~野暮だよあんた~その3:女性にやさしいゴルフ場?
ゴルフの技術やスコアの良し悪しは評価に直結するものではありません。当たり前の話ですが、まず『人として』どうなのか、なのです。マウント取ったり、ニギりの無理強いをしてはいけません。ゴルフが上手くてもなんにも偉くありません。ゴルファーにとっての最高の賛辞は「また行きましょう」と言われること。そのために避けるべきは『へぼ』じゃなく『やぼ』。ゆめゆめ油断なさらぬよう。
【正しい気遣いとは何ぞや】
最近よく見る『女性にやさしいゴルフ場』という謳い文句。そのやさしさは「シャンプー選べます」とか「高級ドライヤーあります」なんだけど、そもそも女性にはお風呂をゆっくり楽しむ贅沢など許されてないし、普段愛用するブランド以外どれも一緒なので発案者が思うほど嬉しくもない。なにしろ僅か数分の差で「女は支度が遅い」と糾弾される我々は常に忙しいのです。それよりも生理用品をトイレに常備するほうがよっぽど感謝されます。フロントまで来いと書いてあったり、それが有料だったり、こちとら非常事態にされた酷い仕打ちは忘れないし、積極的にクチコミで拡げる所存。ケチるところは慎重に選ぶことを強く勧めます。
女性がゴルフ場に求める気遣いはコース内、特にティーイングエリアです。足場の悪いこんもりした古墳みたいなのや、崖や池のすぐ手前にあるのはやさしくない。女性である前にゴルファーです。シャンプーごときで懐柔できると思わないでいただきたい。