PXGは1月24日、カスタムフィッティングを前提として設計された『PXG Black Ops』ドライバー、FW、ハイブリッドを発売した。
画期的で妥協のないゴルフクラブ設計は、最先端テクノロジーと新素材を駆使し、ゴルファーのスキルを問わずこれまでにない一貫性で、さらに遠く高くボールを飛ばすことを可能にした。
エンジニアチームはこの性能を実現するために、研究開発プロセスにおいて素材の追求を優先して行ったとのこと。
【PXG Black Opsドライバー特徴】
■AMFテクノロジー
強度と柔軟性を増した独自のチタン合金フェース素材を用いた先進素材フェース(AFM)テクノロジーによって、インパクト時のフェースのたわみを増大し、飛距離を大幅に伸ばす。
■複合素材による高強度構造
クラウンとソールの軽量なインサート部分は、ハイグレードカーボンファイバーの複合素材、プリプレグ素材を高度な圧縮プロセスで成形し鍛造。軽量かつ高強度のパーツを使うことにより、クラブヘッド内の重量配分の最適化に成功。慣性モーメントを向上させ、重心位置を低く後方に設定することによって、飛距離と優しさが向上した。
■高精度ウェイティングテクノロジー
ソールには取り替え可能な2.5gの軽いウエイトが2個、12.5gの重いウエイトが1個、最初に装着されている。ゴルファーが求めるスピンとバイアスに合わせた調整が可能。ウエイトは7種類用意されており、調整によっては縦横合計の慣性モーメントを10000g・cm2以上に高めることも可能。
■異なるバルジとロール設計
フェースの横方向と縦方向の曲率を戦略的に調整し、パフォーマンスを最適化する設計。この設計により、オフセンターショットに対するクラブの反応が最適化され、やさしさと全体のパフォーマンスが向上した。ロボットによるフェース研磨によって、バジル・ロール曲率半径が異なるフェースを高い一貫性で製造することを可能にした。
■固有振動数の最適化
クラブヘッド構造内の固有の振動パターンや共鳴を微調整して固有振動数を最適化し、パフォーマンスを向上。打感、打音、ボール初速のパフォーマンスを向上させる。
ヘッドは2種類。幅広いゴルファーに向けた『Black Ops』ドライバーは、高い打ち出しと低スピンによって、無類のボールスピードと飛距離とやさしさを実現。最適なパフォーマンスを生み出してくれる。価格は10万4500円。
また、ドライバーはもう一つ発売される。ツアープロからのフィードバックをもとに開発した『Black Ops Tour―1』ドライバーがそれ。高さのあるフェースとカーブの強いクラウンにより、アドレス時に力強さを感じられるヘッド。優れたボールスピードと飛距離、少ないスピン量を求める熟練ゴルファー向けだ。価格は1本11万5500円。
開発担当者によれば、今回の『PXG Black Ops』を一言で表すなら、飛距離性能と寛容性をさらにレベルアップしたプロダクトだと表現した。詳細は先述のテクノロジーによるものとしているが、簡単に説明すると、
「ソールに配したカーボン素材は、その面積が大きくないと余剰重量が十分に生み出せない。その部分を大きくするには、カーボン素材の強度が必要なんです。それが実現できれば、周辺部分の肉厚を厚くできます。それは高MOIにも繋がりますし、余剰重量を重心調整用のウエイトに再配置できることで低重心、打ち出し角の向上などにも寄与するんです」
FW、ハイブリッドの商品ラインアップ、価格は以下の通り。
【PXG Black Ops FW価格】
ラインアップは、#3、#4、#5、#7の4ヘッド。価格は4万9500円。
【PXG Black Ops ハイブリッド価格】
ハイブリッドは#2~#7までの6ヘッド。価格は4万6200円。