異例、男子ツアー『HEIWA・PGM』10月急遽開催
ツアー会期中では異例中の異例だ。
平和及びPGMと日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、今年10月27日~30日の日程で、『HEIWA・PGMチャンピオンシップ』(PGM石岡ゴルフクラブ、茨城県)を行うと発表した。賞金総額は1億5000万円。これにより今季の男子ツアーは全26試合が実施される。
同大会は、2013年の第1回から2019年まで7回を重ねてきたが、新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、2020年以降の開催を断念した経緯がある。シーズン途中の開催理由とは?
PGMの田中耕太郎社長が次のように話す。
「コロナ禍の影響により当ゴルフ場も利用者が一時、大幅に減少したものの2020年後半には多くのお客様がゴルフ場に戻ってきてくれました。さらに、2021年には松山英樹選手のマスターズ優勝や、東京五輪での稲見萌寧選手の銀メダルの獲得等により、若年層や女性といった新規来場者が増加。コロナ禍以前の状況を見せるようになった今、さらに活性化させるためには、プロスポーツ競技の開催が適切であると判断しました」
開催時期については当初、2023年以降も検討されたが、10月最終週に日程が空いていたことから、3ヶ月を切るタイミングでの発表となったという。また、『PGM石岡ゴルフクラブ』での開催は、今年4月の『ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!』に続き今季2回目の会場となるが、「時間や大会運営面などを考慮した選定です」(田中社長)と説明する。
来年2023年2月24日~25日には、ゴルフを通じた社会貢献を目的とした『HEIWA ・PGM チャリティゴルフ』をPGMゴルフリゾート沖縄で開催することも合わせて発表。男女ツアーの混合チーム戦を予定しており、「同大会を通じ、新しいゴルフの楽しみ方を提案していきたい」(田中社長)と話している。