テーラーメイドのハイブリッドクラブ新製品
今から20年以上前の1988年、テーラーメイド・レイラー(Raylor)クラブが最初に発売されたとき、曲げたティーショットを救済するお助けクラブだった。当時、多くのクラブメーカーは、飛距離を競うドライバー技術の開発に躍起になっていた。みんながドライバーに的を絞って技術を集中させたのは、この分野が利益を生む有望分野であることにあった。
しかしながら、他の企業は市場でのこの分野の技術競争が激しいことから、今で言うハイブリッド分野により注目を払い始めていた。
最初のレイラー(Raylor)は、小振りで丸いヘッドとソールに目立つ二本のレールを有しており、それがは長く茂ったラフからのショットで、草の抵抗を減らしスムースにヘッドが滑るようにデザインされていた。
>>【関連情報】『RAYLOR®(レイラー)』2009年10月より数量限定発売開始
時代は変わり、テーラーメイド社は、当時に戻ってそのレイラーの異なるバージョンを発売している。同社メタルウッド開発シニアディレクターのトム・オルサブスキー氏は「21年にわたるメタルウッド製造経験は、当社技術者にボールをより高く、より遠く、よりストレートな弾道で飛ばすための新レイラー開発を可能にした。これはラフから脱出するための究極の武器だ」と話している。
最近開発されたモデルは、ロフト19度と22度の二種類だけ。これらのモデルはややシャープでとがったリーディングエッジを持っているが、同社によればこれはボールの後ろの草を押して滑らせることを可能にするためだそうだ。テーラーメイド社の話では、「レイラー・ソール」は船体の形状に似て、サイド部分に上に向かってスロープがついており、それにより草の抵抗をかき分けインパクトのスピードが鈍らないように設計されているとのこと。この設計はそのソールラディアス形状から、サイドヒルライからのショットも助けると言われている。
テーラーメイド社は、そのバーナー・レスキュー・ハイブリッドのソールラディアスは水平から10度だが、レイラーの場合は17度だと説明する。それにより、テーラーメイドの考えは、レイラー・ハイブリッドは、典型的なレスキュークラブより70%もトウとヒール部分のソール反り上がりが多くなり、そのため劇的につま先上がりやつま先下がりでのボールコンタクトを易しくしているというもの。
オルサブスキー氏(前出)は、「これは全てのプレーヤーの武器として重要な部分だ。これは特にラフが厳しいコース又は傾斜の激しいコースでプレーする時に、ロングアイアン、ハイブリッド、フェアウェイウッドの代わりを務めてくれるに違いない。いつも必要なクラブでは無いかも知れないが、その条件が求められたときは素晴らしい性能を発揮するクラブだ」と説明している。
レイラー・ハイブリッドの米国市場発売開始は9月4日。メーカー希望小売価格(MSRP)は1本229ドル。(GolfBiz.net WSGR Vol.10 #34 9/7)
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福岡県出身慶應義塾大学商学部卒後、大手タイヤメーカーに就職、系列ゴルフ用品メーカーに転籍後、海外事業、広報部門を担当。退職後、ゴルフ関連フリーライターに転身。 日本ゴルフジャーナリスト協会会員。

