スコッティキャメロンのカウンターバランスパター

パッティングのアンカーリングが2016年より正式に禁止となることが発表されて以来、数社のメーカーが、違反にならずにアンカーリングスタイルの安定性を維持できるように設計されたカウンターバランスのパターを発売しているが、タイトリストはこのほど、アダム・スコットが2013年マスターズ優勝の際使用していたパターのカウンターバランス版、スコッティキャメロンフューチュラXデュアルバランス(Scotty Cameron Futura X Dual Balance)を発表した。


6061アルミから削り出された、このFutura X Dual Balanceは、ソールに付いた二つの10グラムウェイト・・一つはヒール、一つはトウ・・と、同時にバックウィング部分の両端に付いた20グラムウェイトを特長にしている。

これらのウェイトがこのパターのオフセンターヒット時の捻り抵抗を助け、ゴルファーが目標ラインにボールをキープすることを助ける仕組みだ。このウェイトはまた、パターの重心位置を下にさげ、同時に重いヘッド重量がアドレス時にプレーヤーの手の後方になり、タイトリストの話では、それがバックスイングの開始と軌道の維持を易しくするのだそうだ。

リリースの中で、キャメロン氏は「このFutura X Dual Balanceの目的は、パターのバットエンドを減速し安定性を保つことにあった。もし一般的なパターで手が早く動きバット部分が離れ、安定性に悩んでいるのなら、このFutura X Dual Balanceは素晴らしい選択肢だ」と話している。

このパターの中央部分はステンレススチール製で、ヘッドの全重量は400グラム。

スコッティキャメロンのFutura Xパターがブルームスティック(ほうき形)で胸にアンカーしていたのに対し、このFutura X Dual Balanceの長さは38インチだ。その標準よりやや長めのパターの理由は、タイトリストがやや短めに握ることにより、15インチグリップのトップ部分より下に位置する50グラムウェイトが、手より上に保持されることを推奨しているからだ。その手より上にある重量はカウンターバランスとして働き、同社の話では、手の動きを減速させストロークを安定させるとのことだ。短く握ること(チョークダウン)に注意を促すため、赤いグリップの上の部分がグレーになっており、そこに"Dual 50 gram Balance"と印字されている。

キャメロン氏は「手元(バット)のウェイトが大きければ大きいほど、カウンターバランス効果は高くなる」と話し、「一般より3インチ長くしたことで、アンカーリングをしなくても安定性をもたらす」と説明している。

なおカスタムオーダーを通せば、このFutura X Dual Balanceの長さは36、37、39、40インチに対応することも可能だそうだ。米国市場での小売価格は399ドル。現在既に発売中とのこと。
(ゴルフウィーク 12/5記事より)

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