ブリヂストンのNEW『TOUR B X/XS』はタイガー・ウッズの求める「ディープ感」を実現したのか?
ブリヂストンスポーツは2月9日、新ボール『TOUR B X/XS』を発売する。それに先駆けて都内にて発表会を開催した。
『TOUR B X/XS』と言えば、タイガー・ウッズなど多くのトッププロが使用するツアーモデル。両立が難しいと言われている「飛んで止まる」を追求し続けているボールだ。
まずは発表会の模様をダイジェスト動画で観てもらいたい。
実際に記者も『TOUR B X/XS』を試打してみた。
『TOUR B X』はドライバーで打った瞬間に既に頂点に達しているような初速感と直進性能を感じる。一方、驚いたのは『TOUR B XS』は『X』に比べて明らかにフェースで押し込める時間が長く感じる点。ゴルフスイングのインパクトの時間はコンマ1秒にも満たないと言われているが、『XS』の方がボールが潰れる感覚が手に伝わってきた。フェースにボールが接地している時間が『X』より長いことが影響したのか、つかまった弾道に変化した。
記者はボールを操作するような技術は持ち合わせていないが、おそらくボールとフェースの接地時間の長さは上級者やプロにとっては球を操作する意味で有利に働くと思われる。
記者発表で宮里優作プロが同作について「つかまるボール」と表現した。クラブでつかまる、つかまらないとはよく言われるが、ボールでこの表現が出たことは珍しい。これからはボールの構造が弾道に大きく影響する時代になる?