~野暮だよあんた~その34 それ、善意に見せかけたマウントだから

~野暮だよあんた~その34 それ、善意に見せかけたマウントだから
ゴルフの技術やスコアの良し悪しは評価に直結するものではありません。当たり前の話ですが、まず『人として』どうなのか、なのです。マウント取ったり、ニギりの無理強いをしてはいけません。ゴルフが上手くてもなんにも偉くありません。ゴルファーにとっての最高の賛辞は「また行きましょう」と言われること。そのために避けるべきは『へぼ』じゃなく『やぼ』。ゆめゆめ油断なさらぬよう。 【余計なお世話はありがた迷惑】 大きなコンペに出ることになった初級者女性。不安げな様子を見た同伴のオジサンが得意げに「オレに任せといて」と胸を張ったら、それは悪い知らせ。庇護者ごっこ開始のサインです。 彼女はダメなりに今の自分の実力で挑みたかった。結果を受け入れる覚悟はできていた。なのにその善意ヅラした同伴者は、ラフに入った彼女の球を全部勝手にフェアウェイに出した。 そもそも「あるがまま」を尊ぶゴルフの精神に反しているが、最悪なのはその「ズル」がスコアに直結してしまうという事実。コンペなのに。案の定、好スコアで上がってしまい、みんなから褒められた。 抵抗したかったけど、相手は上級者だし、進行も気になるし、ヘタクソが生意気だと逆ギレされるのも怖かったから何も言えなかった。 自分の意思を無視され、ずっと嫌な気持ちでいた。称賛されるたびに「ごめんなさい、違うの、実力じゃないの」と辛かった。独りよがり野郎の満足げな顔を見て吐き気がした。 おい、他人様のタマに触るんじゃない!
この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2022年10月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら