マジェスティ ゴルフの『maruman SHUTTLE』でもうフェアウェイウッドは怖くない⁉

マジェスティ ゴルフの『maruman SHUTTLE』でもうフェアウェイウッドは怖くない⁉
マジェスティ ゴルフは10月21日、『maruman SHUTTLE』(シャトル)を発売する。それに先駆けてゴルフ場でメディア向けラウンドを開催。GEW記者も潜入してきたので、その試打インプレッションをお届けする。

マルマン時代からのお助けモデル

『シャトル』シリーズは30年以上にわたり、アベレージゴルファーのお助けモデルとして進化してきた歴史がある。 今作のコンセプトは「フェアウェイウッド中心主義」。フェアウェイウッドはドライバーの次に飛距離を稼げるクラブとして本来は重宝されるものであるはずだが、アマチュアゴルファーの中にはフェアウェイウッドに対する苦手意識を持っている人も多く、特にスプーンが打てないという声をよく耳にする。 理由はアイアンに比べて長いクラブなのでミート率が問われるということと、ロフトが立っているため球を上げるのが難しいイメージがあること。それによってボールを上げにいってダフリやチョロに繋がるといった具合だ。 そんなゴルファーの悩みを解決するかもしれないのが今作の『シャトル』だという。フェアウェイウッドでは珍しく、2番・9番・11番・13番をラインアップ。3・5・7番と合わせて、全7番手をラインアップした。 ## 『シャトル』の特徴 マルマンシャトル 今作ではフェアウェイウッドが苦手な人に共通するダフリや球の上がりにくさを解消するため、ソール面を広く取り、芝の上を滑り抜けるような構造にした。また、深重心にこだわることで仮にトップしても球が上がりやすい構造にしたという。 シャフトは手元をしっかりさせつつ、中から先の剛性を落とし、シャフトに形状記憶合金を含ませている点が特徴だ。これによって、しなった分弾くような効果が得られるだけでなく、しなやかなしなりを感じられるようにしているとか。

コースで『シャトル』を試打してみると

実際にコースで『シャトル』を試打したが、まず2番ウッドは飛距離も十分稼げるだけでなく曲がり幅が少ないので、プレッシャーのかかる狭いホールのティーショットでドライバーの代わりになるウッドに仕上がっている。 2打目でもあえて2番ウッドを使ってみたが、素直に当てていくだけで勝手に球が上がってくれる上、飛距離も稼ぐことができた。記者はドライバーの平均飛距離185ヤード。飛んでも200ヤードを超える程度だが、2打目でグリーン手前まで運ぶことができ、ロングホールでパーオン、あわよくば2オンを狙えるクラブという印象を受けた。 また、特筆すべきは13番ウッドの弾道。ロフト角36度は今のクラブで言うと9番アイアンに近いが、ショートホールのティーショットで試打したところ、フェアウェイウッドとは思えないようなフワッと浮き上がる球筋でグリーンに着弾した。ショートアイアンを左に引っかけることが多い記者にとって、直進性がありながらもアイアンのような弾道が得られる今作は強力な武器になりそうだ。

ドライバー・アイアンもラインアップ

マルマンシャトル 今作はドライバー(10.5度、9.5度)に加え、アイアンも5番~9番、P、A、Sとラインアップ。アイアンは単品での販売となっている。 なお同社ではドライバーまたはフェアウェイウッド1本を購入すると、フェアウェイウッド(7番、9番、11番)またはアイアンを1本プレゼントするキャンペーンも実施するという。