#アガるキャロウェイ 女子会イベントレポート

#アガるキャロウェイ 女子会イベントレポート
コロナ禍による生活様式の変化で女性ゴルファーの増加が加速している。練習場やゴルフ場はもちろん、街中でもクラブケースを片手にスタジオに通う姿を頻繁に見かけるようになった。GDOの会員年齢は40~50歳代が中心だが、このコロナ禍で20~30歳代が一気に増え、女性に関しては、年代を問わず140%の伸びを見せている。 4月18日に、前のめりで上達意欲旺盛な女性ゴルファーをターゲットにイベントが開催され、モデル、ライター、インフルエンサーなどキラキラ女子25名がGDO茅ヶ崎ゴルフリンクス(神奈川県、茅ヶ崎GL)に集結した。イベントのタイトルは「#アガるキャロウェイ【ROGUEフェス】」で、女性スタッフによる女性限定試打会やコンペなど、レディース市場拡大に力を入れているキャロウェイゴルフが主催した。 会場はイベントパネルやぬいぐるみ、きらびやかなバルーンで装飾され、いつものゴルフ場とは一転して華やかな雰囲気に。スタート前には参加者全員にヘアメイクとネイルサービスが施され、いたるところで気分がアガった女性たちの撮影会がおこなわれた。 1番ホールではキャスターの和田奈美佳さんによるスタートコールが行われ、緊張の中でも力強いナイスショットを連発。この春発売された「ROGUE ST MAX FAST Women'sシリーズ」を体感してもらうための工夫がホールごとに設定され、3番ホールでは4Hの女性の平均飛距離130ydをROGUE STの4Hで越せるか?4番ではニアピン、5番では三浦桃香選手によるワンポイントレッスンとドラコンチャレンジ、6番~7番ではチームスクランブルが開催され、あちこちでナイスプレーが飛び出し、歓声が沸き上がった。 キャロウェイゴルフでマーケティングブランドコミュニケーションズの高橋茜さんに経緯を聞いた。 「2019年に女子ゴルファー向け公式インスタグラム『LOVE Callaway(ラブキャロウェイ)』を開設し、女子目線でゴルフを楽しめる情報の投稿をスタートしました。ゴルフを通じてコミュニケーションを増やして盛り上がってもらおうとなった矢先にコロナ禍に突入。 今年、女性専用設計で飛びとやさしさを実現した『ROGUE』の発売をきっかけに、体験してもらうイベントを企画しました。キャッチフレーズの『#アガるキャロウェイ』は、『ROGUE』を使うことで気分も飛距離もアップして欲しいという願いから。ゴルフはまだまだ男性に遠慮がちな場面が多いですが、多くの女性たちの声をひろって、ひとつのメーカーだけでなく、業界全体で悩みに寄り添って、楽しめる環境をつくっていきたいです」 表彰式が行われたのはクラブハウス2Fの「TREX CHIGASAKI OCEAN CAFÉ」。地元の素材を使った前菜プレートに続きラブキャロウェイの焼き印が施されたチーズバーガー&デザートのプリンが提供された。最後にマーケティング ブランドコミュニケーションズマネージャーの平野由香さんは、 「今回、あらためて女性ゴルファーがアガることって何だろうと考え、このイベントを企画しました。以前はアパレルを担当していて、クラブのマーケティングは試行錯誤中ですが、みなさんからの要望をもとにもっと楽しいゴルフライフを提供できたらいいなと思っています」 と締めくくった。 開始直前まで雨が降り続き開催が危ぶまれたが、スタート時間には一転して晴れ間がのぞく奇跡的な天候。流行りでなく自ら興味を持ち真摯に向き合うリアルな姿を垣間見ることができ、これからの女性ゴルフマーケットの明るい兆しが象徴されるようなイベントだと感じた。

プロからママまで、多様化する女子ゴルファーの楽しみ方を聞いた。

三浦桃香さん(プロゴルファー) 楽しくゴルフをしている姿を見て初心にかえることができたし、とても嬉しかったです。みなさんお上手で、スイングから真剣にゴルフをしている方が多い印象でした。同級生が就職して2年目なので、仕事に慣れてきてゴルフを始める子が多い。「ご飯に行こう」が「薄暮プレーに行こう」になっています。ドライブがてら遠出して練習に行ったり、ナイターゴルフをしたりと、プライベートでもゴルフを楽しめるような環境になりました。ティーチングの資格が12月に取得できるので、初心者も含めてより多くの方にもっとゴルフを好きになってもらえるようなサポートができたらと思っています。 奥山春花さん(インフルエンサー) 「ROGUE STシリーズ」の魅力を伝える「#アガるキャロウェイガールズ」として活動をしています。今日は大好きな三浦桃香ちゃんに会えて気分がアガりました。ワンポイントアドバイスをもらったら、すぐにいいショットがでてびっくり。「ROGUE」は本当にやさしいし、飛びますね。軽くて振れる感じがするので女性におすすめ、アイアンの飛距離は間違いなく1番手伸びました。ゴルフは4年目で、初めて買ったのが初心者向けの「キャロウェイ ソレイル」。PGAツアーを観るのが好きで、常にイメージトレーニングはばっちりです。飛ばしたい欲がすごいので、新しいクラブで飛距離アップに挑戦したい。まわりでゴルフが流行っていて、アパレル業界の友達は毎日練習にいくほどハマってます。ずっと続けられるスポーツだから、ゴルフ旅行などを企画したいですね。 宇野美紀さん(助産師ママゴルファー) ゴルフ歴は4年で、ベストスコアは89。2歳と4カ月の子供がいますが、夫の協力で育児や仕事をしながらゴルフを楽しんでいます。ドハマりしたポイントは、練習すればするほどスコアがよくなるところ。楽しくて、最初は週3~4回レッスンに通い、週2回ラウンドするペースを繰り返していました。 その後、ブランクがあり細々と続けていましたが、先月から子供用の遊具を用意してもらうなど理解のあるスタジオが見つかり、レッスンを再開して週3回通い始めました。コロナ禍でゴルフを始める人が多いですが、子供ができると急に行けなくなる。今後は、ベビーシッター連れで参加できるコンペなど、ママゴルファーが気軽にゴルフに行ける活動をしたいですね。
この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2022年6月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら