テーラーメイド08年業績
テーラーメイド・アディダスゴルフ(TMaG)社は、競合メーカーが苦しむ中、堅調な業績を残したようだ。同社は2008年第4四半期、前年比を上回る売上、利益を計上した。同社の主たる競合相手、キャロウェイゴルフとアクシネット(タイトリスト、フットジョイ、コブラ)両社は、第4四半期業績(売上、利益)の対前年ダウンを発表している。
TMaG社の2008年第4四半期売上は1億9,500万ユーロで、前年同期より300万ユーロのアップとなり、同社2008年度最終章は、2億2,600万ユーロの売上を計上した第2四半期に次ぐ二番目の売上を達成している。同社は2008年度四半期4期の内3期は前年を上回る売上を上げているが、皮肉にも最大の売上比率となる第2四半期のみが、前年同期実績からダウンしたことになった。
TMaG社は、その第4四半期営業利益は2,400万ユーロであり前年同等であったことを発表しているが、このレベルに達するには同社が買収したアシュワースの業績が含まれているようだ。親会社アディダス社のレポートによれば、アシュワース社の獲得はゴルフ部門(TMaG社)の営業利益に2,100万ユーロ加わったとのこと。しかしながら、その利益増は部分的に700万ユーロの会社リストラ費用や他の一時的費用増で相殺されており、実質的には1,400万ユーロのプラスとなって計上されているそうだ。
2008年年間業績を振り返ってて見ると、TMaG社売上高は8億1,200万ユーロで、前年実績(8億400万ユーロ)の1%増、営業利益の7,800万ユーロは前年実績(6,500万ユーロ)の20%を上げている。なお、アディダス社の報告によると、この業績にも、もう一つの一時的数値、マックスフライブランド売却の500万ユーロが含まれているとのことだ。
TMaG社の売上で主力を占めるのはメタルウッド売上で、約3億860万ユーロ(全体売上の38%)となっている。アディダス社の話では、テーラーメイドブランドは明らかにメタルウッド市場(ドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド)でシェアトップになっており、特に米国市場では二位ブランドに大差をつける30%のシェアを保有しているとのことだ。また同社バーナーシリーズのドライバーは、2008年度TMaG売上の約15%を占めたとも話している。
品種別売上は、その他のハードウェア(同社定義アイアン、パター、ボール、バッグ、グローブ、その他用品)売上は、年間約2億6,800万ユーロ(全体売上の33%)となっており、シューズが7,300万ユーロ(同9%)、ウェアが1億6,200万ユーロ(20%)となっている。
親会社アディダスによれば、テーラーメイドの現行製品(ゴルフ用品典型的ライフサイクル、過去18ヶ月以内に発売された製品と定義)の2008年度売上比率は、2007年度は75%に過ぎなかったものが、全ハードウェア売上(前述)の92%を占めているとのことだ。(GolfBiz.net WSGR Vol.12 #10 3/9)
前の記事
« 米国1月度ラウンド数は上向き
次の記事
米PGAツアー、ギャラリーに携帯テレビを提供 »
福岡県出身慶應義塾大学商学部卒後、大手タイヤメーカーに就職、系列ゴルフ用品メーカーに転籍後、海外事業、広報部門を担当。退職後、ゴルフ関連フリーライターに転身。 日本ゴルフジャーナリスト協会会員。

