今シーズン開幕戦からの報告はヨネックス所属の若林舞衣子選手のクラブセッティングです。若林選手は昨年久しぶりのシードダウンとなりましたが、ファイナルQTを見事1位で通過し今年前半戦の出場権を獲得しました。
結婚、出産、子育てのさなかでの2017年アクサレディスでの優勝。また2021年にはGMOサマンサタバサでの優勝と、プロスポーツ選手として素晴らしい成績を残されています。
2023年シーズンにはシードダウンしたのにもかかわらず、契約するスポンサーが3社も増えたことは若林選手の大きな魅力を評価されたメーカーが増えてきたことを表しており、若林選手をサポートする立場からも大変うれしく思っています。

さて、今シーズンの若林選手のクラブセッティングですが、昨年度のファイナルQTまでに調整を終えたクラブで結果を残していることもあり、大きな変更はありません。
若林選手の要望ではドライバーフェースの見え方がストレートですっきりきれいに見えるもの。UTはグリーンに止められるクラブとして高さが出ることが要求されますが、ヨネックスのプロ担当の大木敬氏がつきっきりで若林選手を見ており、本人の希望を事前に察知して、提案クラブを提供することで、ほとんどプロのイメージするクラブをいつも提供しているからです。

★若林選手の産休復帰後の成績やゴルフのプレー内容に大きな変化があった事を、多くの選手が口にしていました。
我々スタッフもスイングの変化には気づいていましたが、同伴競技者が若林選手のドライバー飛距離が産休前とは違ってびっくりしたという証言が多くありました。
2022年度にもヨネックスのドライバーを試させてほしいと、多くのプロから依頼を受けたのも事実です(実際に数名の選手が試合で使用しました)。
2023年度では若林選手は飛距離の出る選手として、益々の活躍を期待しております。
クラブセッティング
    
      | クラブ | 名称 | ロフト角 | シャフト | シャフト硬さ | 長さ | 
    
      | 1W | 03EZONE GT | 9° | REXIS KAIZA-M | 5SR | 45.75 | 
    
      | 3W | ヤマハRMX VD | 15° | DIAMANA RF | 5R | 42.75 | 
    
      | 5W | TAYLORMADE STEALTH | 18° | DIAMANA RF | 5R | 42 | 
    
      | 7W | TAYLORMADE STEALTH | 21° | DIAMANA RF | 5R | 41.5 | 
    
      | 3UT | EZONE XPG | 19° | REXIS KAIZA-U | R | 40.75 | 
    
      | 4UT | EZONE XPG | 23° | REXIS KAIZA-U | R | 40.25 | 
    
      | 5UT | EZONE XPG | 27° | REXIS KAIZA-U | R | 39.75 | 
    
      | 6UT | EZONE XPG | 28° | NS PRO ZELOS8 | R | 39.25 | 
    
      | 7I | EZONE CB511 | 32° | NS850NEO | R | 37 | 
    
      | 8I | EZONE CB511 | 36° | NS850NEO | R | 36.5 | 
    
      | 9I | EZONE CB511 | 41° | NS850NEO | R | 36 | 
    
      | PW | EZONE CB511 | 46° | NS850NEO | R | 35.5 | 
    
      | ウエッジ | EZONE W 501 ノーメッキ | 52° | NS950 | R | 35.25 | 
    
      | ウエッジ | EZONE W 501 ノーメッキ | 58° | NS950 | R | 35 | 
 
この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2023年4月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。
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