老舗名門ゴルフ場に「ゴルフプライド」専用コーナー
ゴルフプライド社製グリップの国内販売代理店である日本フェィウィックは3月中旬、京葉カントリークラブ(千葉県)のクラブハウス内インショップに、「Golf Pride」専用コーナーを設置。ちなみに、同コースの開場は1959年だから、千葉県内では我孫子GC、鷹之台CC、千葉CC(野田・川間コース)に続き4番目に古い。過去には「クリスタルカイザーレディス」(2005~2010年)を開催したり、ゴルフインストラクター谷将貴氏主宰のアカデミーを併設するなど、ソフト面の強化にも努めている。その老舗名門コースに、ツアー使用率ナンバー1を誇るグリップメーカーの雄が専用コーナーを設置したことで、さらに巷間の話題を呼びそうだ。
同コーナーには、専用ということもあって、人気の『MCC』シリーズをはじめ、新製品の『CP2』、ゴールデンスタンダードと呼ばれる『ツアーベルベット』シリーズなど、数多くのモデルを設置。実際の使用感を試すことができるサンプルもおいてあるから、好みのフィーリングやプレースタイルに合わせたグリップ選びが可能になっている。また、ショップ内には工房が併設されており、同プロショップ・クラフト担当の北島聡氏は、次のようにコメント。
「ぜひ、同専用コーナーをご利用いただき、来るゴルフシーズンを新しいグリップで迎えてはいかがでしょうか? 数本ならばその場で、セットならばラウンド終了時や次回ご来場時までの間に承りますので、お気軽にお立ち寄りください」
グリップはクラブと違って、売場での陳列の仕方がブランドごとに分かれていないなど、散漫になりがち。同社のように、インショッププロモーションを強化することは、メンバー以外のゲスト来場者に対しても、購入しやすくなる環境を創出することにつながる。実際、グリップ交換は全ゴルファーのうち、3割ほどしか行わないというデータもある。逆説的には約7割のゴルファーが、グリップ交換をする潜在ニーズが眠っているということ。
市場活性化はトップブランドの使命でもあるが、プロからの信頼も厚く、圧倒的な使用率を守り続けている陰には、このように地歩を固める努力があるからこそ。今後の展開にも注目したい。