こちらは全国のダンロップ直営店の中でも最大級を誇り既製品のバリエーションも豊富ですが、今回注目したのはシャフトフィッティング。あの『ゼクシオ テン』の開発にも役立っているというダンロップ独自のインパクト解析・診断システム『デジタル・">
こちらは全国のダンロップ直営店の中でも最大級を誇り既製品のバリエーションも豊富ですが、今回注目したのはシャフトフィッティング。あの『ゼクシオ テン』の開発にも役立っているというダンロップ独自のインパクト解析・診断システム『デジタル・">
ダンロップクラブハウス名古屋店が10月5日にオープンしました。場所は名古屋駅近郊。再開発地域の一画にある瀟洒なオフィスビル、グローバルゲートの1階です。
こちらは全国のダンロップ直営店の中でも最大級を誇り既製品のバリエーションも豊富ですが、今回注目したのはシャフトフィッティング。あの『ゼクシオ テン』の開発にも役立っているというダンロップ独自のインパクト解析・診断システム『デジタル・インパクト・ワールド(DIW)』を駆使したシステムできめ細かい対応が特徴とか。果たして、シャフトフィッティングで筆者の「頑固なスライス」は治るのか。それでは実験君、スタートです。
マイクラブでバナナボール連発
今回担当してくれたのは、ダンロップ認定クラブドクターの野田智春さんですが、まずは悩みを相談。
[surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2017/12/mitsumasa.jpg" name="片山三将" type="r big"]ドライバーのスライスがひどいのですが…。[/surfing_voice]
[surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2017/12/noda.jpg" name="野田智春" type="l big"]わかりました。では、まずご自分のドライバーで3球打ってみてください。[/surfing_voice]
3球打った後、「DIW」が解析、正確な弾道の数値が瞬時に出てきます。ここではヘッドスピード、ボールスピードや打ち出し角、バックスピンなどが表示されますが、気になるのは、スライスの原因である「サイドスピン」。やはりというか、平均898rpmとかなりのバナナボール連発という結果が出てしまった。
[surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2017/12/mitsumasa.jpg" name="片山三将" type="r big"]やっぱり、ですね…。[/surfing_voice]
[surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2017/12/noda.jpg" name="野田智春" type="l big"]898rpmは正直スライスですが、これを何とか500rpm以内にしましょう。そうすれば、コントロールされたフェードボールといえますので…。[/surfing_voice]
[surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2017/12/mitsumasa.jpg" name="片山三将" type="r big"]そうですかっ、わかりました![/surfing_voice]
いよいよ、スライスを直すためのシャフト選びです。野田さんは「DIW」の弾道解析、普段の球筋のヒアリング、そしてヘッドスピードやパワーなどを総合的に判断、普段筆者が使う60g台のSフレックス、中調子タイプを基準シャフトに選定しました(ヘッドは『スリクソンZ565』のロフト9.5度)。そして、このシャフトのグリップエンドにセンサーを付けて、スイングタイプを特定、最適なシャフトを推奨してくれるといいます。
[surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2017/12/noda.jpg" name="野田智春" type="l big"]スイングを特徴づける大きな要素は、トップからダウンスイングにおけるグリップの動きです。このセンサーは、トップからダウンスイングのコック方向の動き、手の甲の動き、そしてローテーションの動きの3点における軸周りの回転速度を計算することでスイング特徴を把握、最適なシャフトの推奨へと導くものです。[/surfing_voice]
選定シャフトにセンサーを付けて実際に試打すると、瞬時に弾道のデータとともに推奨シャフトがPC画面に表示されました。
[surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2017/12/noda.jpg" name="野田智春" type="l big"]まず、スイングの特徴ですが、コックはあまり使わず、トップからダウンスイングにかけてゆっくりヘッドをリリースするタイプです。また、トップでの手の甲はシャットフェース、そこからローテーションを比較的多く使っていますね。このスイングに合う推奨シャフトは、全体が均等にしなり先端が少し柔らかいタイプがいいという分析結果が出ました。[/surfing_voice]
シャフト特性の早見表「インターナショナル・フレックス・コード」
野田さんによれば、筆者のようなコックを使わないタイプはシャフトでコックを促すような動きを作ることが肝心といいます。そのために必要なシャフトは、少し軽めで全体的なしなり感が統一されたものがいいとのこと。ここで気になるのが推奨シャフトを4ケタの数値で表していること。これがシャフトの特性が一目で分かる「インターナショナル・フレックス・コード」と呼ばれるもの。グリップエンドから6インチ、16インチ、26インチ、36インチの部分の硬さをそれぞれ0~9の値で表示、数字が大きいほど硬くなるといいます。
筆者への推奨シャフトには、「4443」(グリップエンドに近い順で左から表記)という数値が出ています。
手元から中先までのしなり感を統一、先を少し柔らかくすることでボールを捉まえやすくするタイプがいいと診断されました。ちなみに、ダンロップ純正の「Miyazaki」シャフトだけで36種類、その他シャフトメーカーの最新モデルもコード化されていますが、筆者には「Miyazaki」の「カウラ霙」の60g台のSRと『スピーダーエボリューションⅣ』の569sがおススメとのこと。
これでもう一度、打ってみます。
スライスがフェードになった!
そして、最後に推奨シャフトを装着して弾道計測を実施しましたが、悩みだったスライススピンが「スピーダーエボリューションⅣ」では451rpm、「カウラ霙」では223rpmまで抑制される結果が出ました。
[surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2017/12/noda.jpg" name="野田智春" type="l big"]898から223までスライススピンが減りましたね。もうれっきとしたフェードといえますよ。[/surfing_voice]
[surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2017/12/mitsumasa.jpg" name="片山三将" type="r big"]正直、シャフトを替えただけでこんなにサイドスピンが減るとは思いませんでした。[/surfing_voice]
[surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2017/12/noda.jpg" name="野田智春" type="l big"]シャフトだけではなくヘッドを重心距離の短いタイプ、例えば、『スリクソンZ 765』などに変更すれば、さらにスライススピンが抑制される可能性があるかもしれませんね。[/surfing_voice]
[surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2017/12/mitsumasa.jpg" name="片山三将" type="r big"]そうですか、楽しみです。今日はありがとうございました。(名古屋まで来た甲斐があった)[/surfing_voice]
- ダンロップクラブハウス名古屋店
- 愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12(グローバルゲート1F)
- TEL:052-485-8224
ダンロップクラブフィッティング
動画でさらに詳しく解説