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「アイアン発祥の地」兵庫・市川町が取り組むゴルフで町興し

ニュース 社長の記事 片山哲郎
市川町 岩見武三町長

地方自治体の財政難は深刻だが、兵庫県神崎郡市川町は「国産鍛造アイアン発祥の地」をキャッチフレーズに、町興しに本腰を入れている。古来、刀鍛冶の群生地として由来ある土地柄だ。

「昭和3年頃に町内の鍛冶屋・森田清太郎が研究を始め、その2年後に国内初の鍛造アイアンを完成させたと聞いています」(岩見武三町長)。そんな経緯で周辺には地クラブメーカー約20社が集まっており、クラブ製造は地場産業のひとつ。ふるさと納税の返礼品としてもゴルフクラブは人気だとか。

町民は約1万2000人、ご多聞に漏れず人口減に苦しんでおり、ゴルフを起爆剤に町興しの活動に熱が入る。その核となるイベントが来年4月に4回目を迎える「ゴルフまつり」で、PR大使として上京した岩見町長が朴訥な語り口に熱意を込める。

「来場者は1000人が目標です。ゴルフを知らない女性や子供にもアピールして、ゴルフ人口を一人でも増やしたい。それが地場産業の活性化にもつながるわけですから」

地元の練習場やショートコースを開放して、芝生の上でのピクニック、バンカーで砂遊びなど、「ゴルフ」との触れ合い体験を促していく。

今後、公民館に鍛造アイアンの歴史や古い工作機械を展示したり、町内の工場見学・作業体験への導線を敷くなど、企画作りに意欲的だ。地域活性の救世主として期待されるふるさと納税やゆるキャラは、その地域ならではの特色づけが難しく、「むりやり感」が否めないケースもある。

これに対して市川町の「アイアン発祥の地」は、史実に基づいた由緒だけに説得力があるだろう。大手ゴルフメーカーのグッズプレゼントなどで盛り上げれば、との提案に岩見町長はこう答えた。

「ありがたいお話ですが、やはり地元企業の手弁当で盛り上げたい。行政と企業が連携を深め、ゴルフで町興しを実現したいのです」。地元愛の強さが伺える。以下、動画インタビューでの一問一答を――。


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ライター紹介 ライター一覧

片山哲郎

片山哲郎

1962年8月3日生まれ、東京都出身。
「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社の代表取締役社長兼編集長として、ゴルフ用品産業及びゴルフ界全般の動向を取材、執筆。2014年4月から3期6年、日本ゴルフジャーナリスト協会会長(現顧問)

ほかに武蔵野美術大学特別講師(ゴルフビジネス論)、インタラクティービ(J:COM)番組審議会委員、大学ゴルフ授業研究会理事、ゴルフ市場活性化委員会マーケティング委員(各現任)

信条は「人の至福は健康で長生きすることであり、これに寄与できるゴルフは『善』である。善なるゴルフ産業が健全発展するために、建設的な批判精神をもち、正確、迅速、考察、提言を込めた記事を書く」――。

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