ツアーサポートの舞台裏 アクシネット社ボール、クラブ、グローブ、シューズと 多岐にサポート

ツアーサポートの舞台裏 アクシネット社ボール、クラブ、グローブ、シューズと 多岐にサポート
さて今回は、アクシネット・ジャパン・インク(アクシネット)がLPGAで活動しているツアーサポートの一部を紹介します。 アクシネットでは、タイトリストのクラブ、ボール、グローブ、フットジョイのシューズ、グローブ、ボーケイウエッジ、スコッティ・キャメロンのパターなどを選手に供給しています。日本のLPGAでの使用状況をツアープロモーション担当の板橋さんに伺ました。 [caption id="attachment_79327" align="aligncenter" width="908"] ペ・ソンウ選手と板橋さん[/caption] まず中心となっているボールですが、 LPGA の使用者は1試合当たり多くて も30名程度で、世界中のプロのトーナメントでの使用率を考慮すればあまり多くありません。当然、日本にはダンロップ、ブリヂストンゴルフが存在しているからです。使用ボールですが『プロV1』と『プロV1X』でほぼ半分 ずつの使用状況です。 各プロの使用するクラブとの相性もあり、スピン量、フェースに乗る感じで使用者が半数ずつになっていることは非常に興味深いと思います。 クラブの使用者は現在4名でドライバーとアイアンを両方使用している選手ばかりです。注目されるべきドライバーですが、菊地絵理香、ぺ・ソンウ、イ・ミニョンが『TS4』を使用し、鶴岡果恋が『TS2』を使用中です。 ボーケイウエッジの使用者は40名前後で、モデル的には『SM 9』が6割、日本人向けに開発した『FORGED』は4割となっています。 [caption id="attachment_79328" align="aligncenter" width="1210"] クラブ作業 板橋さん[/caption] シューズの「フットジョイ」は供給数では30名を超えています。★ゴルフクラブと違い、毎週30名以上の選手にボールとグローブ、タオルを供給(天気の予測により供給量を増やすことも大変)し、シューズ等の確認作業も行う中で、4名の選手のドライバー、アイアンのケア、あとは40名前後の使用率を誇るボーケイウエッジのケアと、仕事量的には大変多くの作業があり大変な状況です。 ★ゴルフボールが決まらないとクラブのフィッテイングができないことは、この世界の常識です。そのため、アクシネットでは、定期的にゴルフボールチームによるボールフィッティングが行われており、機会があればぜひ取材を実施したいと考えています。
この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2023年9月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら