横浜ゴルフ練習場カップ開催

横浜ゴルフ練習場カップ開催
横浜ゴルフ練習場協議会は1月17日、加盟13場合同のゴルフコンペ「第1回横浜ゴルフ練習場カップ」を、 横浜カントリークラブ東コースにて開催した。 同団体は、横浜市にあるゴルフ練習場が集って結成したもので、現在はPALM SPRINGS、梅里カントリークラブ、長津田ゴルフガーデン、横浜スパークゴルフクラブ、港南ゴルフセンター、永田台ゴルフ練習場、ワイドゴルフ横浜、一里山ゴルフセンター、東神奈川ゴルフジョイ、横浜旭ファミリーゴルフ、東急あざみ野ゴルフガーデン、第百ゴルフクラブ、六ッ川台ゴルフガーデンの13場が加盟している。昨年も13場合同の「横浜ゴルフ練習場13施設スタンプラリー」を開催するなど相互送客の試みを行っており、それに続く形で実施されたのが今回のコンペだった。 同コンペは各練習場経由で参加者を募集。当日は全158名が横浜カントリーに集結し、個人戦と各練習場上位3名の合計スコアで競う練習場対抗戦を楽しんだ。対抗戦はPALM SPRINGSが215・2で優勝。準優勝は217・2で梅里カントリークラブという結果だった。 また今回は第1回目の試みながら、大正製薬やエバラ食品工業などの大手企業も協賛企業に名を連ねた。特にエバラ食品工業は本社が横浜ということもあり、横浜市の練習場が合同で地元を活性化させるという試みに賛同したという。ゴルフが業界の垣根を越えた好例と言えそうだ。 また、同一商圏の練習場が協力し一つのコンペを開催することで、各練習場への相互送客に繋がるなど、将来的には練習場業界全体が底上げされる可能性もあり、意義深い試みと言える。以下に各練習場の声を紹介する。 「元々はPALM SPRINGSさんと当練習場が近所ということもあり、一昨年から『日吉カップ』という合同コンペをやっていたのがきっかけでした。今回はそれを横浜の練習場合同という形まで広げて実施しましたが、面白い試みだったなというのが率直な感想です。練習できる施設が減ればゴルファーも減ってしまう。そういう意味でもこういった試みを続けて、練習場全体が頑張っていかないといけないと思っています」(梅里カントリークラブ・板垣庄治支配人) 「今はゴルファーが増えているのでこういうイベントをやるには良い機会。練習場の合同コンペにすることで参加者同士の交流が生まれ、ほかの練習場のことも知ってもらえる。相互送客にもなるし、ゴルファーにとっても選択肢が増えて良いことだと思います。今後はもっと参加練習場が増えたら嬉しい。20場くらいまでになればもっと盛り上がると思います」(ワイドゴルフ横浜・内田圭亮氏) 「ゴルフ場のクラブ対抗コンペはよく聞きますが、練習場対抗はなかなかない。参加者も自分が行きつけの練習場の代表のような気持ちで参加してくれているようで、練習場とお客様の繋がりもより一層深まると思います。何よりも参加者が喜んでくれているので是非2回目以降も開催したいですね」(長津田ゴルフガーデン・梅村孝之支配人) 「今回のコンペを行いたくて、梅里カントリークラブさんと『日吉カップ』を始めました。目的はゴルフを盛り上げたいという想いだけです。2回目以降も続けていきたいですね」(PALM SPRINGS・相原裕太社長) 「昔はほかの練習場は敵同士という感覚でしたが、自分達だけでやる時代はもう終わったと思います。これからは横の繋がりが必要です。それぞれの練習場のスタッフが、近隣の練習場のことを熟知して、何かの機会にお客様に紹介することができれば、お客様も安心するし、より自分達の練習場への信頼感が増すと私は考えています。そういう意味でも練習場同士の繋がりを参加者に知ってもらうのは意義があること。それと、施設対抗戦にすることで参加者の中に練習場を代表しているという一体感と帰属意識が生まれる。ファン作りの効果もあると思います」(東急あざみ野ゴルフガーデン・岩﨑智支配人)