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アドレスで自立し、最適なアライメントを習得3ラインで打ち分け可能 ブラッドライン『VALE』を試打

クラブ 吉村真

メジャー覇者であるアーニー・エルスも認めるパターがある。

それが『ブラッドライン』だ。日本語で言えば、血脈や血統を意味するが、デザイナーはテーラーメイド創始者であるゲーリー・アダムスの息子であり、オデッセイゴルフ、ネバーコンプロマイズの創始者でもあるブラッド・アダムスが開発。そしてゲーリー・アダムスの孫も同社で働くから血脈なのだ。

その特徴は、グリーン上で自立するパターデザイン。

グリーン上でパターが自立するから、狙ったラインにパターをセットして後方からフェースの向きを確認し修正してアドレスに臨む。ゴルファー自身が最適なアライメントを習得できるレッスンギア的な要素を持ちながら、実践的であるパター。パッティングはアライメントに30%のストレスがかかるといわれる。それを無くすのもこのパターの特長だ。

今回はギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロが『ブラッドライン VALE』のスタンダードバージョン、そして削り出しの限定バージョンの2本を徹底検証する。

『VALE』の実力を検証

ソクラテス永井延宏プロの試打インプレション ファーストインプレッション

『VALE』の標準タイプ、限定モデルですが、何より自立するというのが特徴です。まず標準タイプですが、高性能ポリマーとタングステンを使用したナイロンフェースインサートの組み合わせです。形状は大型マレットでツノ型ヘッドです。

自立するメカニズムですが、クラブのバランスポイントが限りなくヘッドに近い位置にあります。クラブ全体の重心がヘッドの中にあるようなイメージです。

レッスンの現場では、このバランスポイントを意識してストロークすることを推奨しますが、『VALE』の場合はパターを手にした時のヘッドの視覚的な印象とバランスポイントが一致しており、ヘッドをストロークする意識に繋がりやすい。プレーヤーとしてはストロークしやすい性能を持っているといえるでしょう。

『VALE』標準タイプの試打インプレッション

自立するということで、まずアドレスへの所作で、ボールを打ち合したい方向にフェースの向きを合わせて、再度ボール後方にまわってアライメントを確認します。そして、そのフェースの向きに合わせて素直にアドレスします。そしてクラブのバランスポイントとヘッドが近い位置にあるので、ヘッドの重みを感じながらストロークする。このアライメントを確認してストロークに集中して臨むことができるのが最大のメリットですね。

『VALE』限定タイプの試打インプレッション

限定タイプは一体構造の削り出しパターという位置づけです。ソールにはウエイトビスが4つありますが、大型マレット形状にマッチした深重心、そしてトゥ・ヒール方向の慣性モーメントの拡大を狙っていますね。

限定タイプもクラブ全体のバランスポイントはヘッドに近く、自立することが大きな特徴です。ネックの短さからもバランスポイントがヘッドの近くにある、だから自立できるというのが見て分かると思います。

限定タイプはヘッド重量が重たく感じ、そのため標準タイプも同じですが、しっかりしたタイプのシャフトが装着されているイメージです。

そして限定タイプの方はフェースインサートが入っていない分だけソリッドな打感で、ボール初速が速い印象です。

標準タイプ、限定タイプともに、自立しますから、最適なアライメントを得るには最高のパターです。その中で、パッティングでのフィーリングを深く求めるゴルファーは限定タイプ、オートマチックにストロークしたいゴルファーには標準モデルをオススメしたいと思います。

3つのサイトラインを活用してフック・スライスラインを突破

自立して、最適なアライメントが獲得できる『VALE』ですが、3つサイトラインを活用して1メートルのフックライン、スライスラインを克服できると思います。

通常、パターはヒール側でインパクトすれば少なからずフェースが被りボールは左に打ち出されます。その特性を利用して、スライスラインでは3本のサイトラインの中央とヒール側のラインの間でボールを構え、ヒットすると打ち出し方向が左になりカップの手前で切れることを防ぐことに繋がります。

逆にフックラインでは、わざとトゥ寄りでボールをヒットすることで、右に打ち出してカップの手前で切れることを防ぎます。

この3つのサイトラインを上手に使うことで、入れごろ外しごろの1㍍の微妙なラインを克服して、確実に1打が縮まるゴルファーは多いと思いますよ。

お問い合わせ:アイインザスカイ Support@Eyeinthesky.Jp


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ライター紹介 ライター一覧

吉村真

吉村真

1974年1月22日生まれ、長崎県出身。
パーツブランド、ゴルフ場経営、中古ゴルフチェーン、ゴルフ雑誌を渡り歩き、現在は「月刊ゴルフ用品界」で地クラブを中心に取材、執筆。
国内を始め、中国、台湾、米国のゴルフ用品工場の取材経験もあり、地クラブ・工房ビジネスへの有益な情報発信、国内外の製造拠点などの取材を通してゴルフ用品市場の発展に貢献したいと、東奔西走。ほかには日本ゴルフ用品協会広報委員会アドバイザリースタッフ、販売技術者資格(日本ゴルフ用品協会認定)取得。
プライベートでは1歳男児の日々の成長と格闘中。

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