ティム・クラーク、アンカーリング禁止で法的措置を模索

PGAツアープレーヤー、ティム・クラークは、今回のアンカーリング禁止決定に対し、USGA、R&A、PGAツアーを訴訟することも検討していると言い、同僚のプレーヤー、カール・ペターソンと共に、ボストンの法律顧問、ハリー・マニオン氏と相談を開始している事を明らかにしている。

クラークは、その氏名を明らかにはしていないが、マニオン氏によれば9名のPGAツアープレーヤーの代理を務めてきたといい、クラークやペターソンの他に、マスターズ優勝のアダム・スコットも含まれていることに触れている。なお、スコットは自分の名前が公表されることを了承しているとのことだ。マニオン氏は「当事務所は彼等から取れる可能性のある法的措置の選択肢を聞かれており、それに答えている」と話し「当事務所は、PGAツアーはフィンチェム氏が"アンカーリング禁止はゴルフやPGAツアーにとって最良の判断ではない"という立場をとっていることに自信がある」と言っており「もしそうなら次に起きるのはその選択肢を模索することになるだろう」とコメントしている。
ちなみに、マニオン氏は、法律事務所、Cooley Mnion LLPの創立パートナーで、同事務所では65人の弁護士を抱え、大きな訴訟問題に従事しているとのことだ。

既にPGAツアーのコメントを求めるeメールが、ツアー広報を担当するタイ・ボトウ氏に送られているとのこと。
昨年11月末、USGAとR&Aがアンカーリング禁止の計画を発表して以来、ティム・クラークは自分の意見をPGAツアーの仲間達に披露しており、仲間達にも影響を与えてきている。
USGAとR&Aが5/21、アンカーリング禁止の決定を発表した直後、PGAツアーは"このルール14-1bを精査し、PGAツアー競技に採用できるかどうかを検討する。ツアーとしての意見はそれまで差し控える"との声明を発表している。
ティム・クラークは、「最良の方法は先ずPGAツアーがどういう立場を取るかを正確に知ることだ。明らかに、自分はツアーがこの決定に対していくつかの条件を付けることを期待しており、急いで結論を出さないように望んでいる。自分は、(PGAツアーの)結論には1、2ヶ月かかると思うが、放ってはおかないと思う。一度決定が出たらそれから考える」と発言している。クラークの議論の中心にあるのは、「これには生活がかかっていることを実感して欲しい」ということにあるようだ。

現在37歳のクラークは、これまで(アンカーリングを使ったロングパターの)の練習を何千時間もしてきており、それを将来も続けるつもりだったとして、「1年前の自分は、40歳になったらもっと上手くなり、稼いで家を買ったり拡張したりすることを夢見ていた。それが突然"それを続けることは駄目だ!"と言われ将来を変えられてしまった」と打ち明けている。(米国ゴルフ誌サイト記事より)

一度出されたアンカーリング禁止の結論だが、その運用については、PGAツアーがこれから選手会と相談しながら出す"ツアー競技への採用是非"の結論で、かなりの揺れが予想されるようだ。

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