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ゴルフ業界に上向きの兆候?

上場企業、アクシネット社(タイトリスト・フットジョイ)のCEOウォーリー・ユーライン氏は、重要な2017年ゴルフ用品需要期を前にして、同氏の現在の市場に対する見解を投資筋に披露した。

ユーライン氏は「全体的に見ると、この業界の構造基盤はいくつかの点から見て引き続き安定局面にあるといえる」と切り出し、「年度のゴルフデータテック/矢野経済による市場規模推定によれば、世界ゴルフ用品小売市場は用具、アパレルを含めて120億ドル弱の需要があるとされており、これを卸売り規模に換算すると78億~80億ドルの売上規模があり、ビジネス規模としては依然魅力的だ」と話す。

同氏は続けて、「同時にいくつかの業界の活動、例えば米国ではPGAによるジュニアリーグやドライブ・チップ・アンド・パット、英国では体育教育の一環としてゴルフを取りあげたHSBCの草の根活動、カナダゴルフ協会のフューチャーリンクスプログラムなどが行われており、これらは全て世界のゴルフ業界がその将来を促進するために試みられていることを示している」と説明する。

「そしてメーカーの減少、製品ライフサイクルの伸び、小売機構の統合などのような変化は、全て進行中の新しい正常化への一部分だ。我々はこの修正の動きは最低、あと半年か一年かかると見ている。これは過去に起きた1999-2000年のドットコム問題、2008-2009年のサブプライム問題からの修正期間をベースにしている」と引用し「過去存在した売上の全てではないが持続すると考えており、過去の正常な需要を上回る供給を示す高い在庫レベルを持つ小売業はもはや居なくなった」と説明。

「しかしながら、最終的に、この修正は依然長期的であり保守的でしばしば非難されるゴルフ団体が、ゴルフルールを簡素化する目的とともに業界に新風を吹き込んでくれることにより助けられる。(中略)これらのことを全て考えると、世界のゴルフ業界は、かなり良好な立場にあり、市場への製品開発、生産、販売を目指す企業やブランドに取って魅力的な機会が残っていると言える」とポジティブな意見を展開している。(GolfBiz.net WSG Daily Pulse 5/16記事より要約。意訳)

2017年度に入って、ゴルフ用品市場の需要は伸びないものの、メーカー減少、ゴルフ用品市場在庫正常化、販売価格安定、需給バランス安定、製品ライフサイクル長期化、小売機構の統合再編などなど、業界指標の正常化を理由に、世界ゴルフ市場の安定化を示唆する議論が多い。

加えてR&A、USGA、PGA、PGAツアー、欧州ツアーなどゴルフ界を先導する団体が、急速にゴルフの大衆化を目指し様々な施策を具体的に展開し始めたことから、今後のゴルファー増、ゴルフ需要回復を期待する声が高まっている。

ゴルフルールが簡素化されることは大いに歓迎したいが、更に一般エンジョイゴルファーのジュニア、レディス、シニア層振興のネックとなっている高反発規制などの性能規制をジェネラルルールから撤廃し、プロ、上級プレーヤー競技のためのローカルルール化すれば更に効果が上がると推測されるが、この際、再検討の余地はないのだろうか。

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