アディダスグループ、テーラーメイド他の買い手を模索

アディダスは5/4、傘下のテーラーメイド、アダムスゴルフ、アッシュワースブランド売却の意思を発表、今後はアディダスのゴルフ事業部門としてはゴルフシューズ及びゴルフアパレル市場に専念することを発表した。


この発表は、同日行われた同社2016年度第一四半期業績発表の中で行われ、アディダスグループとしての売上は、為替一定ベースで前年比22%アップしたことが報告された。しかしながらゴルフ事業部門であるテーラーメイド-アディダスゴルフの売上は前年比1%のダウンとなっており、同社はテーラーメイドブランドの売上増がアッシュワースとアダムスゴルフの売上減で相殺されたと説明している。

アディダスグループのCEO、ヘルベルト・ハイナー氏は「テーラーメイドは非常に価値のある事業だ。しかしながら当社としては、コアビジネスであるシューズとアパレル市場に、より注力すべき時だと決定した」と話し、「第一四半期業績にも反映された、業界におけるリーダーとしての位置及びそれを確保する売上や利益により、テーラーメイドが将来に向けて魅力的な伸びを期待できることは理解したが、同時に計画された事業分離は、(事業経営の)複雑さを減少し、最大利益部門へ注力することを可能にし、アディダスやリーボックブランドへのロヤリティー獲得にも繋がると考える」とその方針を説明している。

このアディダスグループの発表は、テーラーメイド、アダムス、アッシュワースの過去二年にわたる一連の人員整理に続き行われたもので、ゴルフウィーク誌の昨年11月の記事によると、テーラーメイドは2015年末までに世界中の雇用者を15%削減するとしていた。この動きは昨年7月に6%レイオフが行われたことに続いており、テーラーメイド前CEO、ベン・シャープ氏は、2015年3月に後任のデイビッド・アベレス氏と、在任期間わずか13ヶ月で交替している。

予想されているテーラーメイド、アダムス、アッシュワースブランドの売却は、一般のアマチュアゴルファーには短期的には何ら影響は考えられないし、ジェイソン・デイ、ダスティン・ジョンソン、セルジオ・ガルシアといったトップツアープレーヤー達との契約も、アディダスのウェア、シューズ、そしてテーラーメイドのクラブを使用することで継続されるだろう。

同社の新製品、M1及びM2他、テーラーメイド、アダムス、アッシュワースの商品は継続してショップで売られるだろうし、アディダスも同様にこれらのブランドの宣伝や販売促進には協力していくことになるのだろう。(ゴルフウィーク 5/4記事より)

ゴールデンウィークの連休中突然飛び込んできたこのニュース、米国のゴルフ専門メディアは一斉にトップニュースとして取り上げた。これからはその買い手が何処になるかに業界の興味が集中することになるが、大手投資企業を中心にさまざまな噂が飛び交うことになるのだろう。

関連記事

ワールドトピックス 最新記事

ワールドトピックスの記事一覧へ