ゴルフの技術やスコアの良し悪しは評価に直結するものではありません。当たり前の話ですが、まず『人として』どうなのか、なのです。マウントを取ったり、ニギリの無理強いをしてはいけません。ゴルフが上手くても、何にも偉くありません。ゴルファーにとっての最高の賛辞は、「また行きましょう」と言われること。そのために避けるべきは『へぼ』ではなく『やぼ』。ゆめゆめ油断なさらぬよう。
【事前に説明すればいいだけのこと】
ゴルフマナー最大の課題、スロープレー。当事者には自分が遅いという自覚がないので、誰かが指摘する必要がある。特に若者は、そんな概念があることすら知らない場合も多い。昔は『エチケットリーダー』なるものがあり、事前に説明があったのに、いつの間にか消えた。説明もせずに悪状況を放置するのは、コース側の怠慢である。マーシャルが回ってこないのも大問題。好きにやっていいという印象を与えている。私情を挟まず、規則として機械的にやればカスハラ事案も起こらないのに、コース側が努力を放棄しているのだから、他のプレーヤーに迷惑をかけているのはスローな当事者ではなく、コース側ということになる。
ただ、担当者によって説明にバラつきは出る。そこで以前関わったコースでは、『ゴーゴー隊長』なるシールを作り、それを代表者にペタッと貼りつつお願いをしたら、面白がられて改善がみられた。要は仕組みと伝え方。興味を持ってもらえれば、しっかり伝わる。ペラ紙を渡すだけで任務完了と思ったら大間違いだ。
この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2026年6月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。
月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら