今回は2025年度のメルセデスランキングトップの佐久間朱莉選手が、PINGの『スコッツデールDS72』を2026年シーズンから使用していますが、どのようなポイント調整を行い、使用できるまでになるのか。
フィッティングのポイントと調整方法について、ピンツアーサービス担当の塩谷氏・岩田氏にお話をお伺いしました。
塩谷氏によれば、
「2025年シーズン終了後、1月末から2月初旬にかけてアメリカ合衆国アリゾナ州フェニックスの本社近郊で、合宿とクラブ・パターのフィッティングを行っていました」
加えて、岩田氏は、
「2026年シーズンは新たなパターのテストと調整を本社センターで行いましたが、『スコッツデールDS72』のヘッドモデルに調整を行い使用することとなりました。
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スコッツデールDS72[/caption]
ポイントとしては、佐久間プロがボールのセッティング位置を少し中央寄りに構えるため、本来のシャフト設定で作られるオフセット位置では、ボールが捕まりづらい設定になってしまいます。
佐久間プロに合わせて、オフセットを大きめに取ることで、捕まったボールが安定して打てる状態にすることとしました」
パターのオフセット調整は、ウッドクラブでいえばフックフェース&スライスフェースの調整によく似ています。
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ピン パッテイングラボ 佐久間プロ[/caption]
ダブルベントシャフト等の場合は、シャフトを一度引き抜いて差し直しをし、ベント調整をして捕まりやすいパターに調整します。
これはアイアンでいえば、グースネックが捕まりやすいことと同じです。
もちろん、プロのアドレスに合わせた長さ調整・ライアングル調整、さらにモデルごとに変わる重量によって、同じ振り幅でも距離感が変わるため、細かな調整が必要になるとのことです。
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岩田氏が佐久間プロにアドバイス[/caption]
また、肝心なインパクトロフトに合わせたロフト調整や、シーズンによるコンディション変化に対応したロフト角調整など、細部にわたるセッティングも欠かせません。
ピンゴルフジャパンの塩谷氏・岩田氏にお話をお伺いしましたが、我々ユーザーがドライバーに対して、ヘッドモデル・シャフト重量・フレックス・フェースアングルなど細かな神経を使う以上に、プロゴルファーはパターに注力していることがよくわかる内容でした。
ビーヒットでも長年、プロ使用パターの調整を行っており、プロとの話し合いの中で調整することはありますが、このようなスタジオでプロの感覚を数値化し、バックアップできる設備は非常にうらやましく感じます。
PINGには、メルセデスランキング上位選手が在籍していますが、米国本社においてパターフィッティングやクラブフィッティングを行う合宿をシーズンオフに実施するなど、細やかな選手サポート体制には驚かされます。
【佐久間朱莉 プロ使用パター】
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スコッツデールDS72[/caption]
・ピン スコッツデールDS72 モデル
・長さ:32インチ
・重量:354g
・ロフト:3度
・フェースオフセット
スコッツデールDS72
ピン パッティングラボ
佐久間プロ
岩田氏が佐久間プロにアドバイス
スコッツデールDS72
この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2026年5月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。
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