タイトリストのショートゲームのボールフィッティング
ゴルファーはティーショットからどれだけ飛ばせるかに悩んでいるが、タイトリストはショートゲームがいかにスコアメイクに重要かを強調している。
タイトリストがこの春から始めるボールフィッティングキャンペーンは、この事をベースにして、コースでの"First Tee Experiences(初めての体験)"活動及びオンライン活動、そして小売ショップのカウンターに至るまで、様々な方法で展開する。
タイトリストのゴルフボール研究開発担当副社長、ビル・モーガン氏によれば、同社のグリーンからティーという方法論は簡単ではないが真実だという。
同氏は「ゴルファーはティーからよりも多くのショットをグリーンに向かって打ち、それには大きな違いがある。そしてスコアが多くなればなるほど、その二つの差は大きくなる」と話す。
多くのゴルファーは1ラウンドで14回ドライバーを使うけれども、グリーンへ向けてのショットは、腕前にもよるが20から50以上までにも及ぶとモーガン氏は説明する。この分野のストロークを減らしより良いスコアにするためには、ボールをフィッティングすることにより、ホールに最も近づけて止まるような最適スピンが必要だということだという。
同氏は、多くのゴルファーがドライバーでより遠くへ飛ばすためにゴルフボールを選ぼうと、ローンチモニターを間違えて使っていると付け加え、「ティーショットのフィッティングをするのは理解できない。それではゲームは変わらない」とモーガン氏は話す。同社によれば、実際にどのタイトリストのボール二つを比較しても、その距離の差は4ヤード以下に過ぎないそうだ。
>>【関連記事】ブリヂストンゴルフのゴルフボールフィッティング戦略
この全ての草の根活動はインタラクティブなLCDディスプレー又はパラパラ漫画を使用した"pre-selection tool(選択前器具)"でスタートする。これはゴルファーの基本質問に対応して、二つのタイトリストボールを推奨するものだ。ゴルファーはこれらをコースで使い、最終選択をする前に、特別のスコアカードによりそれらを評価する仕組みになっている。
今年タイトリストは、この"First Tee Experiences"活動を2,000ヶ所で主催、2個入りのボールと試験用推奨モデルを配送する。加えて、トラックマン・ローンチモニターを携行する3チームの移動フィッティングチームが、500コースに於いて個人フィッティングセッションを実施することになっている。
タイトリスト社ゴルフボール部門副社長のジョージ・ザイン氏は「当社は、ゴルファーのスコアアップの障害となるショットに対してゴルファーと共に活動する。それは120ヤードのショットや60ヤードのショットになるだろう」として「これはアベレージゴルファーがツアーと同様な経験に近づくものだ」と話している。(ゴルフウィーク 2/15)
米国市場では、ブリヂストンスポーツの現地子会社ブリヂストンゴルフが、飛距離を伸ばすボールフィッティングキャンペーンを実施し大成功を収めているが、トップメーカーのタイトリストがこれに対抗して新たなボールフィッティング啓蒙していく構えのようだ。
前の記事
« GMがツアースポンサーに復活の兆し
次の記事
広まるピンEye 2論争 »
福岡県出身慶應義塾大学商学部卒後、大手タイヤメーカーに就職、系列ゴルフ用品メーカーに転籍後、海外事業、広報部門を担当。退職後、ゴルフ関連フリーライターに転身。 日本ゴルフジャーナリスト協会会員。

