テーラーメイド・アディダスゴルフ第一四半期業績にかげり

テーラーメイド・アディダスゴルフ(TMaG)の2016年度第一四半期売上高は2億7,500万ユーロで、昨年実績を500万ユーロ下回った。これを平均為替ベースに換算すると、当期売上高は前年同期比1.7%ダウンしたことになると親会社のアディダスは発表している。


テーラーメイドによると、この売上ダウンは、M1ドライバーの成功やM2ドライバー、フェアウェイウッド、レスキューの新発売にも関わらず発生してしまったとのことだ。

3月にアディダスグループのCEO、ヘルベルト・ハイナー氏は、M1ドライバーの素晴らしい成功に言及し、「当社としては最近の新製品発売に対して、非常に素晴らしい市場反応を得ることが出来た。PGAツアーと欧州ツアー双方がスタートした週、テーラーメイドM1ドライバーは、最も使用数の多いドライバーとなり、ツアーで最も重要な分野、メタルウッド部門でナンバーワンの地位を取り戻すことが出来た」とコメントしていた。

しかしながら問題点は、これらプロサーキットでの使用は製品を購入するわけではなく、これからの購入者に製品の優秀性を証明するに過ぎないことだ。ハイナー氏は3月当時、「早期の旺盛な需要と小売段階での急速な販売実績により、当社の発売数量は予想に反して瞬く間に売り切れた」と話していた。しかし同社の第一四半期売上実績の内訳で、テーラーメイド(前年比6%アップ)及びアディダス(前年比3%アップ)は、同社の持つ他ブランド、アダムスゴルフとアッシュワースの二桁落ち込みにより、相殺されて全体売上では上記の前年同期比マイナスに陥ってしまったのだ。

なお、アディダスグループはTMaGとしての損益は明らかにしていない。当期業績には為替交換レートが影響している一方、このTMaGの第一四半期売上ダウンは、奇しくも先週発表されていたライバルのキャロウェイゴルフ売上ダウンと一致している。キャロウェイゴルフの第一四半期は前年同期比1,000万ドル(3.5%)ダウンしたことが発表されているが、同社はこれを新製品発売のタイミングずれによるものと説明、2016年度のスタートは好調だと自己評価している。(GolfBiz.net WSG Daily Pulse 5/5)

既報のように、TMaGの親会社、アディダスグループは5/4、この業績を発表した段階で、同グループが今後のゴルフ事業はシューズ、アパレルに特化し、テーラーメイド、アダムス、アッシュワースブランドを売却する意思を明確に公表しており、これからの動きには目が離せない。

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