R&A、USGAがグルーブ規則変更を同時発表
8月5日、R&A及びUSGAは、懸案となっていた{アイアンフェースのグルーブ(溝)規制」について同時発表。欧米の主要ゴルフメディアもその内容を伝えている。以下はR&Aの発表文(R&Aサイト、ニュースリリース8/5):
「R&A、クラブフェース・グルーブに関する新規則を発表」:R&Aは本日(8/5)、将来ラフからのプレーをより厳しくすることにより、正確性に対するメリットを強化するゴルフクラブ規則の修正を発表した。
このクラブフェース・グルーブ(溝)に関する新ルールは、R&AとUSGA間の徹底的共同調査プロジェクトの最終結果である。この調査は、近代的グルーブ形状が、プレーヤーがフェアウェイで出すことの出来るのとほとんど同様のスピンを、ラフからのショットで生み出すことを可能にし、その結果、正確性の価値を下げるという事を示している。
R&Aの調査及びテスト担当ディレクター、スティーブン・オットー博士は、「我々の調査は、研究所における調査及び世界中の全てのレベルのプレーヤーテストを含む両協会(R&A、USGA)からのインプットを包含している」と言い、「特にクラブメーカーからの協力は多大で、それらはこの調査過程の中に含まれることが尊重された」と話している。
このルール修正は、フェアウェイからのショットとラフからのショット間のスピンの違いを、大幅に増やすだろう。
この新しいルールは、現在のグルーブに関する制限を増やし、グルーブの体積とグルーブエッジの鋭さを制限することにより、全てのクラブ(ドライバーとパターを除く)に影響を与えることになるだろう。本質的に、より大きなグルーブ体積は、車のタイヤトレッドと同様に、水分や草など物質を排出する能力を持っている。同時により鋭いグルーブエッジは、破片がはさまったとしても、クラブとボールの接触を容易にする。
これら二つの規則は、25度以上のロフトを持つクラブ(一般的に標準の5番アイアン以上)に適用され、それより小さなロフトのクラブにはグルーブ体積制限のみが適用される。
このルールは、2010年1月1日以降に製造される全てのクラブに適用され、この日以前に製造されたクラブで、現在のルールに適合するものは最低2024年まで、ゴルフルールに適合するものとされる。
この新規則はは2010年1月1日よりトッププロレベルの競技条件として適用されることを意図しており、トップアマチュアレベル及び他のプロ競技には2014年1月1日より適用されることになる。
R&AとUSGAは、それぞれの選手権競技においてこのスケジュールに沿って、このような競技条件を発表することになる。男女の世界のトッププロツアー及び主要選手権競技の主催者は、新しいグルーブ規則及び2010年の競技条件採用につきその協力を要請されている。
R&Aの規則及び用具標準委員長、デイビッド・リックマンは「当協会は、このルール変更により最高レベルに於ける正確性の重要性が強化されることに必要だと信じている。しかしながら、この新ルールは非常にゆっくりした段階を踏む予定だ」と話しており、「ゴルフ人口の圧倒的多数は、多年、ゴルフルールに基づいた自分のクラブでゴルフを楽しめるし、勿論、彼らはメーカーの現存するモデルレンジからの購入も出来る」と話している。(R&Aニュースリリース 8/5)
この発表は、同日USGAからも行われており、更に多くのゴルフメディアでも伝えられている。グルーブ体積及びグルーブエッジの新しい制限内容については、それぞれのホームページに詳細発表されている。
両協会のグルーブ規則の変更内示以来くすぶり続けてきた事が明らかになったわけだが、当面影響を受けるのは世界トップレベルのプレーヤーだけであり、一般アマチュアにはほとんど影響はなく、メーカーの製造上の問題も限られたものとなりそうだ。(R&A、USGAサイトの他、ゴルフウィーク、USA Today、その他多くのサイトに関連記事あり)
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福岡県出身慶應義塾大学商学部卒後、大手タイヤメーカーに就職、系列ゴルフ用品メーカーに転籍後、海外事業、広報部門を担当。退職後、ゴルフ関連フリーライターに転身。 日本ゴルフジャーナリスト協会会員。

