ゴルフの技術やスコアの良し悪しは評価に直結するものではありません。当たり前の話ですが、まず『人として』どうなのか、なのです。マウント取ったり、ニギりの無理強いをしてはいけません。ゴルフが上手くてもなんにも偉くありません。ゴルファーにとっての最高の賛辞は「また行きましょう」と言われること。そのために避けるべきは『へぼ』じゃなく『やぼ』。ゆめゆめ油断なさらぬよう。
【聞きかじりのひけらかしは恥】
アプローチがトップ地獄だった時にふと男友達のハードなウェッジを借りたらナイスショットを連発。慌てて量販店に赴き、見た目で選んだスチールシャフトの50度と56度。そこから私のウェッジ大好き人生が始まりました。「女性はセットのウェッジ、男性は別売り」という業界の常識に抗ったおかげ。
以前メーカーの人に「レディースセットのはウェッジとは名ばかりでアイアンの仲間。あれじゃバンカーから出ない。別売りにすべき」と言ったら、「女性はバラで買う習慣がない」「売上1位のメーカーがやってない」ときた。出ました前例主義&横並び主義。舐められたもんだね。我々にはマトモな判断能力がないと思われてる。結果が出れば買うに決まってるのに。
ま、結果を出しても同伴の殿方に「ウェッジだけ重いと流れが悪くなるだろ」と絡まれましたが。重くしたんだから流れは合ってる。そもそもアイアンとウェッジは用途が違うんだから別ものと考えるべき。勉強して出直してこい。
この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2024年9月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。
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