時の握り心地に差がありません。 <h2>味方ができた!</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/ZUNDO6.jpg" alt="JOP ZUNDO" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78336" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">永井</span> まずアイアンを試打しましたが、1発撃っただけで「味方ができたな!」という感じです。スイング中のクラブヘッドのうねりや遠心力に対して、手元のお友達感が非常に強いんですね。 そこで2発目は自分のお友達的な『ZUNDO』を信頼して、一緒にグッとクラブを押し込んでいけたので、厚いインパクトで自分のイメージ通りの弾道が出ました。 一般的なテーパー形状のグリップだと、どうしてもグリップエンド支点という感覚が出てしまい、ヘッドがグッと動いた時に右手がコントロールできなくなってしまいます。 グリップエンドに支点ができると、どうしてもクラブが振り子的に動き、遠心力でクラブがどんどん体から逃げてしまう。そうなると腰が前に出てフェースが開く。それをいかに手元で戻そうとしても言うことを聞きません。 それに対して今作はグリップ全体が塊となって自分の体のコアとリンクしてくれる。そうするとよく私が「X型」と呼んでいるのですが、自分を中心にクラブが交差するような現代的なスイングの形が作りやすい。 言い換えるとグリップを縦ではなく横に動かすイメージが作りやすい感じです。その意味で信頼感のあるグリップだと言えます。 <h2>ドライバー軌道を大谷翔平打法に導く</h2> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/JOP7.jpg" alt="JOP ZUNDO" width="788" height="525" class="alignnone size-full wp-image-78367" /> <span style="font-weight: bold; color: #1c4ca0;">永井</span> 続いてドライバーでも試打してみましたが、なるほど!という感じで、また一つ新しいヒントがグリップから入ってきました。 というのも、通常のグリップに比べて今作は右手の重量感があるので、その重さがクラブを理想的なトップの位置に連れて行ってくれる感覚があります。 そしてダウンスイングでは、今度はその重さがテコのように働いて、グリップエンドを上に引き上げながらインパクトを迎える動きが作りやすく、クラブ全体が自然とアッパー軌道に入ってきます。 実はこれは大谷翔平選手のスイング動作からヒントを得て、現在私が研究している動きにリンクするものがあります。ドライバーらしいアッパー軌道でエネルギーが伝わりやすい、まさに大谷選手を彷彿とさせるスイングに勝手にグリップが導いてくれるという感じがします。 『ZUNDO』は通常のグリップとは違う感覚で、それでいて重量をスタンダートに合わせてくれているのでクラブに合わせやすい。私も是非実践で試してみたいと思わされるモデルです。
    (公開)2023年08月17日
    ムジークがグリップを発売して10年。工房では定番となりつつあるが、そのひとつの特長が、モデル問わず、雨や汗に強く滑らないことだという。 そこで今回は、「ツアーブラック」「レベル4コード」「タッキーラバー」を永井延宏プロが実験。単なる試打に留まらず、そのグリップを水で濡らして打ってもらった。その結果とは? 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/IpY8Fu1W8RM" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
    (公開)2022年11月17日
    一説では、グリップ交換をしたことがないゴルファーは全体の8割に上るという。グリップはクラブとゴルファーをつなぐ唯一の接点であるだけではなく、クラブを操作する上で重要なパーツだ。 それにも関わらず、ほとんどの人がグリップに無頓着で交換できることを知らないゴルファーもいるという。 まずは、その辺りの事情について、埼玉県熊谷市の練習場「カゴハラゴルフクラブ」に店舗を構える「ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店」の村田拓亮副店長に話を聞いてみた。 ツルツルのグリップを使い続ける人も <img class="aligncenter size-full wp-image-52389" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/perfect-pro6.jpg" alt="ゴルフパートナー 村田副店長" width="788" height="525"> 「グリップを交換するタイミングやそもそもグリップの重さを知らないゴルファーの方もけっこういます。実際、古いクラブの人も多いですし、ツルツルになっている方も目立ちます。 だから、当店ではグリップを交換する目安のサンプルをショップに置いて、それと自分のグリップを握り比べてもらうことで交換のタイミングを告知しています」 サンプルのツルツルグリップを握ってみたが、かなり滑る。これではグリップを相当強く握らないとクラブをコントロールできないことが実感できる。グリップの重要性をゴルファーに知らせるいい試みだ。 <h2>グリップ交換会でゴルファーの背中が押せる</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-52387" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/perfect-pro4.jpg" alt="パーフェクトプロ グリップ交換会" width="788" height="525"> ゴルファーがグリップを交換する意識が低いのは、業界が告知不足という面もあるだろう。そこで重要なのが、グリップメーカーとショップがタイアップするグリップ交換会だ。 先述の村田副店長は、「交換会はグリップの重要性をお客様に意識してもらういい機会です。実際、うちのお店は毎月200~300本のグリップを交換、ショップの中ではその販売本数は多い方だと思いますが、やはりメーカーさんとタイアップでグリップ交換会を実施すると、販売本数はグッと上がります」 やはり、交換会は重要でグリップが気になっているゴルファーに気づいてもらういい機会になっているという。 そこで、同店はさらに顧客へのグリップ交換を促すために、あるモデルに着目した。それがワークスから発売されている『パーフェクトプロ』だ。 <h2>実際にスタッフが使用しているので顧客へ薦めやすい</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-52386" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/perfect-pro3.jpg" alt="パーフェクトプロ グリップ交換会" width="788" height="525"> 「当店のグリップタイプ別の販売構成比はラバーが8割、エラストマーが2割です。圧倒的にラバーの比率が高いのはシニアのお客様が多いことも理由です。 そこでラバーでも人気の『パーフェクトプロ』の交換会を初めて企画、ワークスさんに打診しました。 今まではメーカーからの働きかけで交換会を実施していたのですが、これからは自主的に店舗からメーカーへ依頼しようということになり、その一回目に『パーフェクトプロ』を選びました。 『パーフェクトプロ』だった理由は、当店のスタッフの大半が『パーフェクトプロ』を使っていること、そして練習場のティーチングプロも同モデルのユーザーなので生徒さんにも薦めやすいと考えました。 実をいうと私も『パーフェクトプロ』を使用しています。まず、グリップ力がいいですし滑らない。これに加えて、持ちがいいこともお客様に薦めやすいポイントだと思っています」 そこで同店はワークスに連絡、12月10日に『パーフェクトプロ』の交換会を実施することが決まった。以降、同店では顧客へ交換会開催の旨を説明、予約を取り始めたが、その注文本数に驚いたのはワークスだった。 「予約で100本の注文が入りました。これは初めてのことです。当社は年間10回ほど交換会を実施していますが、交換本数は一日平均50本ほど。それが予約で倍ですから嬉しい悲鳴です」 一方、注文を取った「ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店」では、顧客にグリップの状態を確認するだけではなく、スイング時に肘への負担がないかなども尋ね、違和感があるようなら『グリップ交換してみませんか?』といった問いかけも行ったという。 そういった心配りが予想以上の注文につながったのだろう。そして、今回多かったのが、セットでまとめて交換する人が目立ったことだ。通常、試しにドライバーやウエッジなど単品から交換、良ければ他の番手を換えるケースが多い。 セットを換えるということは、店頭でグリップを触ってみて、そのフィーリングを気に入った人が多かったということだろう。 <h2>一日155本の交換は過去最高記録</h2> <img class="aligncenter size-full wp-image-52388" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/perfect-pro5.jpg" alt="パーフェクトプロ グリップ交換会" width="788" height="525"> クラブセット12本をゴソッと代えた野口春正さんは、「丁度すり減ってきたので交換を決めました」と前置き、次のように話す。 「まず、練習場からの薦めがあったことがきっかけですが、メーカーも来るというので色々と話を聞きながら換えようと思いました。今回は『Xホールドブラックラバー』に差し替えました。 少し右手の部分が細くなっているタイプは初めてですが、丁度いいですね。左手もしっかり握れますし、しっとりしたフィーリングもいい。 そんな理由で12本ゴソッと換えました。セット全部替えたのは初めてですよ」とかなり気に入った様子だ。今回は予約注文が100本、そして当日交換分が55本の計155本を交換したが、ワークスの交換会では過去最高記録だったという。 <img class="size-full wp-image-52385" src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/12/perfect-pro2.jpg" alt="パーフェクトプロ グリップ交換会" width="788" height="525"> ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店 「ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店」と『パーフェクトプロ』のグリップ交換会は、成功事例といえるだろう。 まず、ショップが交換の意義をしっかりとゴルファーに伝えたこと。そして、スタッフ自らが気に入って使用しているので顧客への説得力がついたこと。 さらに、メーカーのスタッフが現場でゴルファーの声を聞きながらコンサルティングしたこと。このプロセスが三位一体となり、顧客満足度を高めた。 こういった活動が少しでも増えれば、8割のゴルファーが未経験というグリップの市場風景も大きく変わってくるのではないか。
    (公開)2019年01月09日
    群雄割拠のグリップ市場へ映文舎ゴルフ事業部が新規参入。11月上旬に発売した『LADAR GRIP(ラダーグリップ)』(1800円)を永井プロに試打してもらった。 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 エラストマー素材を採用した、背面の溝が「はしご型」になっているのが特徴的ですね。 多くのアマチュアゴルファーは「抜ける」ことへの恐怖心から、グリップを必要以上に強く握ってしまいます。ラダーグリップは視覚的にも「抜けにくい」と感じさせるデザインにすることで、やさしくソフトに握ることを促しますが、その性能は? LADAR GRIPスタンダード バックライン有り <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/ladar-grip1.jpg" alt="LADAR Grip(ラダーグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51496" /> エラストマー素材の吸い付く感じがグローブをしていても伝わってきます。右手も馴染み、確かにラダー部分に指が引っかかります。 バックライン有ですが、小指がしっかりコンタクトしてくれるので、クラブの重さをしっかり感じながらスイングできました。この部分は安心感に繋がりますから、スイング中もタイミングが非常にとりやすい。自分のイメージで焦ることなくスイングできますね。 <h2>LADAR GRIPスタンダード バックライン無し</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/ladar-grip6.jpg" alt="LADAR Grip(ラダーグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51503" /> 続いて、バックライン無を打ってみました。60、58両方ありますが、ウエッジでテストしてみたいと思います。 バックラインはありませんが、しっかりホールドしてくれますね。左手の小指から伝わってくる情報は、バックライン有と同様で、これは「ラダー形状」の影響が大きいといえます。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/ladar-grip4.jpg" alt="LADAR Grip(ラダーグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51499" /> ウエッジらしいバリエーションといえ、クラブを開いたり、閉じたりした時でもフェースの向きを感じやすいと感じました。つまり操作性に優れるグリップといえます。 <h2>LADAR GRIPライト60・58 バックライン有り・無し</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/ladar-grip5.jpg" alt="LADAR Grip(ラダーグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51501" /> ラダーグリップは、カーボンシャフト装着のアイアン用に42gの軽量タイプ『ライト』を用意。60・58の2タイプを実際に打ってみましたが、全体のバランスは軽量シャフトの性能を一切邪魔していません。 他社製品の中には、同モデルでグリップを軽量にすると細くなったり、長さが短くなってしまうモノがありますが、『ラダーグリップ』はサイズをしっかりキープ。 シニアは力が弱くなったとしても、手が小さくなるわけではありません。そういった部分にもきちんと対応していて、軽量で肉厚感があるグリップを求める方には「ライトM58」をお勧めします。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/11/ladar-grip3.jpg" alt="LADAR Grip(ラダーグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-51498" /> 「ライト」でもラダー部分のコンタクトはフェース向きを感じやすいので、クラブのトータルバランスを崩さずに、情報が伝わってきます。カーボンシャフト愛用のシニアゴルファーへ『ラダーグリップ』を推奨すれば、バランスを変えずに交換が可能です。 <strong>シニア層を手厚くカバーする</strong>グリップといえるでしょう。 <h2>クラフトマンのテクニックが活かせる『ラダーグリップ』</h2> ラダーグリップのコンセプトとして、工房のクラフトマンの技術を引き出す、というのがあります。 『ラダーグリップ』の重量は、スタンダードで47gの設定。他社製品は50gが一般的ですが、3gの余剰重量により下巻きやバランス、総重量を調整することが可能です。 さらにフックめ、ウィークめに挿したいときは、先端にダイヤのマークが2ヶ所入っていますので、左右にズラせばバックライン調整の目安にもなります。ゴルファーの目線には感じさせない一方、クラフトマン向けに工夫が施されているのが分かります。 「LADER」のロゴを背面に配置しているのはそのためで、ゴルファーの目線にも配慮。新進気鋭なグリップの登場です。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/OQv3a_xk8H4?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>ラダーグリップ</h2> スタンダードモデル(47g)、軽量のライト(42g)をラインアップ。両モデルともM60・M58があり、内径の識別がエンドキャップのデザインでできるのも◎。バックラインあり、無しはもちろん、カラーはブラック・ブルー・レッドの3色展開。 ※バックライン無しはブラックのみの展開(ブルー、レッドは来年1月発売予定)。 <ul> <li>発売元:株式会社映文舎(ゴルフ事業部) TEL:03-3823-2789</li> <li>販売代理店:株式会社渡辺製作所 TEL:03-5604-3361</li> <li><a href="http://www.ladargrip.jp/" rel="noopener" target="_blank">http://www.ladargrip.jp/</a></li> </ul>
    (公開)2018年11月27日
    <strong>No.1グリップメーカーであるGolf Pride。</strong> いうまでもなく世界最高峰のツアーで戦うツアープロが絶大な信頼をよせる『ツアーベルベット』をはじめ、ツアーではその『ツアーベルベット』を凌ぐ勢いの使用率を誇る『MCCⓇ』シリーズ。 そして『MCCⓇ』の基本性能に加え、ツアーのフィードバックから利き手の力みを抑えてパワーの伝達効率を向上させるためにグリップ下部を下巻き4枚の厚さに設計した『MCCⓇ・プラス4』など、その商品構成に死角はないだろう。 <h2>永井プロも『CP2™』を絶賛</h2> もちろん、ツアーユースだけではなく、老若男女のアマチュアゴルファーのゴルフ技術を向上させる商品も開発している。その代表格が「未体験のソフトフィーリングが生む絶妙のフィット感」と謳う<strong>『CP2™』</strong>。 グリップの世界基準ともいわれる『ツアーベルベットラバー』に比べ、約35%もソフトな新素材を採用したグリップだが、柔らかさによるねじれ抑制のために、グリップエンドから長さ6・35㎝に「コントロールコア」を搭載して操作性も両立している。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/nagai.jpg" alt="永井プロ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-50954" /> 以前、『CP2™』を試打したティーチングプロ・永井延宏氏は、「『コントロールコア』のおかげで、スイング中の切り返しでも嫌なトルク感はありません」と、『コントロールコア』を絶賛。 そして、そのソフトなフィーリングには、「握り心地はとにかくソフト。しかし、スイング中の手の中で暴れるような柔らかさではありません。密着度が高く、皮膚感覚を味わえるグリップ」と、『CP2™』の性能を高く評価している。 ただ、その評価は個人による評価であり、柔らかいフィーリングもまた、心象でしかないといえるだろう。 <h2>グリップ衝撃吸収力の実証実験</h2> ゴルフプライドを展開する日本フェィウィックは、第三者機関の協力を経て、グリップの衝撃吸収力(振動吸収力)をテスト。その驚くべき結果とは? 計測したグリップは下記の6つ。   <dl> <dt>CP2™</dt> <dd><img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/sya1-CP2_Wrap_STANDARD.jpg" alt="CP2_Wrap" width="788" height="86" class="alignnone size-full wp-image-50856" /> </dd> <dd>『CP2™』は『ツアーベルベット』と比較して約35%ソフトな新素材を採用したモデル。Golf Pride史上最もソフトなグリップ。雨や汗にも強く、しっとりと手に馴染み、いままでにないソフトなフィーリングを実現。</dd> </dl>   <dl> <dt>MCC®</dt> <dd><img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/MCC-Wweb-1.jpg" alt="ゴルフプライド MCC" width="788" height="86" class="alignnone size-full wp-image-50947" /></dd> <dd>グローブで装着した手で握る部分はコード、素手で握る部分はラバーと2種類の機能を融合させたハイブリッドグリップ。グリップエンド側にベルベットコードを採用することで、全天候でもすべりにくく、しっかりとしたホールド感を向上。また、シャフト側は柔らかいラバーを採用し、快適性とコントロール性を実現。</dd> </dl>   <dl> <dt>MCC®・プラス4</dt> <dd><img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/golf-pride_mcc4.jpg" alt="ゴルフプライド プラス4" width="788" height="86" class="alignnone size-full wp-image-50948" /></dd> <dd>MCCの特性に加え、グリップ下部をテーパーレス形状にすることで下巻きテープ4枚重ねたと同様の太さを実現。利き手の力みを抑えてパワー伝達を高めるため、ツアーフィードバックのもと生まれたグリップ。</dd> </dl>    <dl> <dt>エラストマー系A社</dt> <dd>ディンプルを交互に配列した標準タイプ。3次元立体成型と独自のグラデーションで、密着度を高め、ゴルファーの感性に応えるホールド感を提供。</dd> </dl>   <dl> <dt>エラストマー系B社</dt> <dd>雨や汗にも強い全天候型で絶妙なしっとり感とソフトなフィーリングが特長。縦ブレを抑える表面加工をデザインし、飛距離アップに寄与。</dd> </dl>   <dl> <dt>エラストマー系C社</dt> <dd>ソフトな握り心地でグリップ力のある太めサイズのグリップ。売れ筋モデルの性能を両立したグリップ。</dd> </dl> <h2>ゴム性グリップは振動吸収力が高い!</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/golf-pride-data2.jpg" alt="ゴルフプライド グリップの衝撃吸収力 実証実験" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-50953" /> 今回試験に協力を求めたのは、地方自治体が運営する工業試験場。試験方法は落錘型衝撃試験という方式で、「CEAST9350」という落錘衝撃試験機を使用。 落錘させる物体は、先端が直径20mm半球状のロードセル(棒状の物体・1.3kg)に加重物(0.72kg)を加え計2.02kgの加重に設定。30cm上部より、グリップを円柱状ではなく切って開いた状態で固定し、グリップの表面中央部に落錘させ、その衝撃を計測。各グリップに3回の落錘試験を行い、簡易的に衝撃の最小値、最大値、平均値を計測した。 対象グリップはGolf Prideの『CP2™Wrap』、『MCCⓇ』、『MCCⓇ・プラス4』、そして現在市場で販売が好調な3社のエラストマー系グリップの計6種類。すべて50g前後のグリップを試験した。 まずはグラフ①を見てみよう。その衝撃のピーク(最大値)のみをグラフ化したのが下記のグラフ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/golf-pride-data1.jpg" alt="ゴルフプライド 実験データ" width="788" height="279" class="aligncenter size-full wp-image-50943" /> この計測値は単位N(ニュートン)で表され、同じ加重で同じ高さから落錘された場合の衝撃のピークで、この数値が小さい方が、衝撃を吸収したと考えることができる。 一目で分かるのが、ゴム性グリップにこだわりを見せるGolf Prideの『CP2™Wrap』、『MCCⓇ』、『MCCⓇ・プラス4』が衝撃の最大値が押し並べて低い点にある。 『MCCⓇ』に関しては、衝撃吸収力という点において最大値がエラストマー系A社商品に僅かに劣るものの、エラストマー系B社とC社の商品と比較して、衝撃吸収力が高いといえるだろう。『CP2™Wrap』と『MCCⓇ・プラス4』においては、エラストマー系グリップ3社と比較して衝撃の最大値は圧倒的に低い計測数値となった。衝撃吸収力に限っては、ゴム性グリップの優れた特性が証明されたといえるだろう。 もちろん、この結果は最大値であるし、衝撃吸収力の優劣を識別するための実証実験で、その他の性能を考慮した実験ではないことを断っておく。 ちなみに最大値が最小だった『CP2™Wrap』は211.6468N、最大値が最大だったエラストマー系C社のグリップは280.6683Nと大きく差が開いている。 <h2>衝撃を最大限に吸収するGolf Prideのゴム性グリップ</h2> 次のグラフを見て頂こう。実証実験での最小値だけを抜き出してグラフ化した。ここでの最小値は「実験中、最も衝撃を吸収した時の計測値」であり、つまり平均値とは別に今回の試験中で最も衝撃を吸収した際のグリップを表しているといえるだろう。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/g2-1.jpg" alt="ゴルフプライド 実験" width="788" height="290" class="aligncenter size-full wp-image-50690" /> 最も低い計測値を表したのは、『CP2™Wrap』で、203.401Nだった。これは後述するエラストマー系C社のグリップに比べ約50Nも低い計測値となり、圧倒的に衝撃吸収力が高いことが伺える。 『CP2™Wrap』に次ぐ低い数値を計測したのは『MCCⓇ・プラス4』で、206.149N。『CP2™Wrap』とは僅か2.748ポイントの差で、ほぼ同等の高い衝撃吸収力を持ち合わせているといっても過言ではないだろう。 一番衝撃を吸収しなかった際の最大値で、エラストマーA社に僅差で及ばなかった『MCCⓇ』は、最小値では234.552Nと逆転した。 結果、『CP2™Wrap』、『MCCⓇ』、『MCCⓇ・プラス4』の3機種は総じて、最も衝撃を吸収した際の計測値で低い値を示しており、衝撃吸収力が高いという結論に達した。 一方で、エラストマー系グリップは、最小値はエラストマー系B社が240.049N、エラストマー系A社が240.966N、エラストマー系C社は251.960Nと、一番衝撃を吸収した数値でも、Golf Prideのグリップより衝撃吸収力が低い結果となっている。 <h2>平均でも一番衝撃を吸収するのは『CP2™Wrap』だった</h2> 次のグラフを見て頂こう。今回は同じ実証実験の結果から平均値をグラフ化した。縦軸はN(ニュートン)で横軸は時間だが、0.0063mm秒刻みで1万6000個のデータを取得、それをグラフ化したものだ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/10/g.jpg" alt="ゴルフプライド 実験" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-50709" /> 『CP2™Wrap』は赤い曲線、『MCCⓇ・プラス4』は緑の曲線、『MCCⓇ』は青い曲線で表した。また、エラストマー系A社はピンクの曲線、エラストマー系B社は黒の曲線、エラストマー系C社は黄色の曲線で示している。 グラフから読み取れる第一印象としてエラストマー系グリップの3社の共通点は、衝撃を与えた直後の早い段階から衝撃が最大値に到達し、長い時間を掛けて収束に向かうことだろう。比較的、一気に強烈な衝撃を受けているということになる。 次に青い曲線でグラフ化された『MCCⓇ』の曲線を見てみよう。まず、エラストマー系C社のグリップより振動吸収力は高いものの、エラストマー系A社、B社とさほど変わらない振動吸収力といえるだろう。ただし、衝撃が頂点を迎えるタイミングはエラストマー系C社のグリップより幾分遅く、緩やかなスピードで収束していく。 一方のエラストマー系グリップだが、平均値ではエラストマー系A社のピンク色の曲線が一番穏やかな曲線を描いており、平均値でも『MCCⓇ』を僅かに上回る結果を表している。しかし、その収束は『MCCⓇ』より時間がかかっており、この場合は衝撃による振動がグリップ内に滞留していることが予想される。その傾向はエラストマー系B社のグリップも同じような曲線を描いており、同様の分析結果が導き出せそうだ。 平均値で最も衝撃吸収力が低い結果となったのが、エラストマー系C社の黄色の曲線だ。先の最小値では251.960Nだったが最大値では唯一301.436Nと300Nを超える結果となった。   <h2>ゴルフプライドは手首、肘への衝撃を緩和する!?</h2> 繰り返すが今回の試験は簡易的な試験であり、落錘試験がすべてではないが、プロフェッショナルの指導の元で試験は行われた。 その点を前提として先述の結果から導き出されるのは、ゴム製にこだわったGolf Pride製品は、押し並べて今回の試験において衝撃吸収力が高いことが判明した。その意味するところとは? 日本フェィウィックの大久保光彦氏に聞いた。 「同じグリップであっても、振動吸収力が高いことで、インパクト時に手首や肘にかかる負担は大幅に緩和されるはずです。特に今回の試験における『CP2™Wrap』は、非常に衝撃吸収力が高い。 特にキャリアの長いシニアゴルファーには、今後もゴルフを長い年月にわたり楽しんで頂くために、ソフトフィーリングで衝撃吸収力の高い『CP2™』シリーズが最も適しているといえるでしょう。 また柔からいグリップは、力みをなくしスムーズなスイングに導きます。その点では幅広いゴルファーに大きな恩恵が得られるグリップです」 世界初のラバー製グリップを開発以来、常にゴルフグリップで世界をリードしてきたGolf Pride。ゴルファーが遭遇するかもしれないケガや故障にまで対応できるかもしれない『CP2™』シリーズは、ゴルファー年齢の長寿化にも大きく寄与することだろう。
    (公開)2018年10月29日
    「グリップはゴルフを握る」――。こう語るのは、エイジシュート22回を誇るゴルフ歴60年の塩田正さん(85歳)だ。ゴルフのあらゆる結果はグリップの握り方で決まると大ベテランは結論づける。 塩田さんに代表されるように、ゴルフのキャリアが長い人ほどグリップの重要性を知っている。ただ、その反面、齢を重ねるとどうしても手のトラブルが出てきて、思うようなグリップが出来なくなるという人が多い。 そこで今回、シニアゴルファーを代表する塩田さんに高齢者の手の悩みを聞き、それを解決するグリップの選び方をワークスから発売される『perfect pro(パーフェクトプロ)』を例にとって語ってもらった。 まず、はじめに同氏に最近のゴルフの悩み、そしてゴルフが思うようにならない原因の一つとなる高齢者特有の手の悩みについて語ってもらった。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/per2.jpg" alt="Perfect pro(パーフェクトプロ) 塩田さん試打" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48444" /> <h2>70歳を超えると手の悩みが増える</h2> <strong>最近、ゴルフはいかがですか。</strong> 「まず、一番悩んでいるのは飛距離が出ないことです。もう、どうしたらいいのか、そんなことばかり考えてちょっとゴルフを楽しむというよりは苦痛なところが出てきました。その苦しい部分をどう克服してもっと伸ばしていくのか、この辺りを常に考えているんです」 <strong>右手にサポーターをはめていますが…。</strong> 「バネ指です。もう3回目ですが、曲げようとしても自分の意識とは違って勝手に動いてしまう。こうやって、ゆっくり伸ばそうとしてもパッと跳ねちゃうんですね。今のところゴルフはできるのですが、これが酷くなると痛くてクラブが握れなくなるようです。 今は、トップにクラブを上げた時、右手の親指にクラブが乗りますが、その時にちょっと痛い。だから少し兆候があるんですね。この悩みがフィット感のいいグリップで解決できればいいと思うんですがね」 <strong>シニア、特に70歳を超えるとどういった手の悩みが出てくるんですか。</strong> 「70歳を超えると10年、20年、30年とゴルフをやっている人が多いんです。私はもう60年やっていますが、70歳を超えた時に手の脂っ気がなくなり、手が乾いてくるんですね。 そして、私の指ですが中指が人差し指の方に傾いちゃってます。あと、指が掌側に曲がって真っすぐ伸びなかったりと知らず知らずに70歳を過ぎるとこういった障害が出てきます。 それがゴルフにどう影響するかということですが、クラブはヘッドがけっこう重くて効いています。重いモノを振り下ろして最高のスピードのところでボールに当たるから凄い衝撃です。 この衝撃に対して、グリップの緩み、カサカサ感などが出てしまうと手が耐えられないのです。 また、ダウンスイングの時に少しクラブの軌道が変わるとか、もうほんの少しですが、こういったことが起きてきて、それがヘッドスピードを弱めたりフェースの向きを変えたりと間違った動きを引き起こす。 飛距離が落ちる原因になっていると感じています」 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/PUOiYCwRmYU?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>パーフェクトプロを試してもらう</h2> 高齢による手の悩みが飛距離の出ない原因の一つと塩田さんは語る。特に、手の緩みによるインパクトでの当たり負けなどが深刻なようだ。そこで手に吸い付くようなフィーリングと定評がある『パーフェクトプロ Xライン ラバー』を試してもらった。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/per4.jpg" alt="Perfect pro(パーフェクトプロ) 塩田さん試打" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48445" /> <strong>どうですか。</strong> 「ものすごく、フィット感がありますね。今までのグリップは左手も右手もどこかモジモジするんですよね。あと、今までのグリップだと握ると右手の親指が痛くなるのですが、それをあまり感じないですね。指も隙間なく握れる感じがします。 特に右手の親指と人差し指で作るV字の感じが違いますね。今まではこの形が決まらない間にクラブを振り上げる感覚がありましたけど、このグリップを構えてみて、若い時に真剣勝負の大会に出ていたような、そんな握り方が出来てアドレスもスッと構えられました。ちょっと自分でもビックリしています」 <strong>本当にアドレスがピタッと決まってますね。</strong> <h2>飛距離が180ヤードから199ヤードに伸びた</h2> そして、グリップがしっくりする間にドライバーを打ってもらったが…。 「そうですね、手元がしっかりしてインパクトで手が流れずピタッと止まるからヘッドが加速します。こういう飛びの方程式がちょっと出た感じがしました。私は最近ドライバーで180ヤード行けば飛んでる方ですが、初めて200ヤードに1ヤード足りない199ヤードが出ました。これでワンランク上がって、200ヤードも期待できそうです。 我々のような高齢者の掌は乾いていたり、指が曲がってしまったような障害もある。こういう人には、『パーフェクトプロ』のように手に密着したグリップの方が絶対にいい。高齢者の人はこれに早く気が付いてほしいです。 そうすれば、私が今打ったように20ヤードの飛距離アップが果たせるかもしれない。もっと手元がしっかりすれば飛距離が伸びることに注目してほしいですね」 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube.com/embed/QirON3XxAI0?rel=0" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen></iframe> <!--nextpage--> <h2>手の握力が弱った人には『パーフェクトプロ Xホールド』の方がいい</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/per6.jpg" alt="Perfect pro(パーフェクトプロ) 塩田さん試打" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48446" /> 手に吸い付くようなフィット感のある『パーフェクトプロ Xライン ラバー』で手元がしっかりしたことで普段よりも20ヤード近く飛ばした塩田さん。かなりグリップを気に入ったようだ。 フィット感の高いグリップが高齢者の手の緩みを解決しそう。そこで『パーフェクトプロ Xライン ラバー』よりもさらにフィット感を高めたという『パーフェクトプロ Xホールド ラバー』を試してもらった。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/per3.jpg" alt="Perfect pro(パーフェクトプロ) 塩田さん試打" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48447" /> <strong>商品名の「HOLD」に象徴されるように、さらに手に密着するタイプということですが、いかがですか。</strong> 「あっ、これはちょっと我々(高齢者)にはいいかもしれませんね。しっとり感はこっちの方があります。このXの文字(表面デザイン)がさらに大きくなっているので、筋肉が落ちて握力が弱くなっている高齢者には、このグリップは最適だと思います。 『パーフェクトプロ Xライン ラバー』よりも『パーフェクトプロ Xホールド ラバー』の方がしっかり感やソフト感があると思うので、特別に手が乾くとか指が細くて長い。また、トップで必要以上に手首を曲げる人などはこっちのグリップが最適だと感じます。 グリップの密着感というのはフィーリングだけではなく、アドレスで構えたフェースの向きをスイング中に保てるかどうかにもかかってきます。これはボールを曲げない必要条件です。また、上体の巻き上げと巻き戻しの動きにグリップの密着感が重要な役割を果たしている。 こういったことにもっと注目すれば、握力が弱くなったシニア、特に70歳以上の人でもインパクトがしっかりしてボールも強く捉えられます。それがヘッドスピードのアップにもつながるので飛距離アップが期待できるでしょう」 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/29xW1nWkYU4?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>昔のコードと違ってとても柔らかい</h2> やはり、密着性の高いグリップの方が高齢者の手にはフィットし、正しいスイング、力強いインパクトにつながることを塩田さんは確信したようだ。 そして、もう一つ検証したのが、コードタイプのグリップだ。ゴルファーの中にはラバーよりもコードを好む人もいる。そこで『パーフェクトプロ Xホールド コード』も試してもらった。昔コードを使ったこともあると懐かしむ塩田さんだが、果たして結果は? <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/09/per5.jpg" alt="Perfect pro(パーフェクトプロ) 塩田さん試打" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-48448" /> <strong>『パーフェクトプロ Xホールド コード』は、コードグリップの中でも人気のモデルです。昔のコードグリップとは隔世の感もあると思いますが、どうですか。</strong> 「昔コードグリップを使ったことはありますが、その頃のコードとは全く違いますね。フィット感もいいですし、一般的なコードのようなザラザラ感もありません。 それでいて、しっかりと握れるので手元がキチンとしてヘッドも走ります。これはかなり期待できるグリップですし、コード好きのシニアの人も多いので、みんなに紹介したいくらいです」 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/msJyi15eW4o?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>パーフェクトプロは高齢者の手の負担が少なくスキルも上がる</h2> 「今回、『パーフェクトプロ Xライン ラバー』、『パーフェクトプロ Xホールド ラバー』、『パーフェクトプロ X ホールド コード』の3タイプをテストしましたが、共通しているのは今まで経験したことがないようなフィット感ですね。 表面にXという文字がズラッと並んでいますが、このデザインがポイントになってしっくりすると思いました。このグリップを使えば、高齢者の手の負担が少なくなりますし、飛距離や方向性などスキルも上がるんじゃないか。そんなことを大いに期待できると感じました。 昔から『グリップはゴルフを握る』と言われますが、正にこのグリップはゴルフを握っているかもしれません。さらにいいスコアを目指そうという高齢者の人達は一度試してほしいですね」 ゴルフ歴60年、エイジシュート22回を誇る塩田さんが、改めてグリップの重要性を感じたという。塩田さんのように手に悩みを持つ高齢者の方は、是非一度自分のグリップをチェックしてみてはいかがだろうか。フィット感を変えるだけで全く違うゴルフの世界が広がるかもしれない。 <iframe src="https://www.youtube.com/embed/SJKmkKn6YXc?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>パーフェクトプロ Xライン ラバー</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/x-line-rubber-color.jpg" alt="パーフェクトプロ Xラインラバー" width="788" height="340" class="aligncenter size-full wp-image-43815" /> <ul> <li>素材:ABR</li> <li>口径:M60/M60R</li> <li>重量:49g±2g</li> <li>カラー:レッド、オレンジ、イエロー、Eグリーン、スカイブルー、ブルー、ホワイト、ブラック</li> </ul>   <h2>パーフェクトプロ Xライン コード</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/x-line-code-color.jpg" alt="パーフェクトプロ Xライン コード" width="788" height="360" class="aligncenter size-full wp-image-43837" /> <ul> <li>素材:ABR</li> <li>口径:M60/M60R</li> <li>重量:50g±2g</li> <li>カラー:レッド、Eグリーン、ブルー、スカイブルー、ブラック</li> </ul>   <h2>パーフェクトプロ Xホールド ラバー</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/x-hold-rubber-color.jpg" alt="パーフェクトプロ Xホールド ラバー" width="788" height="380" class="aligncenter size-full wp-image-43818" /> <ul> <li>素材:ABR</li> <li>口径:M60/M60R</li> <li>重量:49g±2g</li> <li>カラー:レッド、オレンジ、イエロー、Eグリーン、スカイブルー、ブルー、ピンク、ブラック、ブラック×ブラック</li> </ul>   <strong>Xホールド ラバー ミッドサイズ</strong> <ul> <li>素材:ABR</li> <li>口径:M60R</li> <li>重量:52g±2g</li> <li>カラー:レッド、ブルー、ブラック</li> </ul>   <h2>パーフェクトプロ Xホールド コード</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/x-hold-cord-color.jpg" alt="パーフェクトプロ Xホールド コード" width="788" height="380" class="aligncenter size-full wp-image-43820" /> <ul> <li>素材:ABR</li> <li>口径:M60/M60R</li> <li>重量:50g±2g</li> <li>カラー:レッド、オレンジ、イエロー、Eグリーン、スカイブルー、ブルー、ピンク、ブラック、ブラック×ブラック</li> </ul>   <h2>パーフェクトプロ Xホールド ハーフコード</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/x-hold-half-cord-color.jpg" alt="パーフェクトプロ Xホールド ハーフコード" width="788" height="380" class="aligncenter size-full wp-image-43821" /> <ul> <li>素材:ABR</li> <li>口径:M60/M60R</li> <li>重量:50g±2g</li> <li>カラー:レッド、オレンジ、イエロー、Eグリーン、スカイブルー、ブルー、ピンク、ブラック、ブラック×ブラック</li> </ul> ▼パーフェクトプロ製品カタログ電子版はこちら <a href="https://www.gew.co.jp/web_catalog/2018perfectpro" rel="noopener" target="_blank">https://www.gew.co.jp/web_catalog/2018perfectpro</a>
    (公開)2018年09月04日
    ゴルフクラブはヘッド、シャフト、グリップの3パーツからなっており、グリップはこれまで地味な存在に過ぎなかったが、にわかに注目を集めはじめた。さる80代のゴルファーがこう話す。 「年をとると手がカサカサするようになってね。だからぼくは、しっとりしたグリップが好きなんだ」 クラブとヒトの唯一の接点。それだけにグリップは大事なパーツといえるだろう。 地味だけど凄いグリップの力。その実力を多角的に検証しよう。 春先に起きた珍事 今春、一部のゴルフ専門店でちょっとした異変が起きていた。スポーツ量販チェーン・ヒマラヤの江崎隆夫チーフマネージャーがこう話す。 「クラブメーカーを含めた売上のトップ10に、グリップメーカーが入っているんです。これは珍しい傾向といえるでしょうね」 当然だろう。グリップの販売単価は2000円前後で、1本数万円のクラブとは比較にならないほど安い。それが、クラブメーカーの一角を崩して上位10社に入ったというから、驚くのも当然だ。 同様のコメントはヒマラヤに限った話ではなく、大手量販店のゴルフ5やヴィクトリアゴルフからも聞かれるなど、にわかに注目を集めている。 理由は、グリップの販売価格の上昇だ。販売本数は各店とも微減傾向にあるのだが、グリップ業界の巨人と呼ばれる『ゴルフプライド』を筆頭に各社とも高機能グリップを打ち出して、販売単価は上向きだという。 その一方、店頭での販売本数が鈍化したのは、ネット利用者が増えたこともある。ネットでグリップだけを購入し、これを店頭に持ち込んで組み替える。交換工賃は専門店の「グリップ売上」に計上されるから、販売本数は微減だが売上は右肩上がりというわけだ。 <h2>推計1300万本のアフター市場</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/grip2.jpg" alt="ゴルフ グリップ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47984" /> そもそも、国内市場にはどれぐらいのグリップが流通しているのだろう? この点に興味がわくのだが、実は正確な調査データはない。 代理店を通さない並行輸入や、これを仕入れて組み替える工房は個人店が多いため、数を捕捉できないのが実情だ。 そもそもグリップは「OEM需要」と「アフター需要」に大別される。前者はクラブメーカーが完成品につけて出荷するもので、こちらは数量が把握しやすい。問題は後者のアフター需要で、上記の理由から実態はわかりにくい。 グリップメーカーにしてみれば、大口需要が見込めるクラブメーカーは上顧客だが、その分単価は安くなる。そこで、カスタム需要の盛り上がりもあり、工房に高付加価値のグリップを売り込む傾向が強くなった。「アフター市場」が大きくなるほど実態が見え難くなるわけだ。 ただし、類推はできるだろう。カラーグリップの先鞭をつけたイオミックの古東義崇専務によれば、 「当社のアフター市場向けのグリップは、150万本程度の出荷量です。さらに調査会社の推計によれば、我々の国内シェアは1割弱となっています。だとすれば、国内のアフターグリップ市場は1500万本ほどになるわけですが」 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/iomic.jpg" alt="iomic" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47995" /> そこでGEWは、国内の主なグリップメーカーにアフター用の出荷量と推計シェアを尋ねてみた。その結果、イオミックが推計する1500万本よりは少なく、「1300万本前後」の市場規模が妥当と考えられる。 この「1300万本」の市場を巡り、様々なメーカーが売り込み合戦を行っている。最大手のゴルフプライドを筆頭にイオミック、STM、ジオテック、ワークス、ウィン、スーパーストローク、ムジークなど十数社が、細長いゴム棒を懸命に売り込んでいる。酷暑の中、営業マンの苦労が察せられる。 <h2>グリップは意外に儲かる</h2> グリップの平均売価は、ウッド・アイアン用で1500円程度、パター用が3500円といったところで、有賀園ゴルフの有賀史剛社長によれば、 「交換の工賃は1本300円ほどで、グリップ自体は定価販売です。一見小さな売上ですが、長い目で見れば利益を確保できます。近年、クラブを自分用に組み立てるカスタムが注目を集めており、この傾向に照らせばグリップは市場活性化の起爆剤になるでしょう」 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/grip-ko.jpg" alt="グリップ交換作業" width="788" height="525" class="size-full wp-image-47990" /> グリップ交換作業 クラブは割引合戦が常態化しているが、グリップは「定価販売」が通用するという。専門店がグリップに注力する一因だ。 それだけに、グリップメーカーの売り込み合戦は熾烈を極める。地味な部品だが、その性能を専門店に認識させ、ゴルファーに伝える作業が求められる。 その際、代表的な手法が「グリップ交換会」で、これに注力するのがSTMだ。同社の設立は2013年、プラスチック加工業を営むキンジョという会社が母体。樹脂系素材のエラストマーを使用した「異硬度二構造」という特徴を掲げてグリップ市場へ参入した。中村常務が参入当時を振り返る。 「当初は量販店に持ち込んでも、まったく相手にされませんでした。最大の課題は知名度の低さです。これを解決するためにプロとも契約しましたが、取引店は増えなかったのです。 そこで、自分たちでゴルファーに直接アピールしようとなりました。直接現場に出向いて、グリップ交換会を実施する。よければ買ってくださいと、直販にシフトしたのです」 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/stm.jpg" alt="stm s-1" width="788" height="197" class="size-full wp-image-47979" /> STM S-1グリップ ゴルファーのグリップへの関心は薄い。それたけに、直接性能を体感してもらう施策が重要だった。 その足掛かりは、ゴルフ場運営大手のアコーディア・ゴルフだったという。まず、アコーディア系列の練習場2ヶ所に持ち込み、それぞれ2日間の交換会で各100本以上販売した。同社の戦略が面白いのはここからで、 「交換会で得た利益をすべてショップに還元したのです。グリップ交換は利益が取れる、そのことを売場に意識させたかった」 以来、同社は交換会に注力する。現在は年間150回で、3人の営業マンが常時1000本の在庫を営業車に積んで東奔西走。交換会は単に販売だけではなく、製品に対するゴルファーの声を直接聞けることも利点だという。 この点に同調するのがイオミックの古東専務である。 「消費者からグリップへの要望や改良点が聞けることは、開発にとって重要です。当社では年間60回ほど交換会を開催して、ブランドのファンを増やしています」 <h2>グリップ在庫6000本の工房</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/golf-remix.jpg" alt="CRAFT SHOP GOLF REMIX" width="788" height="525" class="size-full wp-image-47987" /> CRAFT SHOP GOLF REMIX グリップの重要性をアピールするショップも増えている。千葉県の工房、ゴルフリミックスは専門量販店も顔負けの物量作戦を展開。月間のグリップ交換量はなんと1000本にもなるのだとか。藤田典紀代表によれば、 「グリップの取引メーカーは約20社で、600種類を10本ずつとして6000本程度を在庫しています。ここまで大量に扱っている工房は珍しいと思いますが、その目的はゴルファーの選択肢を広げるだけではなく、工房の敷居を下げる狙いもあるんですよ」 ゴルフ工房は、初心者にとって敷居が高い。特に女性ゴルファーにとっては「怖そうなおじさんがエプロンつけて働いてる」と奇異に映る面もあるようで、心理的な圧迫感は否めない。銀座の高級寿司店と同様、入ったらいくらとられるかわからない、そんな不安感が顧客の広がりを抑制する。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/golf-remix2.jpg" alt="GOLF REMIX店内" width="788" height="525" class="size-full wp-image-47988" /> GOLF REMIX店内 藤田代表は、そんな疑念を払拭するためにグリップ交換を活用しているという。どういったことか? 「工房の初心者にはまず、低料金のグリップ交換から提案します。グリップを換えるだけで打ちやすくなる。そのことを実感してもらえれば、工房への認識も変わるでしょう。 千葉県はゴルフ銀座ですからね、研修生あがりのレッスンプロが多いんですよ。当店は20名ほどのレッスンプロと密な関係を築いて生徒を送客してもらっています。まずはグリップ交換を体験して、慣れてからクラブ販売につなげるという流れです」 「エプロンのおじさん」から高いクラブを売りつけられそう。そんな不安を払拭するには「工房慣れ」してもらう必要がある。低価格のグリップ交換は、その意味で最適な商材だとか。 <h2>ドライバーより儲かる?</h2> 長い目でみれば、価格競争に陥り難いグリップ交換は利益が計算できるビジネスといえる。まとまった量を捌ける専門量販店にしてみれば、地味ながら利益が計算できる商売だ。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/grip3.jpg" alt="ゴルフ グリップ" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-47993" /> 前出の有賀園ゴルフは交換工賃300円だが、仮に月間1000本を交換すれば30万円、年間360万円の「純利」という見方もできる。 それがどれくらい魅力的なのか。たとえば1本5万円のドライバーを粗利2割で売った場合、1万円が手元に残る。するとグリップ交換で得られる360万円の利益は、ドライバー360本分の販売量に相当する。交換工賃は「技術料」だから、値引きを求めるゴルファーもいないだろう。 さらにグリップ自体も定価販売となれば、その粗利も加わるためかなりの利益を稼げるわけだ。専門店が重視するのも頷ける。 ただし、もっとも重要なのはグリップの性能アップ。いくらカスタム流行りの傾向とはいえ、グリップの性能が優れていなければ交換するメリットはない。この点、どうなっているのだろうか。実は、各社ともオリジナリティを発揮するために様々な工夫を凝らしている。 <h2>高性能グリップの実情</h2> グリップは地味な部品だが、ゴルファーとクラブをつなぐ唯一の接点であり、重要なパーツに位置づけられる。そのため各社の開発は素材、構造、デザイン等で差別化を図り、他社と優位性を競っている。 『ゴルフプライド』のグリップを輸入販売する日本フェィウィックは昨年10月、「アライン技術」を搭載した製品『アライン』を発売した。 野球ボールには制球するための盛り上がったライン(縫い目)がある。これと同じ盛り上がりをグリップの裏面に施したのが「アライン技術」で、従来のグリップに比べて表面硬度が50%高い専用素材(ファーマーマテリアル)を採用したとか。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/08/golf-pride.jpg" alt="GOLF PRIDE アライングリップ" width="788" height="300" class="size-full wp-image-47981" /> GOLF PRIDE アライングリップ これにより方向性と操作性が高まると同社は主張している。 また、樹脂系素材のグリップに先鞭をつけたイオミックは『Xグリップ』と『Stacky』を主力製品にしている。同社は豊富な色遣いでグリップをおしゃれに仕上げた実績があるが、実は独自の計測器を開発するなど構造の研究にも余念がない。 そのひとつが「グリップトルク計測器」だ。グリップには肉厚があり、スイング中、シャフトに接着された内側と手で握る外側がねじれ(トルク)てしまう。 そのトルク量を測定した結果、インパクト時のグリップの平均的なトルクは0.4~0.6mmであるとして、独自の算式で、0.1mmねじれると100m先の着弾地点で1.33mのブレが生じることがわかった。製品開発にはこの点をフィードバックさせたという。 一方、STMの『S-1』は「異硬度二層構造」を採用したもの。1層目に399個の星型を配した「土台」を設け、高硬度素材の採用でインパクト時のねじれを軽減させた。 星型の土台は滑りの軽減に役立つもので、2層目の表面は硬度の柔らかい素材でフィット感を改善。エラストマーを使った2層構造は素材の性質により、金型の成型が難しいため、金型メーカーの選定には苦労したという。 また、ワークスが販売する『パーフェクトプロ』は振動吸収性に優れた合成ゴムの「ABR」を採用し、インパクト時の衝撃を25%緩和できたという。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/05/perfectpro8.jpg" alt="パーフェクトプロ" width="788" height="525" class="size-full wp-image-43839" /> パーフェクトプロ 以上はほんの一例だが、各社とも独自路線で他社との違いを訴求している。 30年以上前の話だが、タイヤ各社は「黒くて丸いゴム製品」をブランド化するために、ブリヂストンが『レグノ』、横浜ゴムは『アドバン』など「スポーティなタイヤ」を意欲的に投入した。横浜ゴムはゴルフ市場へ参入する際、アドバンチームから人材を選抜して「プロギア」を立ち上げた経緯がある。 シャフトもかつて、クラブのパーツに過ぎなかったが、藤倉ゴム工業の『スピーダー』や日本シャフトの『950』がブランド化に成功して、付加価値商品に仕上げている。クラブメーカーのカタログには、シャフト各社の「ブランド製品」が掲載され、好みのシャフトを装着できることを謳っている。 換言すれば、クラブメーカーはシャフトメーカーの「ブランド力」に期待する面が大きいわけだ。 今、グリップ各社も同様の道を志向する。クラブメーカーの発表会ではシャフトの性能に言及するケースが多いのだが、グリップに触れることはほぼ皆無で、存在感はまだまだ薄い。しかし、部品からブランド製品に脱皮すれば成長の余地はまだまだある。カギは、グリップの重要性をどれだけ認識させられるかだ。
    (公開)2018年08月14日
    アメリカ生まれのラバーグリップ<strong>『PURE GRIP(ピュアグリップ)』</strong>と、飛び性能を引き出す二層構造グリップ<strong>『ROYAL GRIP(ロイヤルグリップ)』</strong>を永井プロに検証してもらいました。2つのグリップの実力は?   1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞   PURE GRIP(ピュアグリップ) <h3>工房の腕が発揮できる本当にニュートラルなラバーグリップ</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/06/fdr4.jpg" alt="FDR PURE GRIP(ピュアグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44992" /> 『ピュアグリップ』は、握った印象がとてもソフトですね。モチッとした質感で手に吸い付くようなフィーリングなので、使用者を選ばない。上級者から初心者までどんなタイプのゴルファーでも自然に握れますし、スイングの大敵である「力み」も解消できそうです。 『ピュアグリップ』の最大の特徴は溶剤を必要とせず、エアコンプレッサーで装着できること。一般的に溶剤を使うと固まるまで待たなければいけませんが、『ピュアグリップ』は装着後すぐにクラブが振れます。お客様にとっては直ぐに打つことができるので、満足度が高められます。 そしてもう一つの特徴が、グリップエンドが、一般的なものよりも細いこと。グリップエンドが太いと握るところが決まってしまうのですが、このモデルのように細ければ自分で持つ長さを調整できます。自分のフィーリングで握れるニュートラルなグリップなので、工房でもそれぞれの顧客に合わせやすく、店主の腕を発揮しやすいモデルともいえます。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/06/fdr1.jpg" alt="FDR PURE GRIP(ピュアグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44983" /> また、色も原色に近いポップなカラーなので、番手で色を変えるのも楽しそう。ドライバーは燃える赤で飛ばし、アイアンはクールなブルーで冷静にグリーンを捉える。そして、ウエッジはグリーン周りの小技をイメージさせる緑など、ショット毎に自分の意識とグリップのカラーをリンクさせるのも面白いでしょう。 <ul> <li>両面テープ/溶剤不要。エアーで装着しその場で使える。</li> <li>素材:合成ゴム</li> <li>サイズ:0.600ラウンド</li> <li>重量:48g±2g(ホワイトは52g±2g)</li> <li>色:ホワイト、グリーン、ブルー、グレー、レッド、ブラック</li> <li>価格:1500円+税</li> </ul> ※今回テスト、画像掲載しているのは『PURE PRO』モデル。表面にラジアルパターンを施した『DTX』や、パター用の「MIDSIZE PUTTER」も発売中。   <iframe src="https://www.youtube.com/embed/5W2YMlVxBaY?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe>   <h2>ROYAL GRIP(ロイヤルグリップ)</h2> <h3>フェースローテーションをすごく実感できる繊細なグリップ</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/06/fdr3.jpg" alt="FDR ROYAL GRIP(ロイヤルグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44991" /> 『ロイヤルグリップ DL(デュアルレイヤー)』は、一層目(内側)を硬く二層目(外側)をソフトにして低トルクとソフトなフィーリングを実現。一層目の硬い素材をスタビライザーとして表面(二層目)に出すことで、柔らかい二層目の動きを抑制し、スイング中に余計なトルクが発生しないのが特徴だ。 実際に打ってみると、すごくしっかりしています。スイング中にグリップが捻じれないので、フェースが開いたり閉じたりといったクラブの挙動を直に感じます。自分がどういうスイングをしているのか、そのフィードバックが明確です。 例えば、ダウンスイングでフェースを開いたと感じればフェースを戻す。逆にフェースが閉じれば開くなど、スイング中のミスも修正できるわけです。グリップが自分のスイングで何が起きているのかを教えてくれるセンサーみたいな感じですね。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2018/06/fdr2.jpg" alt="FDR ROYAL GRIP(ロイヤルグリップ)" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-44984" /> 『DL』は、しっかり握れるので非力なゴルファーにもオススメできます。手元の感覚が繊細になるのでまずはウエッジに装着してほしい。きっとボールをしっかりと捉える手の感覚が習得できるはずです。 <ul> <li>構造:二層構造</li> <li>素材:エラストマー樹脂</li> <li>サイズ:0・600(バックライン有/無)</li> <li>重量:48g±1g</li> <li>色:ブラック/ブルー、ブラック/イエロー、ブラック/オレンジ、ブラック/ホワイト、ブラック/レッド</li> <li>価格:1850円+税</li> </ul>   <iframe src="https://www.youtube.com/embed/9q8O023iqb4?rel=0" width="788" height="433" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <h2>商品のお問い合わせ</h2> <strong>株式会社FDR</strong> TEL:フリーダイヤル0120-000-813(フラッグ内) <a href="http://fdrgolf.co.jp" rel="noopener" target="_blank">http://fdrgolf.co.jp</a>
    (公開)2018年06月26日
    1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 WINNグリップの『スパイラルプラス』にホワイト/レッドの新色が追加しました。ルール不適合ではありますが、この凹凸のラップタイプのグリップが、どのような機能を持って、どのようなゴルファーに効果的なのか? それを検証したいと思います。 試打した印象 アドレスしてボールに向き合った瞬間に、この凸部分の柔らかさ、厚みが、グリップすると押し返すような感触です。そのような特徴をもったグリップとゴルファーが、グリップを握ったりワッグルするなどショット直前の動作の中で、その凸部の適度な柔らかさや反発力で、余計な力みが排除されますので、良いイメージを持ってスイングを始動することができましたね。 よく例えられることですが、骨でグリップを握るという言葉があります。言い換えると、関節または骨格でグリップを握るということです。一方で筋肉でグリップを握る場合は、グリップを強く握ってしまい、これが力みに繋がるということで、力みのないグリップが骨で握るグリップです。 この『スパイラルプラス』は、骨格で握るグリッピングに自動的に誘ってくれます。それに加え、スイングが始まると遠心力でグリップに負荷がかかりますが、それがスイングの何処のポジションで負荷がかかっているのか、どのポジションで強く握り過ぎているのかが分かるグリップです。そのような意味ではスイングが向上するグリップだと思いますよ。 <h2>どのようなゴルファーにオススメ?</h2> この凹凸の部分が手の平に引っ掛かりますから、握力の弱いゴルファーや力むゴルファーには最適です。また、グリップを強く握り過ぎてグリップの摩耗が激しいゴルファーなどには、原因を追及するために活躍しそうなグリップです。 それに加え、ほぼ触らないグリッピングや触っている程度の握りで十分機能するグリップですから、アプローチウエッジなどに装着して、様々な力加減で「寄せ」を磨くには最高のグリップではないでしょうか。そのような意味では、ゴルファーにとって『スパイラルプラス』の活用方法は、スコアアップに繋がりそうですね。 外見的にもインパクトがありますから、13本全部交換するのはゴルファーにとって勇気が要ることかもしれません。ですから、まず、アプローチウエッジ1本から装着してみるというのも、ゴルフが上達して楽しくなる第一歩だと思います。 <iframe width="788" height="433" src="https://www.youtube-nocookie.com/embed/PRHdBMdpLSQ?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe> <h2>商品データ</h2> 日本市場専用モデルのウッド・アイアン用グリップ『スパイラル プラス』に新色ホワイト/レッドが追加発売される。特長は商品画像の通りで、ラップ式だがその中央が盛りあがっており、その高さは2mm。 米ウィン社は近年、釣竿用グリップの製造販売にも乗り出しており、釣竿用グリップ『コンツアー』をヒントに日本主導で開発されたのが『スパイラル プラス』というわけだ。その特徴は、手の引っ掛かる凹凸感だろう。 重量は48g±2g、サイズは内径 0.60、素材はドライETXで、柔らかさや衝撃吸収力などは、通常のウィングリップと同様で、軽く握ることで体全体の力が抜けて、一体感の生みスイングを安定させるという。 <h2>商品のお問い合わせ ブロッサム</h2> TEL:03-5470-1582 <a href="http://www.blossom-trade.com" target="_blank">http://www.blossom-trade.com</a>
    (公開)2017年11月08日
    ゴルフプライドを展開する日本フェィウィックは10月から順次、『MCCALIGN』の『MCC Plus4 ALIGN』をスタンダードサイズ、ミッドサイズをそれぞれ発売する。 グリップの裏面に注目してもらいたのが、このグリップ。「ALIGNテクノロジー」と呼ばれる、独自のパフォーマンス素材で作られた稜線(盛り上がった線)がグリップ裏面に配してあり、グリップを握る際に毎回同じように手を添えることが可能という画期的なグリップだ。 この「ALIGNテクノロジー」は4つの特徴から形づくられているが、その盛り上がり自体を「レイズドリッジ」(下記)と呼び、これによってクラブフェースが何処を向いているのかが分かる仕組みになっている。 <a href="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I01.jpg"><img class="wp-image-32272 size-thumbnail" src="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I01-150x150.jpg" alt="" width="150" height="150" /></a> レイズドリッジ その「レイズドリッジ」は、その他の部分のゴム素材より、硬さが約50%も硬い「ファーマー・マテリアル」(下記)という素材で「レイズドリッジ」自体を強烈にアピール。 <a href="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I02.jpg"><img class="wp-image-32275 size-thumbnail" src="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I02-150x150.jpg" alt="" width="150" height="150" /></a> ファーマー・マテリアル 加えて、「レイズドリッジ」の両側には溝「CARVED CHANNEL」(下記)が刻まれており、ゴルフクラブにグリップを装着した際に感触が際立つように設計されている。 <a href="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I03.jpg"><img class="size-thumbnail wp-image-32280" src="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I03-150x150.jpg" alt="" width="150" height="150" /></a> 「レイズドリッジ」両側の溝「CARVED CHANNEL」 そして最後のテクノロジーが「マイクロ・ダイヤモンド・テクスチャー」。これは盛り上がり部分「レイズドリッジ」に施されたパターンで、グリップを握った際に食いつき感と一貫した手のポジションを提供するデザインだ。 <a href="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I04.jpg"><img class="size-thumbnail wp-image-32281" src="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I04-150x150.jpg" alt="" width="150" height="150" /></a> マイクロ・ダイヤモンド・テクスチャー 『MCC ALIGN』と『MCC Plus4 ALIGN』は、ともにスタンダードサイズとミッドサイズをラインアップしているが、クラブを短く持つ場合もあるウエッジなどは、グリップした時に右手部が細くならない『MCC Plus4 ALIGN』を選ぶなど、クラブの用途に合わせてその太さを選択可能だ。 テスト試打を行ったゴルフ工房「ゴルフマジック」代表の鹿又芳典氏は、「MCC ALIGN」を絶賛しており、 「こんなにも手の中で緩まずにフィットするグリップは初めて!」と太鼓判を押している。さらに、 「フィット感が高いので、余計なチカラを入れることなく軽く握ることができます。軽く握ることができれば力まないから、クラブを速く振ることもできるし、バンカーショットやラフからのショットのような抵抗を感じるショットでも、フェースのコントロールがしやすい。オススメのグリップです」と付け加えている。 <img class="aligncenter wp-image-32282 size-medium" src="http://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/171026I05-300x93.jpg" alt="" width="300" height="93" /> 10月より順次店頭にお目見えするので、まずはゴルフショップで「MCC ALIGN」を握ってみよう。 商品の問い合わせは日本フェィウィック・ゴルフ営業部へ、03-6262-6176。
    (公開)2017年10月26日
    ローズマークグリップの日本代理店であるテイクバックはこのほど、『ROSEMARK GRIP 1・38』を発売した。 六角形のパターグリップで、知る人ぞ知るグリップ。人間の手の平の関節にフィットするような形状で、ヘキサゴン理論に基づく六角形デザインが、手、指、手のひら、指関節に完璧にフィット。 グリップに余計な力が加わらないことで「テンションフリーストローク」(緊張しないストローク)を実現。安定したパッティングストロークと高い再現性をもたらすという。 世界No1プレーヤーになったリディア・コが使用したことで注目を浴びたグリップだ。 今回はそのシリーズに『1・38』が追加発売。1・38というのは、グリップの太さをグリップエンドの縦の長さで測ったサイズ。単位はインチで、1・38は縦の長さが約3・5㎝。これまでの『1・25』は約3・2㎝、『1・52』は3・8㎝だから、中間のサイズということになる。また長さも『1・25』そして『1・52』ともに約28㎝だったのに対し、『1・38』は約33㎝と比較的長いグリップという位置づけだ。 これまでの『1・52』は、その太さで直線的なストロークを導き、ストロークの高い再現性をサポートするグリップ。一方の最も細い『1・25』は、その細さから伝わる打感のフィードバックをゴルファーが感じ取れるとグリップとして展開していた。その間となる『1・38』は打感と操作性を融合したモデルとして展開していく。 カラーラインアップはブラック/シルバー、オレンジ/ホワイト、パープル/ホワイトの3色を展開する。価格は1本4800円と高額だが、アイアンなどのグリップを複数本交換するより、パターグリップ1本のグリップ交換が、リスクも少なく、チャレンジしやすい。世界No 1プレーヤーを支えた「ローズマークグリップ」を試す価値はありそうだ。
    (公開)2017年09月11日
    悲願の全英オープン制覇を成し遂げたジョーダン・スピース。その14本すべてに装着されているのが、近年ツアーでも勢いを増しているスーパーストローク。 スイングクラブには『S-Tech』(黒、写真は青)、そしてパターには『FLATSO1.0』を装着し、通算11勝目、メジャー2勝目となる価値ある勝利を成し遂げている。 スーパーストロークが知名度を上げたのは日米のツアーで使用され、その独特の極太グリップが多くの勝利に貢献したことでメディアに取り上げられることが多くなった。 パター用の多層構造グリップが独特の柔らかさと、太さによる手首の余計な動きを抑制する特性がプロ・アマ問わず、多くのゴルファーに受け入れられている。 <img src="https://www.gew.co.jp/news/wp-content/uploads/sites/5/2017/07/170724Y3.jpg" alt="" width="651" height="155" class="aligncenter size-full wp-image-28690" /> 最近ではパター用グリップのサイズバリエーションも増加し、様々なゴルファーに受け入れられるとともに、ラバー製スインググリップ『S-Tech』、多層巻きウレタン系スインググリップ『クロスコンフォート』もラインアップし、パター用だけではなくスインググリップも脚光を浴びている。 今回のジョーダン・スピースの全英制覇によって、さらに注目されそうだ。 商品の問い合わせは販売代理店スポーツティエムシーへ、03-3769-5021。 <a href="http://www.superstrokejapan.com/" target="_blank">スーパーストロークwebサイト</a>
    (公開)2017年07月24日
    永井延宏プロがWINN グリップ WINN プロ Xを徹底検証! その評価は? 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 チェックポイント <ul> <li>使うパターヘッドはシャープか、大型か?</li> <li>右手、左手の仕事量でサイズを選ぶ</li> <li>流行のパッティングスタイルならミッドサイズ</li> </ul> <h2>ヘッド形状、ヘッドからの情報取得量で選べる4サイズの『ブロッサム/WINN PRO X』</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/1706winn_1.jpg" alt="ブロッサム WINN グリップ WINN プロ X" width="650" height="433" class="aligncenter size-full wp-image-936" /> まずは見た目がビビットで、デザイン性に富んでいますね。 最初に試打したのが、スタンダードサイズです。スタンダードサイズはピストル形状が一番分かり易い形状で、左右の手の仕事の役割が違います。 左手の握る部分がやや細身で、左手で支えて、右手でストロークするゴルファーに最適。また、ヘッドサイズはコンパクトでフィーリングを感じやすいようなヘッド形状のパターに装着することで、インパクト時の打感、振動を感じながらストロークできるグリップです。   次にミッドサイズです。ミッドサイズもピストル形状ですが、サイズアップしたことで側面のアーチが緩やかになります。それによって左右の手のフィーリングの違いも少なくなってくるサイズです。 このグリップではスタンダードサイズのグリップより、ヘッドサイズの許容範囲が広くなります。具体的にはマレット形状のパター、フェースバランスのパターなどにもマッチします。 また、グリップ側面の左右形状に差異が無いことで、クロスハンドやクロウグリップなど、最近トレンドのグリップにも対応するでしょう。   次にオーバーサイズです。オーバーサイズからグリップ正面のフラット度合いが強くなりますね。 スクエア感も強調されており、手元の情報(面や線)を感じやすい形状ですので、ラインを出す、フェース面をコントロールするなどパターの方向性の操作を、手元の情報で行いたいゴルファーにとって、オーバーサイズの形状が生きてくると思います。   最後にウルトラビッグサイズです。オーバーサイズを大きくしたグリップですが、このウルトラビッグサイズは太・軽なグリップです。もちろん、フラットな面を感じますので、オーバーサイズと同様に手元の情報でパターをコントロールする。それに加え、距離も手元の情報で操作するグリップという位置づけですね。 総合的には、ターゲットとなるゴルファー、使うパターが明確で、フィッティングしやすいグリップです。 <iframe width="788" height="443" src="https://www.youtube-nocookie.com/embed/jOmOfXQJxGw?rel=0&amp;controls=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe> <h2>商品データ</h2> 4月下旬、ウィングリップの日本代理店であるブロッサムは2013年に発売した『WINN PRO X』に新色・新サイズを追加した。 『WINN PRO X』は、「より速いグリーン、より少ないストロークアクション」との考えから、数多くのツアープロを指導してきた世界No.1コーチのブッチ・ハーモン氏と共同開発したモデルで、太グリップ・ノンテーパー形状というのが特長だった。 今回の追加ラインアップは、形状もピストル型になった。サイズは、スタンダード(M8-WPX/55g±2.5g)、ミッドサイズ(68-WPX/74g±3.5g)、オーバーサイズ(78-WPX/75g±3.5g)、ウルトラビッグサイズ(J8L-WPX/53g±2.5g)と4モデルを用意。 素材はDRY-ETXを採用して全天候対応型で、吸着力と滑り防止パフォーマンスを提供し、ショック吸収性を携えた柔らかく、クッション性の高い手触りが特長。さらに、形状的にはピストル形状に加え、グリップ正面がよりフラットになり、ターゲットに合わせやすい形状になっている。 ■価格 スタンダードサイズ:3800円 ミッドサイズ:3900円 オーバーサイズ:4100円 ウルトラビッグサイズ:4800円 <h2>商品のお問い合わせ ブロッサム</h2> TEL:03-5470-1582 <a href="http://www.blossom-trade.com" target="_blank">http://www.blossom-trade.com</a>
    (公開)2017年06月22日
    永井延宏プロがワークス perfect pro X HOLDを徹底検証! その評価は? 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 チェックポイント <ul> <li>しなやかに振れるラバー</li> <li>しっかりインパクトできるコード</li> <li>左右の手の役割分担が見えるハーフコード</li> </ul> <h2>グリップの存在感が抜群! 手元のテクニックを最大限活かせる3タイプ</h2> 『パーフェクトプロ Xホールド』は従来、ラバータイプとコードタイプの2機種でしたが、今回ハーフコードタイプが追加されました。そこで改めて、3タイプをテストしてみましょう。 まず、『Xホールド』全体の印象ですが、すごくテーパーがはっきりとついているので、左手は太目でしっかり、右手は細目でソフトに握れます。 そして、商品名にもなっていますが、そのホールド感のよさですね。表面に細かく施された「Xパターン」のXの角というか溝の部分が手にしっかりと引っかかるので、グリップに緩みが出ません。また、このデザインは水分を弾く効果もあるので、雨や汗がグリップについても滑り難い。梅雨の時期などにもいいでしょうね。 あと、『Xホールド』にはグリップとしての存在感があります。肉厚で握った感じもしっかりしているので、手元の感覚をすごく感じることができます。 そういった点がツアープロからも好まれる理由でしょう。 『Xホールド』はツアーの愛用者も多いと聞きますが、使用プロに共通しているのが手元を止めてヘッドを走らせたり、ヘッドを上手く止めてアイアンでライン出しするなど、手元のテクニックを上手く活かすプロが多いのが特徴です。ヘッドやシャフトは替えるけどグリップは替えない。手元を止めやすいという『Xホールド』の特徴を上手く利用していることが伺えますね。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/1706works_1.jpg" alt="ワークス perfect pro X HOLD" width="788" height="525" class="size-full wp-image-929" /> 手元の感覚をすごく出しやすいので、テクニックを最大限に活かせる 次に個別のタイプですが、まずはラバー。すごく手に馴染むオーソドックスなタイプなので打ち手を選ばないでしょう。また、グリップ自体のソフトフィーリングも感じやすい。このタイプは軽めでしなりの大きいシャフトを使うとよりスムーズなスイングがしやすくなります。 次にコードですが、ラバーよりもさらにしっかりしていますし、重量感もあるのでカウンターバランスに近い感覚を得やすいですね。だから、やや重めのシャフト、例えばアイアンのスチールシャフトでしっかりと手元を止めてインパクトで厚いターフを取っていくゴルファーにマッチするでしょう。 そして、今回登場したハーフコードは左手の部分にコードを採用したタイプです。このデザインだと左手のしっかり感と重量感をハッキリと感じることができる一方で、右手はラバーなのでソフトなフィーリングが得られます。 こういうタイプは、左右の手の役割分担がすごく見えやすい。例えば、スイングのコッキングなど左手と右手の仕事の違いがイメージとして湧きやすいですし、右手でフェースのコントロール、左手でシャフト全体を上手く捌くといったスイングイメージも出やすいですね。 特に、アドレスした時にそういったイメージができるというのは、打つ際の迷いも取り除いてくれることになる。コースをプレーする上で非常に大切な要素だと思います。 総括としては、やはりグリップしての完成度が高いので手元の感覚を重視したいゴルファーに強くおススメできますし、グリップでスイングの悩みを解決できる機能性もあるので、是非一度使ってみてください。 <iframe width="788" height="443" src="https://www.youtube-nocookie.com/embed/aDVp5rNSj7k?rel=0&amp;controls=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe> <h2>商品データ</h2> <h3>Xホールドラバー</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/1706works_perfect-pro_1.jpg" alt="perfect pro Xホールド ラバー" width="650" height="433" class="aligncenter size-full wp-image-930" /> <ul> <li>素材:ABR</li> <li>カラー:レッド、オレンジ、イエロー、Eグリーン、スカイブルー、ブルー、ピンク、ブラック </li> <li>重量:49g(±2g) 口径:M60/M60R</li> <li>価格:オープン</li> </ul> <h3>Xホールドコード</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/1706works_perfect-pro_2.jpg" alt="perfect pro Xホールド コード" width="650" height="433" class="aligncenter size-full wp-image-931" /> <ul> <li>素材:ABR</li> <li>カラー:レッド、オレンジ、イエロー、Eグリーン、スカイブルー、ブルー、ピンク、ブラック </li> <li>重量:50g(±2g) 口径:M60/M60R</li> <li>価格:オープン</li> </ul> <h3>Xホールドハーフコード</h3> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/1706works_perfect-pro_3.jpg" alt="" width="650" height="433" class="aligncenter size-full wp-image-932" /> <ul> <li>素材:ABR</li> <li>カラー:レッド、オレンジ、イエロー、Eグリーン、スカイブルー、ブルー、ピンク、ブラック </li> <li>重量:50g(±2g) 口径:M60/M60R</li> <li>価格:オープン</li> </ul> <h2>商品のお問い合わせ ワークス</h2> TEL:048-422-7333 <a href="http://perfectpro.jp/" target="_blank">http://perfectpro.jp/</a>
    (公開)2017年06月21日
    永井延宏プロがフラッグ ROYALグリップ DLを徹底検証! その評価は? 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 チェックポイント <ul> <li>しっかり握れてクラブの重さに負けない</li> <li>分厚いインパクトで方向性がいい</li> <li>リストが解け難くミスが減る</li> </ul> <h2>しっかり握れるからクラブの重さに負けない。操作性を求めるゴルファーにおススメ</h2> フラッグからロイヤルグリップのニューモデル『DL(ディ・エル)』が登場しました。このモデルの特徴は、二層構造(デュアルレイヤー)になっていること。一層目に硬いエラストマーを使って、その中に44個もの「スタビライザー」と呼ばれる突起をつけています。 また、二層目にソフトなエラストマーを使ってフィーリングをよくしているのですが、「スタビライザー」がソフトな素材の余計な動きを抑制してくれるのでスイング中に発生するトルクを抑えてくれる。それが優れたクラブの操作性を生み出すという触れ込みです。 まず、グリップした印象は、やや細身な感じがします。そして打ってみて感じるのが、シャフトを直接持っているようなフィーリングがあるということ。このフィーリングは、薄肉軽量グリップなど薄いグリップの使用感などで表現される言葉で悪い意味で使われるケースが多いのですが、『デュアルレイヤー』の場合はいい意味です。 換言すれば、シャフトを握っているような感覚でしっかりと握れるということですね。だから、スイング中に働くヘッドやシャフトのトルク、そしてクラブの重さに全く負けない。特に、スイング中にヘッドの重みで身体から離れていく遠心力、フェースが開こうとする力に対して、グリップが振り負けないのでとてもよくクラブをコントロールできますね。 グリップの動きがすごく安定するので、上級者にとってはややハンドファーストのインパクトがしやすくなります。その結果、インパクトロフトが立つので厚い当たりになりやすく、切れ味鋭いアイアンショットが打ちやすいと思います。ライン出しなど方向性がカギを握るショットも安定するでしょうね。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/1706flag_1.jpg" alt="フラッグ ROYAL GRIP DL" width="788" height="525" class="size-full wp-image-922" /> クラブの重さにグリップが振り負けないから操作性が抜群です また、初心者にもいいと思います。ビギナーは手元をしっかりと握れないのでリストが解けるミスが多いのですが、『DL』グリップがしっかりと手元を支えてくれるので飛距離アップにもつながりそうです。 手元がすごくしっかりするのでヘッド重量が重めのタイプから試してみるのも一つのアイデアだと思います。ヘッド重量が重いウエッジに装着しても、その重さをしっかりと受け止めてくれるので、ショートゲームの安定感が向上する可能性は高いでしょうね。 そして、徐々にフィーリングに慣れながら長い番手にも使用していけば、長くなっても安定感のあるショットが打ちやすくなるでしょう。 さらに、ドライバーなどの長い番手でも手元がしっかりするのでエネルギーロスが少ない。ソリッドで飛距離の出る弾道も打ちやすくなるはずです。 以上、『DL』グリップはとても高機能なグリップですが、カラーも楽しめそうです。ベースは黒ですが、「スタビライザー」の色違い5種類を用意しているので、セッティングの中で色を変えてみるといった遊び心も楽しめそう。 いずれにしろ、ちょっと技術に悩んでいる人、自分のクラブの印象を変えたい人のゴルフを、劇的に変える可能性が十分にあるグリップだと思いますので、是非一度試してほしいですね。 <iframe width="788" height="443" src="https://www.youtube-nocookie.com/embed/BH0ycWeM740?rel=0&amp;controls=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe> <h2>商品データ</h2> <ul> <li>素材:エラストマー</li> <li>カラー:ブラック/ホワイト、ブラック/ブルー、ブラック/レッド、ブラック/イエロー、ブラック/オレンジ</li> <li>重量:48g±1g</li> <li>バックライン:有・無</li> <li>口径:0.6インチ用</li> <li>価格:1850円(税別)</li> </ul> <h2>商品のお問い合わせ フラッグ</h2> TEL:0120-000-813 <a href="http://royalgrip.jp/" target="_blank">http://royalgrip.jp/</a>
    (公開)2017年06月20日
    永井延宏プロがイオミック iXx グリップを徹底検証! その評価は? 1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞 チェックポイント <ul> <li>抜群のロートルクでクラブの挙動が安定</li> <li>力を入れなくてもしっかり持てる</li> <li>クラブが走る抜群のスピード感</li> </ul> <h2>力みを排除する独自設計が生み出す圧倒的なスピード感</h2> <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/170619iomic_1.jpg" alt="イオミック iXx GRIP" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-903" /> イオミックはエラストマーグリップの先駆者ですが、機能で特徴的なのがグリップのトルクを抑えた「LTC」(ロートルクコンロトール)デザインです。これはグリップのトルクを抑制することでクラブの操作性が上がりインパクトのエネルギー効率を高める効果があるもの。そんなベーシックな機能性に、新規性能を加えたという『iXx』を早速打ってみました。 まず初めに感じるのが、やはりロートルク感ですね。いい意味でクラブの邪魔をしないというか、グリップが主張し過ぎないので、シャフトの挙動やヘッドの動き、インパクトのフィーリングがとてもよく手に伝わってきます。 そして、このモデルの最大の特徴といえるのが、左右の手を握る部分で大きなデザインチェンジを図っていることです。左手は二つのXの文字の中にツブツブした突起を幾つも配している一方、右手はとてもソフトに握れるスタンダードなデザインを施している。左右の手の感触が大分違います。 特に、左手部分のデザインが特徴的。まず、ツブツブした突起に対して強く固く握ろうという意識が働かないので、余計な力みが出ません。印象としては、掌にグリップを引っ掛けるというイメージが湧きやすいデザインです。軽く引っ掛けるとしっかりとグリップできないと思う人がいるかもしれませんが、『iXx』は強く振っても一切抜ける感じがありません。逆に、シャフトがよくしなってヘッドも走るので遠心力が高まってスイングにスピード感が出ますね。俗にいう力が抜けたリラックスした状態でスムーズなスイングにもつながります。 <img src="https://www.gew.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/1706iomic_2.jpg" alt="イオミック iXx GRIP" width="788" height="525" class="size-full wp-image-920" /> 余計な力が全く入らないので、スムーズなスイングにつながる。 このグリップは、スタンダードサイズの「1.8」とやや太めの「2.3」の2機種を用意しているので、自分の手のサイズや指の形にしっくりくるサイズを選んでもらえば、とても面白い結果が得られるでしょう。 具体的な効果ですが、例えば『iXx』はドライバーにおいてはスイングの遠心力がより強く働くので、シャフトがしなりやすくヘッドも走り、大きなスイングアークで飛ばせます。あと、ショートゲームでグリップが固くなってミスするケースも多々ありますが、そういったミスも防げるでしょう。 ただ、何よりもグリップが主張し過ぎず、クラブの情報が素直に自分にクリアに入ってくる。だから、方向性や距離感もしっかり出しやすいですね。このモデルは、USPGAツアーでの人気が高いと聞きますが、色んな意味で頷ける話です。 最後に店頭における製品推奨者ですが、ほど良いグリップの力加減を覚えられるという点で初心者にも薦められますし、グリップがいい意味で主張し過ぎないという点では上級者も好みそうです。幅広いゴルファーが、見た目も含めて今までのグリップとは違う感覚を必ず得られる提案型の商材として、注目が集まりそうですね。 <iframe width="788" height="443" src="https://www.youtube-nocookie.com/embed/0KaV44mUTz8?rel=0&amp;controls=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe> <h2>商品データ</h2> <h3>iXx1.8</h3> <ul> <li>素材:IOMAX</li> <li>口径:M60</li> <li>外径(グリップエンドから5cm)1.8(21.8mm)</li> <li>トルク:1.5</li> <li>硬度:52</li> <li>重量:48g(±2g)</li> <li>バックライン:有・無</li> <li>一般男女兼用</li> <li>カラー:コーラルレッド、ブルー、オレンジ、レモンイエロー、ブラック</li> <li>オープン価格</li> </ul> <h3>iXx 2.3</h3> <ul> <li>素材:IOMAX</li> <li>口径:M60</li> <li>外径(グリップエンドから5cm)2.3(22.3mm)</li> <li>トルク:1.5</li> <li>硬度:52</li> <li>重量:50g(±2g)</li> <li>バックライン:有・無</li> <li>一般男女兼用</li> <li>カラー:コーラルレッド、ブルー、オレンジ、レモンイエロー、ブラック</li> <li>オープン価格</li> </ul> <h2>商品のお問い合わせ IOMIC</h2> TEL:06-4391-1039 URL:<a href="http://www.iomic.com" target="_blank">http://www.iomic.com</a>
    (公開)2017年06月20日
    ゴルフプライドグリップの国内販売代理店である日本フェィウィックは今夏、従来モデルと一線を画す「ALIGNテクノロジー」を搭載した『MCC ALIGN(アライン)』と『MCC Plus4 ALIGN(プラスフォー・アライン)』の発売を予定している。 『Golf Pride』のロゴが配された、いわゆるグリップ本体の表側ではなく、裏面に注目して欲しいのがこの商品。冒頭の「アライン・テクノロジー」は、独自の専用パフォーマンス素材で作られたグリップ裏面の稜線のことで、一般的なグリップのバックライン部に成形されている。 「この2機種は、2017年のゴルフプライドで新機軸となる『アライン・テクノロジー』を搭載したモデルです。これによりゴルファーは、グリップ裏面にある最適に盛りあがった稜線に、毎回手を同じように添えることが可能になり、一貫したグリッピングを毎回のスイング前に行えるため、安心してボールを打つことだけに集中できます」(同社) 具体的には、「アライン・テクノロジー」の部分の素材には、その存在が際立つよう、周辺のゴム素材より約50%硬い「ファーマー・マテリアル」を採用。また、表面には独自の「マイクロ・ダイヤモンド」パターンをデザインすることで、優れた食いつき感と一貫した手・指のポジショニングを提供。さらに「アライン・テクノロジー」を施した部分は、その幅、長さともに、盛り上がりの感触を最大限に得られるように設計されている。加えて、周りに設けた「CARVED CHANNELS」(切り下げた溝)は、クラブにグリップを装着した際に、感触が際立つように設計されているという。 ラインアップは2機種とも「スタンダード」「ミッドサイズ」を用意。これまで『CP2』『MCC Plus4』の2モデルにはミッドサイズの展開はあったものの、バックライン入りのミッドサイズの展開は初となる。
    (公開)2017年03月30日
    スーパーストロークグリップの日本輸入販売代理店のスポーツティエムシーは4月、スーパーストロークブランドより新たなシリーズとして『PISTOL GTR』を発売する。 『PISTOL GTR』は、昨年発売してツアーでも高評価のピストル形状をベースにノンテーパーテクノロジーを融合させた『PISTOL GT』の形状で、芯材にラバーを採用することで、インパクトのフィードバックをより鮮明にしたグリップという位置づけだ。 ラインアップは『PISTOL GTR TOUR』(重量65g±5g、横幅約25mm、長さ10・5インチ、カラー/ブラック、芯材/ラバー)、『PISTOL GTR 1.0』(重量82・5G±5G、横幅約27mm、長さ10・5インチ、カラー/レッド、芯材/ラバー)、そして『PISTOL GTR 2.0』(重量50g±5g、横幅約30ミリ、長さ10・5インチ、カラー/ネイビー、芯材/バイキャストポリフォーム)の3機種。 特に『PISTOL GTR 2.0』は、芯材にバイキャストポリフォームを採用しており、『PISTOL GT 2.0』より20gの軽量化に成功。同『GT』シリーズと合わせて、様々なニーズに対応できるラインアップとなっている。 問い合わせはスポーツティエムシーへ、03―3769-5021。
    (公開)2017年03月30日
    ウィングリップの日本総代理店であるブロッサムは4月上旬、2015年の秋に発売した『WINN PRO X』に新色・新サイズを追加ラインアップする。 『WINN PRO x』は、「より速いグリーン、より少ないリストアクション」との考えから、数多くのトーナメントプロを指導する世界NO.1コーチ「ブッチ・ハーモン」と共同開発したモデルで、太グリップ・ノンテーパー形状というのが特長だった。 今回の追加ラインアップは形状も新たにピストル型で、サイズもスタンダードサイズ=M8-WPX(55g±2・5g)、ミッドサイズ=68-WPX(74g±3・5g)、オーバーサイズ=78-WPX(75g±3・5g)、そしてウルトラビッグサイズ=J8L―WPX(53g±2・5g)と、初期モデルとはサイズ、重量も異なる追加モデルとなっている。素材は、DRY―ETXを使用し、全天候型で、吸着力と滑り防止パフォーマンスを提供し、ショック吸収性を携えたやわらかく、クッション性のある手触りが特長だ。 また、形状的には先述のピストル形状に加え、グリップ正面がよりフラットになりターゲットに合わせやすい形状になっている。また、カラーについては、スタンダードサイズとオーバーサイズがブルーを基調にホワイトの差し色、ミッドサイズとウルトラビッグサイズがレッド基調にホワイトの差し色と、明るいカラーリングを採用している。価格はスタンダードサイズ=4000円、ミッドサイズ=4100円、オーバーサイズ=4200円、ウルトラビッグサイズ=4900円となっている。 問い合わせはブロッサムへ、03-5470-1582。
    (公開)2017年03月21日
    日本に上陸して早5年のスーパーストロークグリップ。パターグリップのツアー使用率は圧倒的だが、今年4月に同ブランド初となるパターグリップと同じ素材を使用したスインググリップ『CROSS COMFORT』を発売する。 『CROSS COMFORT』は、これまでパターグリップで培った知識、経験を元にした多層グリップ。パターグリップと同じウレタン表皮を採用することで、通常のラバーグリップに比べ密着性が高く、より弱い力で握ることを可能にしている。さらに、芯材には軽量ラバーを採用して捻れを抑制。グリップ表面には「X」パターンのスリットをデザインすることで、汗や雨でも快適に使用できるように設計されている。 サイズは、スタンダード(ブラック/レッド、48g±3g、内径60、バックラインなし)、アンダー(ブラック/レッド、35g±3g、内径59、バッグラインなし)、ミッド(ブラック/レッド、49g±3g、内径60、バックラインなし)、オーバー(ブラック/レッド、50g±3g、内径60、バックラインなし)の4サイズをラインアップする。今回のウレタン表皮のスインググリップ『CROSS COMFORT』の投入で、新たなスーパーストロークファンが増えそうだ。 問い合わせはスポーツティエムシーへ、03―3769-5021。
    (公開)2017年03月16日