過去最高のギャラリーサービス、今年の全英オープン

R&Aの選手権委員会新会長のピーター・アンズワース氏は、全英オープン開催前の記者会見で「今年の観客は、これまでかつて無かったギャラリーサービスを経験することになるだろう。彼等が持参したスマホやタブレットと、始めて設置した全てのギャラリースタンドのWi-Fi環境を利用し、彼等の座席を立つことなく、BBCテレビが中継しているライブテレビやラジオ実況、そしてライブスコア速報や、現場でのニュースやトピックスを視聴できることになる。また、それに加えて同時に各ホールに設置されたLEDリーダーボードにより、トーナメント情報をいち早くキャッチ出来るようにした。また初めて8、15、17、18番ホールには身体障害者も居ながらにして見ることが出来るトーナメント総合情報ボードも設置した」と話していた。


記者からの「スタンドを埋めた大勢の観客がスマホをいじることで、ゲーム展開に支障が出る懸念はR&Aに無いのか」との質問に、R&Aのピーター・ドーソン会長は「ご想像通り、我々はそのことについてかなり議論をした。これから始まる全英オープンにとって大事なことは、観客がこれらの素晴らしい選手達のプレーをライブで見ることが出来、イベントの雰囲気が盛り上がることだ。ライブで見せることの撤回は、ゴルフコースのどこに居ても何が起きているかを知ることが出来ないことだ。そこで我々はこのような施設を設けることに決めたのだ。加えて我々は全英オープンアプリも提供しているので、現場で見るのと同様に好きなところで全英オープンの情報を得ることが出来るのだ。自分はこれはゴルフトーナメント鑑賞の大きな前進だと思っている」と話していた。

同氏は更に「しかしながら、それが(現場で)どのように使われるかは非常に重要だ。自分はゴルフファン達が、目の前の選手の邪魔にならないようにすることを理解してくれることに自信がある。そこが我々が討議した部分だったが、現代、人々はそれらの技術を使うことに慣れていると判断したのだ。今年の観客は大いにメリットを感じてくれると信じている」と語ったそうだ。

ちなみに、ローリー・マキロイが優勝した今年の全英オープンの合計ギャラリー数は202,917名で、これは前回ホイレイクで行われた2006年大会(タイガー・ウッズ優勝)のギャラリー数228,976名からダウンしている。(英ゴルフビジネスニュース 7/22)

ゴルフの伝統を守ってきたR&Aが、全英オープンのギャラリー、世界のファンに対して決断したこの方針、多くのゴルフファンに受け入れられたことだろう。そのサービス精神、まだ多くのトーナメントにライブ中継すら導入されていない国内ゴルフイベントも、そろそろ学ぶときが来ているのかも知れない。

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