豊富なバリエーションでロングディスタンスゾーンが攻略できる
- 強烈なインパクトで飛距離を稼げる『Z H65』
- 200ヤードでライン出しできる『Z U65』
- 最低2本の組み合わせがロングディスタンス攻略のカギ
永井プロの試打インプレッション
NEW『スリクソン Zシリーズ』からハイブリッドの『Z H65』とアイアン型ユーティリティの『Z U65』が登場しました。
まず、『Z H65』ですが、すごくバランスがいいですね。具体的には、ヘッドのボディ感(サイズ)とネックのつかまり具合がいい。ハイブリッドは距離のあるゾーン、170~200ヤードで主に使用しますが、長い距離を打つ場合は構えた時にボディ感がないと頼りなさが出てしまいます。その一方、ボディ感があり過ぎるとボールが捉まえ難くなる。それを捉まえようとして極端にオフセットにしたりしてミスにつながってしまう。そういった意味でボディ感とネックの関係はとても重要ですが、今回のモデルはとてもバランスが整っていると思います。
実際に打ってみると、ヘッドの直進性、ボールに当たり負けしない強さがあります。この強さがコースに出ると威力を発揮します。特に、長いラフやバンカーなどライの悪い場所でも下の抵抗に負けない当たりの強さがあります。言い換えれば、どんな状況からも安定して距離が稼げます。
一方、『Z U65』の構えた印象はアイアンらしいスッキリした形状で、やさしいロングアイアンといった感じですね。打ってみると、アイアンらしい振りやすさがあります。それが弾道の強さに置き換えられている。
また、中空構造の特徴も打ち出しの高さとスピン量によく出ていて、ボールがしっかりと高く上がってグリーンでも止まる。このような特性を見ると、距離よりも方向性、アイアンのようにラインを出しながらピンを狙っていけます。
両クラブにはそれぞれ「ミヤザキ カウラ シャフト」が装着されていますが、ハイブリッドやユーティリティはドライバーと違っていろんなライから打つクラブなので、シャフトにもインパクトで負けない程よい先端の硬さとシャフトの強さが必要です。
ただ、硬さと強さを出し過ぎると棒のような振り難いシャフトになってしまうのですが、このシャフトは全体的にしなるのでインパクトのエネルギーが出る。シャフトの機能性もしっかりと狙った距離が出る要素として大きいですね。
以上のように、ハイブリッドの『Z H65』とアイアン型ユーティリティの『Z U65』は、使用目的やプレースタイルがはっきりと分かれます。『Z H65』は確実に狙った距離が打ちやすいので、170~200ヤード前後のゾーンで距離がしっかりと出ないと感じている人にいい。また、ラフやバンカーなどで当たり負けして思うような距離が出ないと感じている人にもおススメです。
一方、アイアン型ユーティリティはシンプルに、ロングアイアンでボールが上がらない、スピン量が足りずにグリーンでボールが止まらないと悩む人には大きな武器になるでしょう。
いずれも、1本ではなく、2本以上入れることでロングディスタンスゾーンのショットの精度が飛躍的に高まるので、ロングアイアンで思うような結果が出ない方は、積極的に手に取ることをおススメします。
ヘッドのボディ感、ネックのつかまり具合のバランスがいいので狙った飛距離が出せる。2本以上の使用でロングディスタンスゾーンの攻略が容易になる
NEW スリクソン Z シリーズ Z H65 & Z U65の製品概要
スリクソン Z シリーズ Z H65
- 番手/ロフト角:#2(16°)、#3(19°)、#4(22°)、#5(25°)、#6(28°)
- 価格:Miyazaki Kaula 7 for HYBRIDカーボンシャフト装着 2万8000円+税、N.S.PRO 980GH DST スチールシャフト装着 2万5000円+税
NEW スリクソン Z シリーズ Z U65
- 番手/ロフト角:U2(18°)、U3(20°)、U4(23°)、U5(26°)
- 価格:Miyazaki Kaula 7 for UTILITYカーボンシャフト装着 2万8000円+税、N.S.PRO 980GH DST スチールシャフト装着 2万5000円+税
商品のお問い合わせ ダンロップスポーツ
撮影協力:熊谷ゴルフクラブ、カゴハラゴルフクラブ