ゴルフをみんなのスポーツへ

米国大手スポーツ用品チェーンの、ディックズ・スポーティンググッズ・ファウンデーション(以下ディックスポーツ基金)とPGA・オブ・アメリカは、PGAジュニアリーグゴルフに対する奨学金を通して全米の恵まれない若者達の多くにゴルフを導入するためのパートナーシップを発表した。

これによると、これから三年間、ディックスポーツ基金は、PGA・オブ・アメリカに対し、全米のゴルフを学べる組織、ボーイズ&カールズクラブ、ファーストティー、その他の団体を通して、多くの恵まれない子供達に対し、50万ドル(約5,000万円)の奨学金を提供するというもの。

加えて参加者には、PGAプロ達によるレッスンや、チームベースの環境の中で、人生経験も学べるというメリットがついているという。

PGA・オブ・アメリカのCEO、ピート・バベッカ氏は「このディックスポーツ基金のスポーツ関係奨学金(Sports Matter grant)は、PGA・オブ・アメリカのその他の奨学金資金と一緒になり、ゴルフをする余裕のない多くの子供達にゴルフを導入し、若者のゴルフ参加人口の減退を救ってくれる」と話している。

2014年以来、ディックスポーツとディックスポーツ基金は、そのスポーツ振興活動を通して、チームの支援及び全米の若者のスポーツの重要性を喚起するため、5,000万ドル(約50億円)以上を提供してきている。

ディックスポーツのCEOで会長のエド・スタック氏は「当社、ディックズにおいて、我々はスポーツが人々を善良にすると信じており、全ての子供達は、その経済事情にかかわらずスポーツをすべきだと感じている」と話し、「ゴルフは謙虚さ、尊敬、目標意識、忍耐のような価値ある人生のレッスンを与えてくれる。このプログラムに参加した子供達に、積極的な人生経験をさせることが我々の望みだ」とその目的を説明している。(GolfBiz.net WSG Daily Pulse 1/26)

今もゴルフ用品市場の停滞が続く米国市場で、昨年秋には経営破綻した大手ゴルフ用品小売ショップ、ゴルフスミスを買収し、ゴルフビジネスの再興と拡大を目指すディックスポーツ(傘下にゴルフ専門店チェーン、ゴルフギャラクシー店舗も保有)は、青少年スポーツ振興活動の一環として、ゴルフの教育メリットを大義名分に、PGA・オブ・アメリカが行うゴルファー拡大策に積極的に参画し、市場の活性化を目指すものだと思われる。

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