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    初優勝はどのツアーになるのか ? 今回は2024年度のプロテストで合格し、JLPGレギュラーツアーとステップアップツアー、USLPGAのQスクールも合格してシメトラツアーと、3つのツアーで出場権を持つ異色の山口すず夏プロについてです。 山口プロと言えば13歳で出場したヨネックスレディスで予選通過したり、翌年には14歳で日本人最年少での全米女子オープン出場も実現しました。高校3年生の時には、USLPGAのQスクールにチャレンジし見事36位の成績でUSLPGAツアーへの出場権をゲット。出場当初はトーナメントの上位にも顔を出していましたが、連日60台が必須なトーナメントで良い成績を出せなくなっていました。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/06/2506nagaese2.jpg" alt="" width="788" height="640" class="size-full wp-image-88048" /> ヨネックス ツアー担当大木氏 その後はUSLPGAを主戦場としつつ、体力強化と飛距離増を目指してトレーニングを重ね、昨年度は念願のJLPGAのプロテスト合格とUALPGA Qスクールも下位ながら通過し、シメトラツアーの出場権を獲得しました。 山口プロによれば、 「出場のチャンスがあればどこのツアーでも戦います! そのための準備もしてきたので、今シーズンから自分の強みを生かして各国での試合にチャンスを求めて挑みたいと思います」 そんな山口すず夏プロのセッティングを紹介します。現在のクラブのシャフトは、ヨネックスの『スチールコア』を軸に、新たに『NS950NEO(S)』もテスト中です。それぞれのツアーでの芝質の違いなどで試す価値があるとの判断で、クラブを選びたいと語っていました。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/06/2506nagase3.jpg" alt="" width="788" height="460" class="size-full wp-image-88049" /> 950NEOをテスト中 多くの選手と比較した場合、海外でのプロ生活が長いためか、深いラフ、硬い芝の対策として、比較的重く硬いシャフトを好む傾向があります。日米を主戦場に構えるプロは近年珍しくはありませんが、高校生の時から日米での活躍を夢見てきた山口すず夏プロの夢がかなうように応援したいですね。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2025年6月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2025年06月13日
    メーカーとコーチのタッグによるアドバイス 今回はLPGA開幕戦でキャロウェイゴルフが新たに提唱するパターのフィッティングとコーチングについてです。 キャロウェイでは2024年にツアーでの使用率が60%前後で使用率No1を維持していましたが、2025年度から出場選手に対してより深く・正確なアドバイスやサービスを提供するため、LPGA・JGTOツアーでオデッセイのプロサービススタッフとパターコーチとして実績のある「橋本真和」と弟子の「鴻上みらい」がタッグを組んで情報を提供することになりました。 実際の活動を練習グリーンで見てきましたので、その内容をご報告します。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/05/202504NAGASE2.jpg" alt="" width="788" height="799" class="size-full wp-image-87485" /> 鴻池コーチと柏原明日香プロ トーナメントプロであればハイレベルの技術と情報を有しているものの、有効活用ができていれば良いのですが、プレーヤーとしての結果、つまりスコアが出なくなると自分がやってきた方法に疑念を持ったり、知っている知識や情報に自信が持てなかったりするようになる傾向があるようです。 今回、鴻上コーチとのやり取りをしていたのはシード選手の柏原明日架選手です。柏原選手に会話のポイントをお聞きすると、 「これまで自分が作り上げてきた感覚で行ってきたパッテイング方法やエイミング(ライン取りの決め方)について、コーチと話し合ってみると、感覚・フィーリングの部分が大きかったことが明確になって、より理解が深まり自信が持てたと思います」 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/05/202504NAGASE3.jpg" alt="" width="788" height="712" class="size-full wp-image-87486" /> 柏原明日香プロ エイムポイントの取り方確認 鴻上コーチには選手とのやり取りについて聞いたところ、主に以下のような順番方法を取るようにしていると教えてもらいました。 基本的には日本のトッププロ選手であり、技術的な部分や方法論は知っているのが前提ですが、選手自身が持つフィーリングや現在思っていることに対しても明確な疑問点を聞き出しながら、選手に適した答えを出してあげること。ライン取りに対しては、エイムポイントの方法は知っているが、自分のやり方が本当に正しいのか、答えを欲しがっていることが多いので答えを出してあげる。選手のフィーリングでどれが正しいのか好みを聞きながら、違っていればより操作がしやすいヘッドモデルへとアドバイスを行う。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2025/05/202504NAGASE4.jpg" alt="" width="788" height="788" class="size-full wp-image-87487" /> フィッティング担当柳田氏と木村あや子プロ ★コーチがこの方法がよい。このモデルがあっているということは言わないようです。選手自身が自分の考え方と知識があっているかに答えを出したり、少し理解が違っていれば正しい方法に訂正するようなアドバイスを提供する。あくまで選手に対してはホスピタリティを持って会話を進めているようです。筆者も、ゴルフクラブの開発、スイング解析やコーチング技術は進化しているものの、パター関連は少し遅れていたり未開発な部分を感じていたので、このようなシステムが構築されて実績を上げていくことがますます必要になることを痛感していましたし、このような試みが大きな成功をつかめることを期待しています。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2025年4月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2025年05月02日
    <h2>種類の『オデッセイ』と感性の『ピン』</h2> 今回はLPGAにおけるパターの動向について報告します。シーズン開幕戦からは使用するパターブランドの変更や使用モデルの変更が起こり、各パターメーカーのシェア、使用率にも変化が起きていて、最終戦近くの状況が今シーズンの集大成となってきます。まずはLPGAで使用率トップのキャロウェイの「オデッセイ」についてです。 2024年シーズンでは約60%前後の使用率を確保、残りをピン、テーラーメイド、スコッティ・キャメロンで分け合っている格好です。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/12/2412nagase2.jpg" alt="" width="788" height="588" class="aligncenter size-full wp-image-84369" /> オデッセイでは、ネオマレットの「No7」とワイドブレードの使用選手が目立ち、各モデルにフェースインサートの素材や装着シャフト(スチール・カーボン・ストロークラボ)と、そのバリエーションも多いことが選手からの支持を受けているようです。同じモデルでも、「シーズン当初の芝の速さ」「遅いグリーンへの対応」「後半戦での速くなるグリーンへの対応」も問題なく行われているようです。 パター担当の柳田氏によれば、 「『速いグリーン』にはホワイトホットフェースの軟らかさ、『標準、または遅いグリーン』にはミルドフェースやチタンインサートを薦めることが多いですね。また、自分でパターを動かしてコントロールしたい場合はスチールシャフト、オートマチックに動かしたい場合や手の動きが悪い場合はストロークラボを薦めています」 河本結プロも、 「バリエーションが多いことで、どんな状況にも対応が可能」 と全幅の信頼をおいています。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/12/2412nagase3.jpg" alt="" width="788" height="788" class="aligncenter size-full wp-image-84370" /> 次にピンの状況です。2024年シーズンは20%前後の使用率を確保していて、使用モデルは『PLD』(パター・ラボ・デザイン)が多くなっています。『PLD』は、ステンレスのフルミルド製法を採用し、ソリッドでダイレクトな打感とボールの直進性を確保する目的で設計された上級者モデルで、パターがうまいプロが特に評価をしてくれるとのこと。岩田氏によると、下記のプロが使用しています。 桑木志帆プロ PLDアンサー2 鈴木愛プロ PLDアンサー2 山下美夢有プロ PLDオスロ3 阿部未悠プロ PLDアンサー5 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/12/2412nagase4.jpg" alt="" width="788" height="690" class="aligncenter size-full wp-image-84371" /> ★この2社の特徴はかなり異なっており、オデッセイは群を抜くヘッド形状とネック形状のバリエーションの多さ。またインサート素材によるボールスピードと打感のコントロール、そして相対的に科学されたパター理論を形にするための開発力には頭が下がります。一方、ピンはソリッドでダイレクトな打感を重視するプロに評価され、プレーヤーの感性をうまく引き出すパターチョイスを提案するミクロの調整がすごいと思いました。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年12月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2024年12月16日
    癖がなく、ねじれ、つぶれを制御できる『GC』 今回はドライバーシャフトでシェアを伸ばしているグラファイトデザインについての報告です。グラファイトデザインといえば、JGTOでの使用率を見てもハードなスペックが多いイメージがありますが、LPGAでも今期絶好調で7勝をマークしたメルセデスランキング1位の竹田麗央選手や、今季初優勝し来季のシード権を確定している天本ハルカ選手などが使用しており、『ツアーAD VF』や『CQ』『UB』に加えて、新たに投入された『GC』を使用する選手が増えています。 使用者の多い『VF』が進化系の手元調子と言われるのに対して、『GC』はグラファイトデザインの王道シャフト。つまり往年の『PT』から『MD』『TP』へと続くフラットなシャフトの後継機種として、現代のスイングや各メーカーが推し進める大きな慣性モーメントを持ち、低スピン化に向かうヘッドをコントロールするために開発されたシャフトです。 使用する三ヶ島かな選手は、 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/11/2411nagase2.jpg" alt="" width="1000" height="873" class="size-full wp-image-83920" /> 三ヶ島かな選手 「『GC』の5Sを使用していますが、従来のシャフトと比べて、インパクトで右サイドを使って押し込んだ時にも左に行かない点が安心して叩けるシャフトという感じで、現時点ではキャロウェイのパラダイム10度とはベストマッチです」 宮田成華選手は、 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/11/2411nagase4.jpg" alt="" width="1000" height="909" class="size-full wp-image-83923" /> 宮田成華選手 「『GC』の5Sを使用していますが、従来使っていた他社のシャフトより左に行かず、逆玉が出ないことで現在は安心して叩けるシャフトと思っています。キャロウェイのパラダイム9度とは相性がいいですね」 泉田琴菜選手は、 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/11/2411nagase3.jpg" alt="" width="1000" height="998" class="size-full wp-image-83922" /> 泉田琴菜選手 「多くの選手が試しているので、現在使用している『VF』から『GC』への変更をテスト中です。ヘッドメーカーとの相性があり、実績のある『VF』と『GC』では、まだハッキリとした変化が比較できず思案中です」 グラファイトデザイン大石氏によれば、 「『VF』との比較より他社シャフトからの変更事例が多いと思います。グラファイトの伝統的スタンダードシャフトが、最近のクラブヘッド開発とマッチしていると思います」  キャロウェイゴルフの桜井氏によれば、 「キャロウェイのヘッドでは、確かにグラファイトのシャフトが合うと思います。特に『GC』では癖がなく左に来ないので 使用プロが今後も増えそうです」 三ヶ島選手、宮田選手ともに、従来使っていたメーカーのシャフトより10ヤード前後、飛距離を伸ばせたといっています。ただ、これは安心して叩きに行く、インパクトでボールを押しに行った場合でも左に行かないことで、強く振っていけるからだと思われます。昔と比べてもスイングがよくなったLPGAプロにとっては、ニュートラルなシャフトでなおかつ、ねじれとつぶれをコントロールするシャフトの需要が高まっていると思います。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年11月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2024年11月20日
    三菱のシャフトは「小さな差を感じられます!」 今回はLPGA全37試合中28試合が終了時点で、少し状況の変化が起きているドライバーシャフトについての報告です。 現時点でのシャフトメーカー別の優勝回数では、 1位 三菱ケミカル 7勝 2位 グラファイトデザイン 6勝 3位 ヨネックス 5勝 4位 藤倉コンポジット 4勝 となっています。 今回は現在7勝と注目の三菱ケミカルのシャフトを使用して初優勝を遂げた桑木志帆選手と臼井麗香選手に話を伺いました。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/kuwaki.jpg" alt="" width="1000" height="932" class="size-full wp-image-83652" /> 桑木志帆選手 まず、桑木志帆選手については、 「ニチレイレディスの練習日に『ディアマナBB53』(S)をテストして、その週から試合で使い始めました。飛距離が15ヤードほど伸びて、なおかつ、曲がりが少なく感じて投入しました。初日には6アンダーで首位タイと好感触でした」 桑木選手はこの2試合後に資生堂レディスで初優勝し、その後8月末のニトリレディスで2勝目を上げ、現在メルセデスランキングでも7位につけています。中村コーチによると、 「ドライバーの飛距離と方向性の確立は非常に大きかったです。ドライバーの安定が、セカンドショット、パッティングに繋がりました」 もう一人はアクサレディスで初優勝を遂げた臼井麗香選手です。臼井選手も優勝後に同じ三菱の『ディアマナBB53』(S)にシャフトを変更。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/10/usui.jpg" alt="" width="788" height="788" class="size-full wp-image-83653" /> 臼井麗香選手 「シャフトが走ってヘッドスピードも上がり飛距離が出るようになりました。三菱のシャフトは選べるシャフトの種類が多く、少しの差を感じられるシャフトが選べるのが魅力です」 三菱ケミカルのツアーレップ三好氏によれば、現在LPGAでは7種のシャフトを選手が使用しており、 1Kテンセイ青:岡山絵里選手 1Kテンセイ赤:畑岡奈紗選手 1Kテンセイ白: 小祝さくら選手、菅沼菜々選手、蛭田みな美選手 ディアマナ GT:勝みなみ選手 ディアマナ WS:大里桃子選手 など、有名選手が使用、シャフトの選択肢が多いことを物語っています。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年10月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2024年10月25日
    サポート体制で使用者増のボイスキャディ 今回はLPGAにおけるレーザー距離計のLPGAプロおよびプロキャディにおける使用状況についてです。今シーズンよりヤーデージブックの内容変更とGPS距離計の使用が制限されました。 筆者個人的には一般ゴルファーにとっては、GPS距離計のほうがスコアに影響する部分が多く、今シーズンのレギュレーション変更には「なるほど」と納得する部分もありました。ではレギュレーション変更後のレーザー計測器はどのような状況になっているんでしょう? <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/09/2409nagai.jpg" alt="" width="788" height="785" class="size-full wp-image-82859" /> 森田遥香プロ レーザー距離計は2022年シーズンより試合中での使用がOKとなり(LPGAのみ)、それまで距離計を使った計測は一切プロキャディ任せであった女子プロも、少しずつ自分で距離を計測するようになりましたが、計測距離が毎回違う、うまく目標のピンフラッグに当てられないとの声も多く聞こえました。 2022年度シーズン開幕では使用者がいなかったひさいスポーツ社が輸入販売するボイスキャディ社のレーザー距離計ですが、翌2023年シーズンの終了時点では「TL1」というモデルの投入もあり、出場プロの約70%程度がボイスキャディ社を使用する状況となりました。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/09/SC4_2.jpg" alt="" width="788" height="788" class="aligncenter size-full wp-image-82858" /> ひさいスポーツでは年間30試合程度をツアーサービス活動に費やして、選手サポートをホスピタリティをもって展開していることが大きな要因だと感じています。 現在LPGAツアーで使用者が確認できるのは、ひさいスポーツのほかにB社とN社の2社ですが、女子プロにも扱いがしやすくピンにレーザーが当たりやすく、早く結果が表示される、毎週使用に対するメンテナンス(屋外の高熱条件、雨中の使用、バッテリーの消耗)に関するサービスを毎週行うことで、試合に何の支障もなく使えることから、圧倒的なシェアを獲得できたのだと思っています。 ひさいスポーツの栢木社長、島田氏によれば、 「選手の要望をなるべくかなえるべく、できるだけの試合での活動と、選手に対してホスピタリティを優先してサービスすることを考えています」 とのこと。 最近ではこのレーザー距離計だけではなくドップラー方式の弾道測定器SC4を使用するプロも出てきています。小型の機器で軽量ではありますがレーダーの受講部が縦に3列配置されており、この価格帯(8万8000円)の弾道測定器としては、プロも納得できる数値の精度が出ているようです。練習場で各プロに呼ばれてフォローする姿は相当忙しいそうだなと思わせます。 現在、ツアーでレーザー距離計を使用する主なプロ(敬称略)は、勝みなみ、川本結、岩井姉妹、若林舞衣子、桜井心那、菅沼なな、天本ハルカ、桑木志帆、佐藤心結、柏原明日香、川崎春花、西村優菜、森田里香子、木村綾子、臼井麗華、渋野日向子、アン・ソンジュ、アン・シネ、イ・ミニョン、イ・チヒ、新垣比菜 、森田遥などです。  <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/09/hasi.jpg" alt="" width="788" height="862" class="size-full wp-image-82857" /> 橋添プロ父親とヒサイスポーツ柏木社長 光学機械や弾道測定器は本当に日進月歩で、スマホやPC同様最新式の物が精度も高く優秀です。3年前の高級機種もやはりプロが使う機器としては最新式の物と比べて落ちるようで、クラブよりもその差が激しいと感じます販売店サイドでもユーザーメリットとしての最新式機種への買い替えをもっと訴えたらと思っています。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年9月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2024年09月11日
    今回のレポートはヨネックスレデイスゴルフトーナメント2024に出場した林心恩(リン・シンエン)選手を通してヨネックスのジュニア活動について報告します。 林選手は8歳で父親からゴルフを習い始めて18歳の現在まで父と活動を共にし、ヨネックスレディスへは2023年8月に開催されたヨネックスジュニアチャンピオンシップで、2日間トータル8アンダーで優勝してヨネックスレディス本戦への出場権を獲得しました。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/08/2408nagase2.jpg" alt="" width="718" height="569" class="size-full wp-image-82445" /> 林心恩選手のアイアンショット スイングはまだまだ粗削りですが、日本のジュニアにはあまり見られない下に向けたダウンスイングと左ひじを巧みに使うスイングです。ターフをきっちりと取ってくるスイングで、きれいなスピンの効いたボールを打ってきます。ショットメーカータイプで将来が期待できる選手です。 ヨネックス出場のジュニア選手といえば、2016年大会で11歳288日で本戦出場したアレクサ・パノ選手が思い出されます。プロ転向後には欧州で1勝、米国で1勝と、この舞台を出発点として世界に羽ばたき成功した選手です。林選手もぜひ世界で活躍してほしいと思います。 ヨネックスレディスでは昨年新設されたヨネックスジュニアチャンピオンシップの優勝者が本戦出場を果たせることで、予選会とは別のルートで本戦出場という目標ができ、多くのジュニアゴルファーの励みとなっています。 今後は別の大会でもこのような仕組みが増えればジュニアゴルファーの大きな励みになると考えます。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/08/202408nagase2.jpg" alt="" width="900" height="809" class="size-full wp-image-82447" /> ヨネックスジュニアレッスン会に参加したプロ ヨネックスでは全国で51か所(関東中心に東海、近畿、九州)でジュニアゴルフスクールを展開し、多くのジュニアゴルファーからプロを輩出しています。 また、今回のトーナメントでもジュニアゴルファーのレッスン会も開催され、多くのトーナメント出場選手がジュニアにレッスンを行い(若林プロ・池ヶ谷プロ・青木プロ・蛭田プロ・安田プロ、吉本プロ・笠プロ・泉田プロ)、参加したジュニアからは喜びの声があふれて、ゴルフを真剣にやりたいという声が多く聞こえました。 このような仕組みが増えれば日本もゴルフ強国へ向かうと考えられます。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年8月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2024年08月15日
    今回のレポートは2024年度から改正されたグリーンリーディング資料についての報告です。具体的には変更になったグリーンリーディング資料について、開幕戦から10試合以上が経過したところで、その状況を報告させていただきます。 資料の写真のように主な変更点はグリーン上の情報で傾斜の表示がなくなっていることです。練習ラウンドなどで得た情報は、自分で書き入れられるものの、昨年度までの出来上がった資料を手に入れることはできなくなりました。筆者はグリーン上の傾斜を含む細かな情報こそがスコアを左右するのではと思い、今シーズンがどのように変わっていくかを注目していました。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/nagase2.jpg" alt="" width="1000" height="989" class="size-full wp-image-82127" /> グリーンリーディング資料の変更点について そこで、田淵プロキャディと佐藤心結選手に何が変化したか、話を聞きました。 田淵プロキャディによると、 「開幕戦からどのような影響があるのか心配していましたが、自分たちが細かな情報を書き入れることで、従来と変わりなくできていると思います。ただし、ヤーデージブックに書き入れる情報を集めるために、練習ラウンドはかなり長くなっているのが現状です」 佐藤心結選手は、 「練習ラウンドを通じて自分たちが情報を集める手間はかかりますが、試合に必要な情報を書き込んでしまえば昨年と変わらないですね」 とコメントされていました。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/magase1.jpg" alt="" width="1000" height="1000" class="size-full wp-image-82124" /> 2023年度使用のヤーデージブック 一方でこんなコメントもあります。今シーズンブレイクしている天本ハルカ選手は、 「グリーン上の傾斜を含めた情報量が少なくなったことで、自分のラインの読みと、ラインに対して厚く打つか、薄く打つかといったジャッジがスムーズになってプレーが早くなりました。あまり多くの情報量がありすぎても、プレー中の計算が複雑になっていたので、自分には有利になってきたように思います」 ★今シーズンの平均ストロークや優勝スコアが悪くなるのではといった心配をしていましたが、結果はほとんど変化もなく、天本選手のようにプレーのスピードアップと成績が上がった(天本選手は今年4月のパナソニックオープンで優勝)例もあります。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/07/nagase3.jpg" alt="" width="1000" height="984" class="aligncenter size-full wp-image-82128" /> 今後はスイング技術の向上、ボディメンテナンスの向上、もちろんクラブやボールの技術向上もあり、ゴルフプレーに対するあらゆる分野での規制が少しずつ強化されていくのではと思います。 <hr> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年7月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://www.gew.co.jp/magazine">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2024年07月14日
    今回のレポートは選手の体調をサポートするシューズのインソールについての報告です。2024年シーズン、ビーヒットでは新たにウイニングワン株式会社が展開するバネインソールを扱っており、その状況を報告させていただきます。 女子プロにとってのインソールは必要不可欠な存在です。多くの女子プロがジュニア時代から一日中ゴルフスパイクをはいていることから、硬いスパイクシューズによって、相当足に負担をかけており、ツアー出場する20歳近くではかなり足を締め付けて、痛めた状態の女子プロを多く見受けます。 毎週毎週6日間は早朝から夕方までスパイクをはいてゴルフ場で一日立っているわけですから、実際に足にかかる負担は相当なものです。 ウイニングワンが提供する「バネインソール」を始めとするインソールメーカーは足をささえ守る機能と、土踏まずを主体とするアーチサポートにより疲労軽減効果や、スパイク内でのずれを抑えて、スイングを安定させる効果を発揮しています。 「バネインソール」ではゴルフ用以外にもシューズ内部のボリュームが合わない場合に、薄く、踵のホールドカップが低いタイプの物を使用して選手に最良のコンディションでのプレーをしていただけるように、選手や使用シューズの状況を見てフィッティングの提案を行っています。もちろん試合で使用するスパイクシューズ以外にも、ゴルフ場を出た後で使用するスポーツシューズにも同じ理屈でインソールを提供しています。 バネインソールを使用する主な選手は、小祝さくら、金田久美子、佐久間朱莉、新垣比菜、永井花奈ですが、その他の使用選手は次のようにコメントしています。 <strong>■工藤遥加</strong> 「使い始めて2年を経過していますが、いまではないと不安ですね。使用してからラウンド後の疲労が軽くなりました」 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/06/202406kudo.jpg" alt="" width="1000" height="1333" class="size-full wp-image-81794" /> 工藤遥加 <strong>■山路晶</strong> 「一時期使用をやめていましたが、また再開します。外反母趾で足が痛いのをサポートしてくれる感じと、疲労が軽くなることがいいですね」 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/06/202406yamadi.jpg" alt="" width="900" height="885" class="size-full wp-image-81795" /> 山路晶 <strong>■臼井麗香</strong> 「スパイク内のボリュームで苦労するのでゴルフ用ではなく、ヒールのホールドカップの薄い『アスリートグリップ7』と『ベーシック7』を使い分けています。やはり疲労が違います」 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/06/202406usui.jpg" alt="" width="1000" height="1334" class="size-full wp-image-81796" /> 臼井麗香 <strong>■森田遥</strong> 「バネインソールを使用して2年ですが、最近シューズを変えてシューズ内のボリュームが変わったので、再度フィッティングしてもらいました。使用してから疲労が残らなくなりました」 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年6月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2024年06月20日
    今年初めてのレポートはパターのお話です。トーナメントに出場するプロ25人に対して『VIEW1(Motion Identity)』という測定器を使用して、プロのパターの使い方とパター調整について調べました。『VIEW1』という機器は、アナログ的にパター使用選手のパッティング時の目と首の動作を数値化しようとした機器です。具体的には調査選手のデータを見ながら解説いたします。 表からEyePlane角度(アイプレーン)を見ると、パターのライ角と合わせて90度程度になるのが理想だそうです。女子プロの平均が89度程度なので1度アップライトのパターフェースでスクエアになることが望ましい。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/04/nagase2.jpg" alt="" width="800" height="800" class="aligncenter size-full wp-image-81048" /> パターの名手である鈴木愛選手のアイプレーンが85.5度となっているが、パターが標準よりも5度アップライトでロフト2.5度に設定し、実際のインパクトではロフトが0度から1度になることで、フェースがスクエアになる方法をとっている。 大里桃子プロは中尺を使用しているためこの数字に。また、90度を超える選手はパターのヒールを浮かせることでフェースをスクエアに保っている。 また『VIEW1』ではパターの振り方や目の使い方、首の使い方もチェックでき、試した大半の選手が目と首の使い方さえできれば、ターゲットポイントに必ずいくことに驚いていました。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2024/04/MOTUON-IDENTITY-VIEW1.jpg" alt="" width="800" height="800" class="aligncenter size-full wp-image-81049" /> ツアーコーチの中島氏によれば、 「パターの際の目の使い方と首に使い方は、かなり時間をかけて選手に説明しアドバイスを送っているがなかなか言葉が伝わらなかったが、これはわかりやすい。サイドミラーを見て目が外れたらほとんど目標にいかないから」 と絶賛していました。また、上田桃子選手、諸見里しのぶ選手も非常に興味を持っていました。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年4月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2024年04月23日
    さて、今回はJLPGAツアーで解禁された距離計測器についてです。2022年シーズンの解禁でしたが、当初は選手もキャディさんが使用するもので、自分には関係がないと言っていた選手もいたようですが、それから2023年シーズンも後半に入って、その状況は大きく変わりました。 選手も練習ラウンドや、練習場で積極的に使用するのが当たり前になってきており、今年度では試合中にも選手が距離計測器で計測する姿がTVの画面でもよく確認されます。 現在ツアーでよく見かけるのは、レーザー距離測定器です。距離測定器が解禁された2022年シーズン当初では、使用しているメーカーは大半が『ブッシュネル』でした。 その後、『ショットナビ』、『ボイスキャディ』が選手やプロキャディにアプローチした結果、現在のJLPGAでは試合にごとに『ボイスキャディ』と『ブッシュネル』が選手使用率を争う形となってきました。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/12/2311nagase2.jpg" alt="" width="1200" height="840" class="aligncenter size-full wp-image-79701" /> 使用率を大幅に伸ばした『ボイスキャディ』ですが、選手やプロキャディによれば、 「レンズが明るく見やすいこと、初心者(ここではプロゴルファー)でも目標に正確に早く当たり、測定できる!(特に緊張した場面でストレスなく早く当たることは重要!)」 「朝日や西日と低い位置の太陽に抜けて測定ができないメーカーが大半だが、『ボイスキャディ』はこんな状況でも測定精度が落ちずに計測できる」 とのこと。また、 「プロが確実に目標に当てられなかったりしたものが、『ボイスキャディ』を使用することで、自分たちでも使える!!」 というのが、短期間でトップシュアを獲得できた要因のようです。ちなみに今季32試合で使用者の15名が優勝しています。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/12/2311ngase.jpg" alt="" width="764" height="723" class="aligncenter size-full wp-image-79702" /> 一方、プロキャディはレーザー測定器に加えて、GPS測定器を使用する人が増えています。 これはピンまでの情報を得るレーザー計とGPS測定器で、グリーン周りの形状、バンカーや池までのハザードの距離、さらに重要な要素であるグリーンエッジまでの距離を、ツアーメモと比べて再確認できることが大きいようです。 GPS距離計では朝日ゴルフの『イーグルビジョン』のみがプロキャディに使用されています。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/12/2311nagase3.jpg" alt="" width="1000" height="845" class="aligncenter size-full wp-image-79705" /> ★ルール改正後、時間はかかりましたが選手やプロキャディほぼ全員が距離測定器を使用するようになりました。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2023年11月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2023年12月10日
    今回は近年使用者が増え飛ぶクラブとの認識が増えてきたピンのツアーサービスカーにお邪魔して、クラブとパターについての話を伺いました。 ピンゴルフジャパンのツアーバスは原則としてJGTOとLPGAのほぼ同数の試合に出動しており、そんな話題のクラブをクラブ担当の稲原氏に、パターについてパター担当の岩田氏に話を伺いました。 稲原氏によると、ピンを使用する選手はドライバー、FW、UT、アイアン、ウエッジ、パターと全商品を使用する選手が多いが、契約選手ならともかく、フリーの選手でもすべてのクラブを使用する人がいることに驚く。トータルでの完成度が高いものを提供していることがうかがえた。アイアンでは新製品の『i230』を使用する選手が多く(比嘉真美子、大出瑞月、工藤遥加、前田陽子、上野菜々子)、『i210』を鈴木愛(『i230』がスピンが効くため距離感を合わせづらい為『210』を使用中)が使用。『i230』と『i210』ではスコアラインの数は『230』の方が多く、スピンがより入りやすくなっている。 ウッドでは『G430』シリーズでソールのリブを増やしたことで、打感が柔らかくなり、打音も従来より落ち着いた音に変化して選手からは高評価である。上野プロ、前田プロからは飛距離が伸びたとのコメントも聞かれた。 次にパターの状況を岩田氏に伺った。昨シーズンの終盤から、慣性モーメントが大きく、オートマチックなイメージの強かった大型のネオマレットから、ワイドブレードを試して変更する選手が多くなってきているとのこと。これはキャロウェイのオデッセイ担当者も同じ発言をしていて、非常に興味深い。選手によればブレードパターは巧い選手が使うものとの認識があった。しかし、ワイドタイプのブレードを試すと、オートマチックな部分と自分の感性を生かした操作性も発揮できて非常に良いとの話が多くなってきているとのこと。長さは33インチが主力で、またピンのオリジナルグリップの装着率が高いことです。特に『TP-58ブラックアウト』はタイガーウッズの使用で俄然注目を集め、『ブラックアウトMID』もネオマレット系に装着率が上がっているとのことでした。 ★今回の取材の前にベトナム市場の調査に行った際、ドライバーの販売で大手の12店舗が口をそろえてピンがトラックマン計測で一番飛ぶので売れる!! との話を聞いていたので、契約プロからの話も非常に納得できるものだった。パターはやはり強い選手からの流行力があり、ここしばらくはワイドブレードが人気を集めそうだ。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2023年10月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2023年11月26日
    さて今回は、アクシネット・ジャパン・インク(アクシネット)がLPGAで活動しているツアーサポートの一部を紹介します。 アクシネットでは、タイトリストのクラブ、ボール、グローブ、フットジョイのシューズ、グローブ、ボーケイウエッジ、スコッティ・キャメロンのパターなどを選手に供給しています。日本のLPGAでの使用状況をツアープロモーション担当の板橋さんに伺ました。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/11/pe.jpg" alt="" width="908" height="991" class="size-full wp-image-79327" /> ペ・ソンウ選手と板橋さん まず中心となっているボールですが、 LPGA の使用者は1試合当たり多くて も30名程度で、世界中のプロのトーナメントでの使用率を考慮すればあまり多くありません。当然、日本にはダンロップ、ブリヂストンゴルフが存在しているからです。使用ボールですが『プロV1』と『プロV1X』でほぼ半分 ずつの使用状況です。 各プロの使用するクラブとの相性もあり、スピン量、フェースに乗る感じで使用者が半数ずつになっていることは非常に興味深いと思います。 クラブの使用者は現在4名でドライバーとアイアンを両方使用している選手ばかりです。注目されるべきドライバーですが、菊地絵理香、ぺ・ソンウ、イ・ミニョンが『TS4』を使用し、鶴岡果恋が『TS2』を使用中です。 ボーケイウエッジの使用者は40名前後で、モデル的には『SM 9』が6割、日本人向けに開発した『FORGED』は4割となっています。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/11/itabashi.jpg" alt="" width="1210" height="908" class="size-full wp-image-79328" /> クラブ作業 板橋さん シューズの「フットジョイ」は供給数では30名を超えています。★ゴルフクラブと違い、毎週30名以上の選手にボールとグローブ、タオルを供給(天気の予測により供給量を増やすことも大変)し、シューズ等の確認作業も行う中で、4名の選手のドライバー、アイアンのケア、あとは40名前後の使用率を誇るボーケイウエッジのケアと、仕事量的には大変多くの作業があり大変な状況です。 ★ゴルフボールが決まらないとクラブのフィッテイングができないことは、この世界の常識です。そのため、アクシネットでは、定期的にゴルフボールチームによるボールフィッティングが行われており、機会があればぜひ取材を実施したいと考えています。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2023年9月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2023年11月06日
    今回はツアー会場から、JLPGAツアーでドライバーとFWがトップの使用率を誇るキャロウェイゴルフのツアーサービスカーで話を伺いました。 キャロウェイゴルフといえばウッドクラブ、特にドライバーの使用率が高いメーカーです。JGTO男子ツアーでは使用率の高い試合では40%を超えることも多く、今回取材をお願いしたLPGAツアーでも30%を超えているのが現状です。 キャロウェイゴルフの島田マネージャーに話を伺いました。 「LPGAでの女子選手ですが、平均で使用者が30人。契約プロの8名を除いても22人の選手がキャロウェイを使用している状況です。30人使用の内訳は、『パラダイム』が8割で24人。そのうち9割(22人)が『トリプルダイヤモンドモデル(◇◇◇または◇◇◇S)』。8名の選手が『ローグST』または『speed』を使用。『パラダイム』についてはヘッド重量が185g前後と軽量で、クラブの重心位置調整のグルーと2か所のタングステンウエイトを使用して、クラブの調整範囲が非常に広く選手に合わせやすいモデルです。 従来よりも大幅に『トリプルダイヤモンドモデル』の使用者が増えたのは、今回のヘッドが360度カーボン製で、ソールもフォージドカーボンでフェースがチタンである特性により、従来モデルより大幅に慣性モーメントが大きくつかまりがよいためです。 『パラダイム』はツアーで3モデルを持ち込んではいますが、『トリプルダイヤモンド』が主力です」 契約プロ以外の使用者は、三ヶ島かな、西郷真央、申ジエ、笠りつ子、藤本麻子、金田久美子、川岸史果らです。 プロの意見は飛距離が出るのと打感の柔らかさ、自分に合うフィッティングが決まりやすい、との声が多かった。 ★『トリプルダイヤモンド』は、ヘッド重量が193g~194gでタングステンウエィトが2g~12gの2か所で調整できます。グルーを入れる行為がスピンを減らすためではなく、球のつかまりをコントロールする方向に使えるのはうらやましい。このような仕様であれば、あらゆるプロに合わせやすいのはいうまでもありません。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2023年8月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2023年10月07日
    今回は6月2日~4日まで開催されたリシャール・ヨネックスレディスゴルフトーナメントから、今季よりクラブ契約がフリーとなった臼井麗香選手のフィッティングを報告します。 臼井選手はプロ入り翌々年から賞金ランキング59位と活躍し、2020-21年シーズンに賞金ランキング45位で見事シード入りを果たした選手です。158cm48kgからは想像できないような力強いショットと飛距離が持ち味です。 2022年シーズンは、より高いレベルを求めてスイングの改造を行いましたが、そのことで少し調子を落としてシード落ちをしてしまいました。今回のフィッティングですが、スイング改造で少し落ちてしまったヘッドスピードをカバーすることも含めたフィッティングとなりました。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/08/tyuuou.jpg" alt="" width="788" height="842" class="aligncenter size-full wp-image-78314" /> 具体的には、以前使用していたアイアンシャフトがNS850であったのに対して、NS950と重たいシャフトに変更し、クラブ重量を上げることで安定した飛距離を出そうとしたことです。これまでのアイアンヘッドは重心距離の長いタイプで、今回提案したヨネックス『CB501は』は、従来使用モデルと比べてコンパクトに見えるヘッドで重心距離が短く、ボールのつかまりをよくしているモデルです。 今回はドライバーも、好調時に60g台のSシャフトを使用していたものを50g台のSRシャフトに変更し、距離を伸ばすことに成功しました。 臼井プロによれば「クラブで迷っているときに、大学時代の監督からヨネックスのアイアンを試してみたら」と提案され、試したところ、現在の自分のスイングにマッチしたので、すぐにもクラブ変更をして実践投入。 また、岩井ツインズや若林舞衣子選手が『GT3』のドライバーでずいぶん飛距離が伸びたこともあって、この試合の練習日にぜひ試したいとのリクエスト。クラブフィッテイングをヨネックスの小野氏が行い、従来使用のドライバーより飛距離が伸びたことから早速試合での投入となりました。 ★臼井選手はこれまで、スイングを少しアップライトに引き上げ肩関節・肩甲骨の屈曲の動作をいれてヘッドスピードを出していましたが、スイング改造でより精度の高いスイングを目指して、この屈曲の動作を封印されたようです。ちなみに、この動作で飛距離を伸ばして成功したのは福島晃子、横峯さくら、渡邊彩香プロがいますね。 <strong>臼井麗香選手のセッティング</strong> <table> <tr> <th>YONEX GT3 ドライバー</th> <th> </th> <th>ロフト9度</th> <th>45.25インチ</th> <th>カイザーH </th> <th>5SR</th> <th>C9</th> </tr> <tr> <td>CB702 FORGED</td> <td>4</td> <td>21</td> <td>39</td> <td>NS950</td> <td>S</td> <td>D1</td> </tr> <tr> <td>CB702 FORGED</td> <td>5</td> <td>24</td> <td>38.5</td> <td> NS950 </td> <td>S</td> <td>D1</td> </tr> <tr> <td>YONEX CB501</td> <td>5</td> <td>24</td> <td>38</td> <td>NS950</td> <td>S</td> <td>D1</td> </tr> <tr> <td>YONEX CB501</td> <td>6</td> <td>27</td> <td>37.5</td> <td>NS950</td> <td>S</td> <td>D1</td> </tr> <tr> <td>YONEX CB501</td> <td>7</td> <td>31</td> <td>37</td> <td>NS950</td> <td>S</td> <td>D1</td> </tr> <tr> <td>YONEX CB501</td> <td>8</td> <td>35</td> <td>36.5</td> <td>NS950</td> <td>S</td> <td>D1</td> </tr> <tr> <td>YONEX CB501</td> <td>9</td> <td>40</td> <td>36</td> <td>NS950</td> <td>S</td> <td>D1</td> </tr> <tr> <td>YONEX CB501</td> <td>PW</td> <td>45</td> <td>35.5</td> <td>NS950</td> <td>S</td> <td>D1</td> </tr> </table> <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2023年7月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2023年08月16日
    今回は、サロンパスカップ(茨城県・茨城ゴルフ倶楽部西コース)から、今季女子ツアーで使用されるウッドのシャフトの報告です。 三菱ケミカルの三好氏によると、同社のシャフトでは、女子の中でもヘッドスピードの速い選手が目立って使用しているとのことです。同社は素材メーカーの強みを活かしてシャフトを供給しており、使用されるモデルは幅広いです。テンセイCKホワイト(穴井詩/今季2勝)、テンセイ1Kホワイト(西郷真央、小祝さくら、菅沼菜々)、ディアマナWF(大里桃子)です。 テンセイ1Kホワイトでは、手元の調子を調整するためにカーボン素材を慎重に選び、シャフトをしなやかにし、パリッとした打感を実現しています。 一方、CKでは先端部分にケブラー1Kクロスを使用して補強し、手元の調子を作りました。素材によって色合いの異なるシャフトが完成しました。他にはディアマナGT、PD、テンセイオレンジも使用されています。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/07/tsujimoto.jpg" alt="" width="1000" height="667" class="size-full wp-image-77883" /> グラファイトデザイン 辻本氏 グラファイトデザインの辻本氏によると、新モデルのCQは多くのプロがテスト中で、グリップ下部を硬くすることでグリップ部分を動かす技術を提案しています。このシャフトは手元だけでなく、先端部分も動かすことができます。近年、ヘッドの慣性モーメントが大きくなり、飛ばすための低スピンヘッドが増えたため、適切な打ち出し角とスピン量を確保することを目指しています。天本ハルカが使用中です。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/07/UST.jpg" alt="" width="1000" height="667" class="size-full wp-image-77885" /> USTマミヤ 鈴木氏 USTマミヤ・鈴木氏によれば、現在ツアーではDAWSとアッタスV2が中心です。DAWSは、先端部の強度を補強する代わりに、トルクを制限することで先端部を安定させるためにM40Xを使用しています。このシャフトは永井花奈が使用しています。 一方、アッタスV2はクセのない中間調子を目指して開発され、同様にトルクコントロールのためにM40Xを先端部に使用し、方向性を向上させています。このシャフトはリ・ハナが使用しています。また、藤田光里は実績のあるアッタスKINGを使用中です。 日本シャフトの常山氏によれば、同社はレジオフォーミュラーB+、MB+、M+を展開。このシリーズは80tの高弾性カーボンを全長にわたって使用し、スイング中のシャフトのしなりと戻りを最速で行うモデルです。 現在、稲見萌寧はM+を使用しています。このモデルは中間部から手元をしっかりと固定し、先端が少し柔軟になるように設計されています。藤田さいき、森田遙、横峯さくらはMB+を使用。このシャフトは中間調子であり、ダウンスイング時の切り返しをコントロールしやすくなっています。 スイングタイプによって、慣性モーメントをコントロールするための手元調子と、過度に低スピン化したヘッド対策の先端調子があります。これらの組み合わせと最新の補強技術により、幅広いニーズに対応できるようになりました。ヘッド特性とプレーヤーのスイング特性に合わせて、細かなフィッティング方法が考案されています。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2023年6月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2023年07月16日
    今回はツアーで話題のオデッセイ『TRI-BEAM』について報告します。『TRI-BEAM』はネック形状がテーラーメイドの『トラスパター』同様、三角形の形状(ラケットホーゼル)となっていることから「三角戦争」はどうなるのか? といった見方もあるようですが、今回は別の視点からこの『TRI-BEAM』のメリットを探っていきます。 今年のLPGA開幕戦で、あまりクラブを変えようとしない上田桃子プロがエースパターからあっさりと変更! その後もこのパターを使用する選手が練習グリーン上では増え続けています。 今回はエースパターに変えて、『TRI-BEAM #7』で練習する永井花奈プロに話を伺いました。 <strong>Q 『TRI-BEAM』の何がエースパターと違いますか?</strong> A 自分のゴルフはショットが曲がらずにパーオン率も高いのですが、距離が出ないためピンフラッグより遠くにパーオンすることが多い。そんな状況下でのパターは距離が残り、少しのストロークでスムーズに転がるパターが理想です。 現在使用中のオデッセイと比べて『TRI-BEAM』で練習することで手が動くようになることがありがたいです。現在は手を動かす練習に使用していますが、うまくフィッティングすれば、新たに『TRI-BEAM』がエースパターになると思います。 トーナメントの世界で、パターの際に手が動きづらくなるのは当然のことと受け止められていますが、『TRI-BEAM』のようにパター全体の慣性モーメントが大きく、ヘッドだけではなくグリップ、シャフトを含めたパター全体が動きやすくなるのは凄い発想だと思われます。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/06/TRI-BEAM.jpg" alt="" width="788" height="525" class="aligncenter size-full wp-image-77499" /> 永井プロがもう一つ強調していたのは、 「クランクネックでグースであるにもかかわらず、フェースの先に重量が感じられるためにシャフトの延長線上に重心が感じられ、センターシャフトの易しさと三角形のネックによりオフセンターでの球のよじれも感じません」 といったコメントでした。 ★筆者の感覚でも手が動かされることと、永井プロがコメントしたセンターシャフトに近い感覚があると感じました。これはヘッドに装着されるタングステンウエイトがソール底部にではなく、フェースの裏側に縦に入ることで引き起こされるのではとも考えられ、フェースが上を向くというより下に進みやすくフェースが開かなくなる利点を感じました。 ★1987~1995年において、当時のタイトリストから発売されたデッドセンターパターで発案されたクランクネックに代わる三角形のネック。当時のカタログには「クロスヘアアライメントシステム設計」によりオフセンターヒットのねじれを減らす目的でトウとヒールに重量配分をしてあると表記されていました。テーラーメイド『トラス』との三角戦争といわれますが、このシステムはすでに30年近く前に実用化されていたのです。 <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2023年5月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2023年06月13日
    今シーズン開幕戦からの報告はヨネックス所属の若林舞衣子選手のクラブセッティングです。若林選手は昨年久しぶりのシードダウンとなりましたが、ファイナルQTを見事1位で通過し今年前半戦の出場権を獲得しました。 結婚、出産、子育てのさなかでの2017年アクサレディスでの優勝。また2021年にはGMOサマンサタバサでの優勝と、プロスポーツ選手として素晴らしい成績を残されています。 2023年シーズンにはシードダウンしたのにもかかわらず、契約するスポンサーが3社も増えたことは若林選手の大きな魅力を評価されたメーカーが増えてきたことを表しており、若林選手をサポートする立場からも大変うれしく思っています。 <img class="aligncenter size-full wp-image-77349" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/05/bag.jpg" alt="" width="525" height="788" /> さて、今シーズンの若林選手のクラブセッティングですが、昨年度のファイナルQTまでに調整を終えたクラブで結果を残していることもあり、大きな変更はありません。 若林選手の要望ではドライバーフェースの見え方がストレートですっきりきれいに見えるもの。UTはグリーンに止められるクラブとして高さが出ることが要求されますが、ヨネックスのプロ担当の大木敬氏がつきっきりで若林選手を見ており、本人の希望を事前に察知して、提案クラブを提供することで、ほとんどプロのイメージするクラブをいつも提供しているからです。 <img class="aligncenter size-full wp-image-77348" src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2023/05/KAIZA-M.jpg" alt="" width="788" height="525" /> ★若林選手の産休復帰後の成績やゴルフのプレー内容に大きな変化があった事を、多くの選手が口にしていました。 我々スタッフもスイングの変化には気づいていましたが、同伴競技者が若林選手のドライバー飛距離が産休前とは違ってびっくりしたという証言が多くありました。 2022年度にもヨネックスのドライバーを試させてほしいと、多くのプロから依頼を受けたのも事実です(実際に数名の選手が試合で使用しました)。 2023年度では若林選手は飛距離の出る選手として、益々の活躍を期待しております。 <h2>クラブセッティング</h2> <table> <tr> <th>クラブ</th> <th>名称</th> <th>ロフト角</th> <th>シャフト</th> <th>シャフト硬さ</th> <th>長さ</th> </tr> <tr> <td>1W</td> <td>03EZONE GT</td> <td>9°</td> <td>REXIS KAIZA-M</td> <td>5SR</td> <td>45.75</td> </tr> <tr> <td>3W</td> <td>ヤマハRMX VD</td> <td>15°</td> <td>DIAMANA RF</td> <td>5R</td> <td>42.75</td> </tr> <tr> <td>5W</td> <td>TAYLORMADE STEALTH</td> <td>18°</td> <td>DIAMANA RF</td> <td>5R</td> <td>42</td> </tr> <tr> <td>7W</td> <td>TAYLORMADE STEALTH</td> <td>21°</td> <td>DIAMANA RF</td> <td>5R</td> <td>41.5</td> </tr> <tr> <td>3UT</td> <td>EZONE XPG</td> <td>19°</td> <td>REXIS KAIZA-U</td> <td>R</td> <td>40.75</td> </tr> <tr> <td>4UT</td> <td>EZONE XPG</td> <td>23°</td> <td>REXIS KAIZA-U</td> <td>R</td> <td>40.25</td> </tr> <tr> <td>5UT</td> <td>EZONE XPG</td> <td>27°</td> <td>REXIS KAIZA-U</td> <td>R</td> <td>39.75</td> </tr> <tr> <td>6UT</td> <td>EZONE XPG</td> <td>28°</td> <td>NS PRO ZELOS8</td> <td>R</td> <td>39.25</td> </tr> <tr> <td>7I</td> <td>EZONE CB511</td> <td>32°</td> <td>NS850NEO</td> <td>R</td> <td>37</td> </tr> <tr> <td>8I</td> <td>EZONE CB511</td> <td>36°</td> <td>NS850NEO</td> <td>R</td> <td>36.5</td> </tr> <tr> <td>9I</td> <td>EZONE CB511</td> <td>41°</td> <td>NS850NEO</td> <td>R</td> <td>36</td> </tr> <tr> <td>PW</td> <td>EZONE CB511</td> <td>46°</td> <td>NS850NEO</td> <td>R</td> <td>35.5</td> </tr> <tr> <td>ウエッジ</td> <td>EZONE W 501 ノーメッキ</td> <td>52°</td> <td>NS950</td> <td>R</td> <td>35.25</td> </tr> <tr> <td>ウエッジ</td> <td>EZONE W 501 ノーメッキ</td> <td>58°</td> <td>NS950</td> <td>R</td> <td>35</td> </tr> </table> <hr /> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2023年4月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://bt3.jp/url/ts/g/z9lenol2">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2023年05月25日
    今年最後の報告は2022年シーズンで大ブレイクした岩井ツインズの使用クラブについてです。昨年2021年度のプロテストに合格し、ファイナルQTでは思った成績も出せずに2022年シーズンは前半戦で10数試合での参戦予定でしたが、ルーキーシーズンにもかかわらず、上位での活躍によりリランキングで夏以降の試合出場も可能となりました。   妹の岩井千怜プロは8月のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントで初優勝、翌週のCATLadies2022でも2週連続優勝という快挙を成し遂げました。 一方姉の岩井明愛プロは、ロレックスランキングによるシード獲得のために奮闘し富士通レディースで惜しくも一打差で優勝は逃したものの、ロレックスランキング42位まで押し上げシード獲得に大きく前進しました。 2023年度に岩井ツインズがそろってシードを獲得することになればJLPGA始まって以来の快挙となります。(2022年12月20日追記:二人そろってシード権獲得) 今回は終盤に差し掛かったタイミングでの二人のクラブセッテイングを紹介しようと思います。 岩井明愛(姉)はヘッドスピードも速く、9月中旬の住友生命Vitalityレディス東海クラシックのドラコン大会でも優勝した穴井詩選手に次いで2位に入りました。特別なドラコン用クラブではなく通常使っているクラブでです!! 岩井千怜(妹)もかなりヘッドスピードも速く飛ばし屋の部類に入りますが、さすがに姉の明愛プロと比較すると10ヤードほど飛距離は変わるようです。 二人とも飛距離重視のアイアンヘッドを使い、アイアン型のUTをバッグに入れるあたりは、やはりヘッドスピードの速い飛ばし屋プロを証明しています。 <strong>岩井 明愛プロ</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/12/ane-1.jpg" alt="" width="857" height="1132" class="aligncenter size-full wp-image-75103" /> クラブ 名称 ロフト角 ライ角 シャフト シャフト 硬さ 長さ バランス 1W 03EZONE GT 450 9° 02レクシスカイザ M 5S 45.75 D0 3W 03EZONE GT 15° 02レクシスカイザ M 6S 43 D0 5W 03EZONE GT 18° 02レクシスカイザ M 6S 42.25 D0 5I EZONE FSアイアン 21° 60.5 02レクシスカイザ i 8S 39 D1 6I EZONE FSアイアン 23° 61 02レクシスカイザ i 8S 38.5 D1 6I EZONE CB511 28° 61.5 NS950NEO S 37.75 D1 7I EZONE CB511 32° 62 NS950NEO S 37.25 D1 8I EZONE CB511 36° 62.5 NS950NEO S 36.75 D1 9I EZONE CB511 41° 63 NS950NEO S 36.25 D1 PW EZONE CB511 46° 63.5 NS950NEO S 35.75 D1 ウェッジ EZONE W 501 ノーメッキ 50° 63.5 NS950 S 35.25 D2 ウェッジ EZONE W 501 ノーメッキ 54° 63.5 NS950 S 35.25 D2 ウェッジ EZONE W 501 ノーメッキ 58° 63.5 NS950 S 35 D2 <strong>岩井 千怜プロ</strong> <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/12/imouto.jpg" alt="" width="800" height="1067" class="aligncenter size-full wp-image-75104" /> クラブ 名称 ロフト角 ライ角 シャフト シャフト 硬さ 長さ バランス 1W 03EZONE GT 425 9° 02レクシスカイザ M 5S 45.75 D1.5 3W EZONE FS 15° レクシスカイザ M 5S 43 D2 3UT EZONE FS 19° レクシスカイザ M 5S 40.5 D2 6I EZONE FSアイアン 23° 60.5 02レクシスカイザ i 8S 38.5 D1 5I EZONE CB511 25° 60.5 02レクシスカイザ i 8S 38.25 D1 6I EZONE CB511 28° 61 02レクシスカイザ i 8S 37.75 D1 7I EZONE CB511 32° 61.5 02レクシスカイザ i 8S 37.25 D1 8I EZONE CB511 36° 62 02レクシスカイザ i 8S 36.75 D1 9I EZONE CB511 41° 62.5 02レクシスカイザ i 8S 36.25 D1 PW EZONE CB511 46° 63 02レクシスカイザ i 8S 35.75 D1 ウェッジ EZONE W 501 50° 63.5 NS950 S 35.25 D2 ウェッジ EZONE W 501 54° 63.5 NS950 S 35.25 D2 ウェッジ EZONE W 501 58° 63.5 NS950 S 35 D2 <hr> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2022年12月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://www.gew.co.jp/magazine">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2022年12月26日
    今回は2022年度LPGAツアーで女子プロが、どんな練習器具を使っているかの調査です。 練習器具といってもスイング系で色々な目的で使い分けていて、意外と効果のあるものもあり、さすがプロゴルファーが認めるだけに一理あるなというのが印象です。 スイング系の練習器具といえばバットタイプのアザス、クラブメーカーが作ったトライワンなどが多かったのですが、現在ではアザスがしっかり残っている以外は意外と種類は少なくなった印象です。 まずはスイング練習器具の大手・ダイヤの『ダイヤスイング527』です。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/11/daiya-1.jpg" alt="" width="640" height="426" class="aligncenter size-full wp-image-74617" /> 全長が70cmとコンパクトで、ヘッドスピードに応じた調整によってインパクトゾーンでの音(カチッと鳴る)が出ることで、ゆっくり振っても早く振っても、しっかりとしたコッキングとリリースを確認できるため、女子プロに使用率は高くなっています。 また、長さが70cmとコンパクトで、室内での練習に適していることも、ツアープロに人気の一因でしょう。 使用プロは、上田桃子、安田祐香、菅沼菜々、新垣比菜、木村彩子です。 なお、ゆっくり振るウオーミングアップ系の練習器具としては『ダイヤスイングプロツアー』があり、今平修吾プロのアドバイスにより完成させたもので、こちらもプロの実績がある。 上田桃子、藤田さいき、安田佑香が使用。 他メーカーで目立つのは韓国の『べスコン(BESCON)』。 <img src="https://cms-backend-gew.com/wp-content/uploads/2022/11/best.jpg" alt="" width="640" height="426" class="aligncenter size-full wp-image-74618" /> このブランドは2008年と古く、キム・キョンテ、SK・ホの使用でも有名。来日中の韓国勢は、ほぼ全員が子供の頃から知っていて、使用経験があるようです。 長さによってスイングの負荷が変わるようで、多様なカラー展開、インパクト付近での音(カチッと)によりあまり飽きることなく振れるようです。 岩井明愛、岩井千怜、金田久美子、三ヶ島かな、森田遥、若林舞衣子、リ・ハナ、イ・チヒ、イ・ミニョンが使用。 それぞれプロの使用目的が明確で、使っていて「なるほどな」と納得しました。 『べスコン』は、長年にわたり多くの有名プロの使用実績があるように、体力に応じた長さの選定可能で、また、インパクトでの音の出る位置で現在の自分のスイングの調子がわかりやすいとのこと。 ウオーミングアップにもスイング練習にも使える万能タイプとのコメントが多くありました。 『ダイヤスイング527』はスイング練習が主で、コッキングやリリースがうまくできることで音をならせやすくする。 これは硬いシャフトでヘッドスピードをそれほど上げずとも、しならせたりする技術にも通じています。 アプローチからフルスイングを狭い部屋で行える優れた練習器。支持するプロが多いのもうなずけます。 『ダイヤスイングプロツアー』は、あくまでもスイング前のウオーミングアップを主軸に置いたスイング練習器で、ゆったりとしたスイングリズム・スピードでの使用が前提。 スイングの振り急ぎを防ぐ効果が絶大なのです。 <hr> この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2022年11月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 <a href="https://www.gew.co.jp/magazine">月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら</a>
    (公開)2022年11月28日