ブリヂストンゴルフ TOUR B ドライバー&アイアンを試打

ブリヂストンゴルフ TOUR B ドライバー&アイアンを試打

競技志向に向けた新シリーズ 『TOUR B』

永井プロの試打インプレッション

今回の『TOUR B』シリーズは性能がはっきりしてますよ。ドライバー3機種、アイアン2タイプを打ってみましたが、飛びと方向性だけでなく、打音や打感、そしてそれぞれのターゲットを見据えた設計と形状が施されているのが分かります。タイヤ部門をはじめ、ブリヂストングループの科学技術を集約した『TOUR B』を早速打ってみましょう。まずはドライバーから。 XD-3
形状はBS伝統の丸型(455?)で、往年の名機「X-DRIVE405」を彷彿させます。構えた印象はややフラットに感じましたが、一発目から中弾道のストレートボールが打てました。何発打っても低スピンの強弾道が得られ、ヘッドスピードを上げてみると高弾道になりますが、決して吹き上がるイメージはありません。アッパースイングでも球のつかまりは良い。 XD-5
続いてシャローフェースの『XD-5』。3タイプのなかでは一番現代的で最大体積(460?)を誇る。見た目からボールが上がりやすくて、いかにも球がつかまりそう。アスリート向けでありながら、構えた時の安心感は群を抜いている。 実際に打ってみると打球音はおとなしめで、『XD-3』よりも明らかに高弾道。つかまりすぎないハイドローボールが自然に打てました。オフセンターヒットにも強いですね。球筋を左右高低操るというよりも、上げて下ろすというシンプルなスイングでズドーンと振り抜くと、結果が出るクラブです。 XD-7
こちらは上級者がいかにも好みそうな洋ナシ形状で、ヘッド体積は445?。構えた瞬間から左に飛んでいくイメージはなく、ロフトもリアル表示に感じるので、明らかにパワーヒッター向け。フェードをイメージして打つと、落ち際でやや右に切れる安定感のあるパワーフェードが容易に得られました。スイートエリアも広く左には行きにくいものの、球のつかまりは悪くありません。 3タイプのヘッドに標準装着される「ツアーAD TX116」シャフトは、中調子で重量感がありしっかり叩けますね。完成度は高いですが、カスタムシャフトも用意しているので、販売員の方は必ず試打をしてもらってください。 1610-bs_1.jpg

アイアンは2タイプを用意

X-CBアイアン
構えてみると、ツアープロに多くの勝利をもたらした「TS201」の形状を進化させた印象で、すっきりしたいい顔。トゥ側とヒール側の高さに差がある歴代のBSの系譜を受け継いだキャビティモデルです。 過去のアスリートモデルに拘らずに設計を施したという触れ込みですが、確かにグースがあってもスクエア感があり、ターゲットに合わせやすい。#8(DG-S200)を打ってみましたが、計測値でのランを含めたトータル飛距離は172.1Y。分厚いフィーリングで抜けが良く、特にバックフェースの「B」マーク部分は、プロや上級者の打点を解析しているのが分かる。払うように打ってもボールが上がります。 BRIDGESTONE GOLF TOUR B DRIVER&IRON ブリヂストンゴルフ「ツアー B」アイアン X-CB時のデータ X-BLADEアイアン
商品名にあるとおりマッスルバック形状。ストレートネックのシャープな顔立ちが特筆されますが、打ちやすさはCBアイアンと比べても遜色ありません。ソリッドな打感で、ボールがひとめくりしてから落ちる弾道は、まさにブレードならでは。縦の距離感やコントロールに拘るプロ・上級者が満足する仕上がりといえ、見た目よりも打点の許容範囲が広いのも◎。

TOUR Bデータ

ブリヂストンゴルフ「ツアーB」ドライバー

ブリヂストンゴルフ「ツアー B」アイアン

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