ササキが製造、S17Cで打感を追求 KEYTONE『R121-M』登場

ササキが製造、S17Cで打感を追求 KEYTONE『R121-M』登場
KEYTONE(キートン)は10月中旬、マッスルバックアイアンの新製品『KEYTONE R121-M』を発売する。ブランド第2弾となるアイアンで、国内屈指の鍛造・研磨技術を持つササキ(栃木県)が製造を担当。素材にはキートンとして初めて大同特殊鋼製の「S17C炭素鋼」を採用し、打感、打音、美観の3要素を追求した。ヘッド単体価格は5万2800円。 キートンは2025年、ヨーロッパ北部出身のクラブコレクター兼デザイナー、ミロ・キートン氏が「良質な国産素材と職人の技術で、これまでにないクラブをつくる」との思いから立ち上げたブランド。第1弾の『WEDGE SCREW』に続き、今回は量販モデルでは少なくなったマッスルバックという“狭き市場”に焦点を当てた。 中でも注目したいのが、ヘッド素材の「S17C」だ。国内の軟鉄鍛造アイアンでは「S15C」や「S20C」と呼ばれる炭素鋼が主要素材として使われているが、「S17C」はその中間に位置する。 資料では、「S15C」から「S20C」の炭素含有量である0.15~0.20%の間に収まる素材とされ、炭素含有量の幅を狭く管理することで、素材のばらつきや個体差を抑えることを狙っている。 一般に炭素量は鋼材の硬さや粘りと関係するため、その含有量をどこに設定するかは、軟鉄鍛造アイアンの打感や打音を左右する重要な要素となる。 『R121-M』では「S15C」と「S20C」の中間に位置する「S17C」を選ぶことで、軟鉄鍛造らしい柔らかな打感と澄んだ打音を両立しながら、番手ごとのフィーリングのばらつきを抑えることを目指した。ササキにとっても「S17C」の使用は今回が初だ。 ヘッド形状はクセを抑えたオーソドックスなマッスルバック形状。ソールには芝の抵抗をやわらげる狙いからCNC加工痕をあえて残した。 試作段階では日本芝と洋芝の双方への対応を検討し、最終的には洋芝でのコンタクトを重視した形状に仕上げている。ダウンブロー、レベルブローの双方に対応しやすく、シャープな外観ながら球の上がりやすさや寛容性にも配慮したという。 番手は4番からPWまでを設定。ロフト角は4番23度、7番34度、PW46度で、ロフト、ライ角、バウンス、フェースプログレッション、ヘッド重量を番手ごとに個別設計。 さらにPWには通常の289gに加え、293gの「PW+」を用意。ロフト、ライ角、FPは同一のまま重量だけを4g増やし、クラブ長やシャフトとの組み合わせに応じて選択できる仕様とした。 また、今冬にはパターも予定する。 詳細は KEYTOEN https://keytone.net/