太平洋クラブは4月4日、国内保有18コース目となる「八千代コース」(千葉県八千代市)をリニューアルオープン。同グループで初となるスループレー専用コースが特徴だ。コースの詳細をレポートする。
スループレーはゴルフの原点

八千代コースは、昨年8月に旧「八千代GC」の経営権を取得してオープンしたもので、都心からわずか55分、京成・勝田台駅、東葉・勝田台駅より10分とアクセス抜群だ。
最大の特徴は、スループレー専用コースという点。セルフプレーも選択でき、手引きカートによる歩きのスタイルも楽しめる。
そのコンセプトは「ゴルフの原点に帰る」。同伴者と談笑しながらコースをゆったり歩いてプレーに浸るのもいい。
また、新型コロナウイルスの感染拡大により密閉、密集、密接の「3密」回避が叫ばれ、ゴルフ場の食堂や浴場の利用を中止するコースが多い中、世情に合っているとも言える。
景観美と戦略性を兼ね備えたコース

コースは全体的にフラットながら適度な起伏もあり、歩きのゴルフには最適だ。ホール間に架かる橋からは桜の花を見ることができ、春に行きたくなる。

ティーングエリアにさり気なく配置されるベンチは、まるで公園にでもいるようなリラックス感を与えてくれる。
コースはバンカーやハザードが巧みに配置され戦略性も試される。フラットだからと侮っていると痛い目に合いそうだ。
高級感溢れるクラブハウス

リニューアルされたクラブハウスは、太平洋クラブならではの高級感が漂う。クラブハウスに入ってすぐ現れるのは、プロショップである「セレクト・ザ・クラブ」。同社が厳選したインポートブランドなどのウエアが並ぶ。

工房も完備。ゴルフ場で初となるミウラ、ロマロ、ピレッティを取り扱う。

ロッカールームと浴場は清潔感があり、ほどよい照明の明るさがプレー後の疲れを癒してくれそう。
最新試打クラブ200本&トラックマン完備のスターターズハウス

スタートホール前に建てられているスターターズハウス内には、最新の試打クラブが常時200本以上あり、トラックマン完備の試打室ではスタート前のウォーミングアップも可能。
軽食も販売されているため、モーニングコーヒーを楽しみながらテラスでスタートを待つのもいい。

スターターズハウスの隣には、短い距離ながら練習場がある。最終調整をしスタートに臨むには最適だ。
ミシュラン二つ星の味を再現したレストラン

スループレー専用コースとは言え、レストランの味にもぬかりはない。ミシュラン二つ星を獲得した中華料理の名店「桃の木」のオーナーシェフ小林武史氏が監修し、ミシュランの名店の味を再現している。

ワインセラーには厳選した銘酒が並び、ウイスキーコーナーも充実している。プレーの余韻に浸れそうだ。