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マスターズにも経済不況の影響

(2009年04月15日10時02分)

ゴルフの祭典、マスターズにも不況の波が押し寄せている。マスターズに飲食物のケータリングを行っているダブルイーグルクラブのディレクターは、マスターズにおける企業接待営業がボギー以上に落ち込まないことを願っており、「我々はこれまでマーサ・バーク(オーガスタの女性差別に抗議した女性運動家)、911(ニューヨークのテロ)を経験し、今は経済不況の中にいる。来年にはオーガスタが正常に戻ることを切に期待している」と話している。

 
今年のマスターズ、企業の接待費は、業種によって、そして使用される接待費の種類によっては、25%から50%も落ち込むことが予想されているとのこと。
 
ダブルイーグルクラブ(前出)は、マスターズが行われていたオーガスタナショナルの、ワシントンロードを挟んだ向こう側に位置しており、同店ではトーナメントで接待されている顧客への食事や、各日のラウンド前にその地域でゴルフをしたい客へのスタート予約を提供している。これら近隣のゴルフコースでのスタート予約費用はフォーサム(4人一組)当たり1,500ドルから2,000ドルで、昨年は50人の予約を受けたが、今年は約20人との事だ。
 
マスターズ期間中にゴルフファンのために宿泊施設を提供したり、同様にスタート予約を請け負っているイベントプランナーの一人は、今年はビジネスが50%ダウンすると見積もっており、「カーペットの貸し出し事業はこれまで最低だが、これはオーガスタだけではなく他でも同じだと思う。活気のない小さな街になっているが、軍隊もあることだし他の事業もあるだろう」と話している。
 
マスターズ期間中のチケットバッジは売り切れたが、この地区ビジネスでの唯一の良い話しだ。
この週のオーガスタは、住民が観客の移動にバンを走らせたり、企業のパーティに食事を運んだり、マスターズ関係者のために家を貸して自分達は旅行に出掛ける、いわば地域の休日だ。
 
この週は地域経済に約1億ドルを落とすと言われており、その大部分は、家を借りたり、自家用ジェットから顧客を運んだりしてトーナメントをビジネスに利用する大企業からの収入だ。
 
企業に住宅を貸し出している会社、コーポレートクォーター社は、昨年400軒の家を貸しだしたが、今年は300軒になった。賃借料は様々だが、大きめの家で一週間の賃借料は50,000ドル程度だそうだ。
 
この会社のオーナーは「マスターズはほとんどの企業がキャンセルする最後の物で、こんな経済不況は見たことがない。最後の最後まで、これまで10年、15年、家を借り続けてくれた顧客に電話で勧誘したが、結局来て貰えなかった」と話している。(USA Today記事 4/7より)


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TOM河北プロフィール

福岡県出身慶應義塾大学商学部卒後、大手タイヤメーカーに就職、系列ゴルフ用品メーカーに転籍後、海外事業、広報部門を担当。退職後、ゴルフ関連フリーライターに転身。 日本ゴルフジャーナリスト協会会員。

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