ツアーサポートの舞台裏を見る!話題のトルクフリーパター 女子ツアーでの使用者が少ない理由とは? ビーヒット代表 長瀬貞之

ツアーサポートの舞台裏を見る!話題のトルクフリーパター 女子ツアーでの使用者が少ない理由とは? ビーヒット代表 長瀬貞之
昨年USPGAツアーから話題となったトルクフリーのパターですが、日本のLPGAツアーではどの様な評価があるのか調べてみました。まずは各メーカー担当者からのコメントです。 [caption id="attachment_90373" align="aligncenter" width="788"] Ai-ONE JAILBIRD mini[/caption] 最大手のオデッセイ担当の大黒氏によれば、 「昨年度からかなりの量のトルクフリーパターをツアーに投入しましたが、都伶華プロ、下川めぐみプロが試合で使用したぐらいで、現在でもプロの間ではそれほど使用者はいなく、自社の中ではジェイルバードパターの使用率が一段と高まっている状況です」 との状況で、数多くのモデルがあるトルクフリーのパターはあまり使用プロがいないとのことでした。 テーラーメードの小竹氏によれば、 「USPGAでの使用者はいるのに、JLPGAでは使用者がほぼいない状況です。通常のパターとはシャフトの入れ方が変えられ、グリップもセンターからズラした特殊なグリップを使用しているからでしょう」 ベティナルディゴルフの宮原氏によれば、 「市場ではトルクフリーパター中心になっていて、当社も『ANTI DOTE SB1/SB2』を展開しています。このモデルはシャフトがまっすぐ刺さっていてオデッセイやスパイダーと違って普通のグリップが装着できます。USPGAではモリナリが使用し、『SB2』はファルドが推薦していますが、JLPGAではまだ使用者はいない状況です」 ピンゴルフジャパンの岩田氏は、 「ピンでもトルクフリーのモデルは展開していますが、現在JLPGAでは使用者はいません。私はトルクフリーや長尺パターは最後の手段だと思っています。選手の相談に乗りながら、合うパターを模索して探しフィッティングすることで対応をさせてもらっています。現状ではそれで満足してもらっているので、特に投入が必要とも感じていません」 日本のゴルフ市場においては、トルクフリーパターの需要がすごく、中でもラブゴルフが売れていることは情報としてあります。しかし、トルクフリーのパターは、1959年ピンで初めてのパター『1A』以来、2010年のオデッセイの『バックストライク』のヒット以降も数々のメーカーが展開していましたが、JLPGAの現場ではそれほど定着もせず、使用者がほとんどいない状況を見ていると、物理的には非常に良いものでも、人間が使う道具としてはそれほど思ったようには評価されていないように思われます。 これは各メーカーがJLPGAのプロに対して商品の提供や説明以外に、このパターを使うスイングやフォームといったことまで踏み込めていないことが、原因としてあるように思えますが、いかがでしょうか? [surfing_other_article id=89665][/surfing_other_article]
この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2025年9月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら