オリンピック種目に決定、次の課題は?
2016年のオリンピック競技種目に正式決定したゴルフ、前回オリンピックで競技された時から100年以上の時を経て、大きく変わったゴルフ界は2016年オリンピックに備えて何をしなければならないのだろうか?
>>【関連記事】ゴルフ、2016年オリンピック正式種目に決定
PGAコミッショナーのティム・フィンチェム氏は「ゴルフ振興の見地からは、この先5、6年、ゴルフがオリンピック競技になったという利点を活かした大きな波がやってくるだろう」と話しており、これが現実となるかどうかは時が証明するだろう。
ゴルフ界は、多くのゴルフ新興国で急にゴルフが盛んになることを望んでいるが、既にゴルフが盛んなオーストラリアやスウェーデンと違い、多くの国々では様々な理由から同じレベルのゴルフ熱に達してこなかった。
従って、ゴルフの隆盛に水を差すことなく、ゴルフ業界は、2016年オリンピックを機に、ゴルフ未開発国に対するゴルフ振興支援を試みるだろう。現在、ゴルフに対する関心で言えることは、例えばウズベキスタンや北京に住んでいる人は、ゴルフ競技の難しさを知る前に、ダース40ドル(約3,600円)もするゴルフボールや、セット700ドル(約63,000円)もするアイアンセット、そして1本3-400ドル(約27,000円-36,000円)もするドライバーの費用を支払おうとはしないだろう。そして更にゲームへの近づき易さの問題もあるだろう。明らかにインフラは地理的な問題が第一の難題となるだろう。
リオデジャネイロ大会の形式は、男女60名によるの72ホール個人ストロークプレーが予想されている。そしてそこには依然、何人の米国及び他のゴルフ先進国選手が出場権を獲得するかの問題も残っている。同時に、ゴルフにおける"ジャマイカ・ボブスレーチーム"の再来が生まれても不思議ではなく、それはオリンピック競技の健全性を失するという問題にもなるだろう。2016年までの7年間は長いが、オリンピック競技採用を喜ぶハネムーン期間の継続は短い。(GolfBiz.net WSGR Vol.12 #39 10/12)
前の記事
« リオのオリンピックゴルフ競技会場選択肢は限定的
次の記事
ナイキ、米国市場でユニークな販売キャンペーン »
福岡県出身慶應義塾大学商学部卒後、大手タイヤメーカーに就職、系列ゴルフ用品メーカーに転籍後、海外事業、広報部門を担当。退職後、ゴルフ関連フリーライターに転身。 日本ゴルフジャーナリスト協会会員。

