ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)は、同社が運営する「GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス(神奈川県茅ヶ崎市)」において、ポーラメディカルが開発した暑熱対策AIカメラ『カオカラ』を活用した実証実験を7月1日から開始した。
実証試験は、クラブハウス受付付近とコース内の休憩所にタブレット型AI機器『カオカラ』を設置。チェックイン時やゴルフプレーの途中に自発的に顔をかざすことで、暑熱リスクの兆候を検知し、結果に応じたセルフケアや行動変容、周囲とのコミュニケーションの促進を図ることが可能となる。
本実証実験の期間は10月末までの予定。スポーツ分野における『カオカラ』の導入は初めてとなる。
■実証実験の狙い
・スポーツ分野における顔解析AIの活用
・ゴルフ場における夏の暑さ対策の新たな手法としての有用性を検証
・利用者がセルフチェックしやすく、安全意識の向上につながるかを評価
■ゴルフ場での期待される効果
・顔をかざすだけで瞬時に暑熱リスクが可視化され、自ら気が付くことが出来る
・水分補給や休憩をセルフマネジメントでき、リスク低減に直結
・組織的なデータ蓄積で、ゴルフコースや施設内の安全強化や予防施策に活用
【暑熱対策AIカメラ『カオカラ』 特徴】

カメラに顔をかざし、顔の情報を検出。判定結果に応じて色でお知らせすることで、健康管理に役立つと期待される。
1精度
専用に学習したAIにより顔色、表情、発汗を解析し、外気温や湿度などの外環境情報と統合して体調の変化に気付きを与える。
2使用性
専用タブレットを設置し起動するだけで、簡便な管理運用が期待できる。判定にかかる時間は約3秒。4段階の色で示され、直感的で分かりやすい。
3現場での一元管理
結果は一元集約され、管理者はパソコンなどで結果履歴を確認することが出来る。赤色表示の人には優先して声掛けするなど、効果的な対策に役立てることが期待される。
GDOは本取り組みを通じ、夏場でも安心・快適にプレーができる環境づくりをさらに推進していく。
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