5月22から25日の4日間、中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)にて、「ブリヂストンレディスオープン」が開催された。開催期間中、ブリヂストン契約の宮里藍が各種イベントに参加した。
まず、指定練習日である20日に、宮里藍とアマチュアゴルファー、若手プロとのトークセッションが開催された。参加者はアマチュア7名とプロ4名(福田萌維、荒木優奈、永嶋花音、與語優奈)で、時間を分け約20~30分のトークセッションが行われた。
宮里藍への質問は、普段の食事や休息の取り方の工夫、各選手がツアーに参戦する中で生まれた身近な疑問などが多くあり、それらに宮里が自身の日米でのツアー経験を、実例・エピソードを交えながら解説。より実践的なアドバイスが行われた。
参加した荒木優奈は、「連戦続きで、つい練習をしすぎてしまうが、どのタイミングで休んだらいいのかわからない」と質問。それに対して宮里は、「日々の練習で、その練習の目的を明確にして取り組むこと、そうするとそのタイミングがわかるようになるし、無駄な練習はしなくて済む」と回答。
イベントに参加した永嶋花音は、「今回で3回目の参加となりましたが、毎回、その時点での自分の悩みや疑問について、予想以上の回答をいただき、モチベーションを上げて試合に臨むことができています。昨年のステップアップツアーでの初優勝にも、とても大きな力になったと思います。今後も可能であれば何度でも参加したい」と語った。
宮里は、「若手の選手とコミュニケーションが取れることは、自分自身も選手時代の経験や取り組んでいた想いを思い出させてもらえるので、とてもリフレッシュでき、さらに若手選手の活躍に寄り添えることはとてもありがたい」と語った。
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また、大会最終日の25日、宮里藍によるジュニアゴルファーへのレッスン会が行われた。
参加したのは、小学2年生から中学1年生の14名。参加者は年齢もゴルフ歴も様々だが、宮里は一人ひとりに丁寧にアドバイス。参加したジュニアゴルファーもアドバイスに熱心に耳を傾けていた。
最後の質問コーナーでは、「スコアを縮めるには?」「コースでまっすぐ飛ばすには?」などのプレーに関する質問の他に「勉強とゴルフを両立するには?」といった質問が上がる一幕も。
終了後、宮里は、
「参加してくれたジュニアのみんなが本当に一生懸命、楽しそうにボールを打っている姿が印象的でした。また、最後の質問コーナーでは、たくさん質問の手が上がって嬉しかったし受け答えがとてもしっかりしていましたね。
自分が子供のころは、大人用のクラブを切って使っていたので、力任せに打っていましたが、今の子たちは、自分の体に合ったクラブを小さいときから使うことができていて、上達のためにはとてもいいことだと思います。
ジュニアのみんなには、とにかく楽しくゴルフを続けて欲しいと思いますので、そのための環境づくりを周りの大人の方にはしていただけると嬉しいです。そのためには、大人の方にもゴルフを楽しんで欲しいですね」
と語った。