~野暮だよあんた~その23 ゴルフ場に紳士はいるのか?(マウント合戦) リサオ
ゴルフの技術やスコアの良し悪しは評価に直結するものではありません。当たり前の話ですが、まず『人として』どうなのか、なのです。マウント取ったり、ニギりの無理強いをしてはいけません。ゴルフが上手くてもなんにも偉くありません。ゴルファーにとっての最高の賛辞は「また行きましょう」と言われること。そのために避けるべきは『へぼ』じゃなく『やぼ』。ゆめゆめ油断なさらぬよう。
【我が物顔で振る舞うべからず】
スロープレーは罪が重い。他の組も迷惑を被るからだ。しかし、必要以上に焦ることはないし、ましてや真っ当に回っている他の組の赤の他人を罵倒して急かせるなんてのは言語道断。
であるのに唐突に「早く行けよ」と吠える後続組のご老体。しかも我々のホールに領域侵犯した球の在処を親切に教えてやった直後にだ。無礼者め。マスター室で聞くと誰にでも噛み付く狂犬らしいが、賭けてもいい、そういう輩は屈強な男には何も言わない。腰抜けは相手を選んで吠えるからだ。
さて間隔を確認しようとグリーン奥から振り返ると遙か後方のティーイングエリアにいる。まったくどっちがスロープレーだよ。美しい青空の下で遊んでいるのに心の底から楽しめず、理不尽に声を荒らげるような人生を送ってきた可哀想な御仁だと同情申し上げるが、ここはあんたの家ではない。我々はみな対価を払って場所を拝借するだけの客人だ。そこに序列も特例もない。好き勝手できる権利も資格もない。覚えとけ。