全米シニアオープンの勝利を導いた L.A.B. Golfのパター

全米シニアオープンの勝利を導いた L.A.B. Golfのパター
6月27~30日、ニューポートカントリークラブ(アメリカ・ロードアイランド州)で開催されたシニアメジャー第3戦「全米シニアオープン」でリチャード・ブランドが優勝。鮮やかなパッティングで快挙を成し遂げた手に握られていたのは、2023年からPGAツアーで数々の勝利に貢献してきたL.A.B. Golfのパターだった。 今年51歳のブランドは、L.A.B. Golfのパターを使い始めてから調子を上げてきている。2022年までヨーロピアンツアー(現DPワールドツアー)を舞台に戦ってきたが、20年以上のツアー生活で手にした勝利は2021年5月の「ベットフレッド英国マスターズ」(イングランド・ベルフライホテル&リゾート)の1勝のみ。2022年7月から戦いの舞台を新興ゴルフリーグのLIV GOLFに移した。 これを機にブランドはL.A.B. Golfのパターのテストを開始。最初は「MEZZ.1」のヘビーヘッドオプションからスタートし、あらゆるモデルを試した。そして「DF 2.1」を愛用するようになり、「MEZZ.1 MAX」と交互に使い分けてLIV GOLFで何度もトップ10入りを果たしている。 その後LIV GOLFを舞台に活躍を始めたブランドは、「キッチンエイド全米プロシニア選手権」(5月23~26日、アメリカミシガン州・ハーバーショワーズリゾート)にスポンサー推薦で出場。最終日に8アンダー63(パー71)のビッグスコアをマークし、シニアメジャー初出場初優勝の快挙を達成。この優勝で出場権を手に入れた「全米シニアオープン」でメジャー2連勝を成し遂げた。 PGAツアーだけでなくPGAツアーチャンピオンズ(米国シニアゴルフツアー)でも実力を発揮し始めたL.A.B. Golfのパター。今後どのようにツアーで存在感を高めていくのだろうか。