24時間無人インドアの出店ラッシュと共に成長したのがクラウド型の予約サービスだ。今や当たり前のように使われているシステムだが、そのニーズに逸早く対応したのがSTORES(ストアーズ)という企業だ。
サービスの開始は2014年4月。当初はブランド名を「Coubic」(クービック)としていたが、現在は『STORES 予約』に変更。様々な業態の店舗に利用されている。
その中でも特に支持されているのがゴルフ関係の施設で、「SMARTGOLF」50店舗以上のほか、「伊勢丹ゴルフスクール スイング」(都内新宿区)、「マックゴルフガーデン」(大阪府)など導入店舗は数百店舗に及ぶ。
「見やすい」「使いやすい」画面と低コスト&即導入のスピード感
同社が支持される大きな理由は操作画面の見やすさと使いやすさにある。実際に前述のSMARTGOLFも20社以上のスポーツ特化型の予約システムを比較した結果、利用者が最も見やすく、使いやすい点が導入の決め手になった。また、2017年より新宿御苑ゴルフスタジオを運営する坂本龍楠プロも、
「同様のサービスを実際に5社ほど使って検討してみたところ、操作が分かりにくかったり、システムが重かったりするものが多かった。一方『STORES 予約』はデザインが柔らかく、UIも見やすかったことが決め手になりました。当施設ではレッスンがメインですが、生徒さんからも『かんたん予約』の機能が使いやすいと言われます」
と語る。この「かんたん予約」は利用者が前回の履歴を使って同じ内容を簡単に予約できる機能だ。2回目以降の予約が楽になるため、導入施設の顧客満足度向上に繋がる機能だと言える。
そしてもう一つの強みは、初期費用0円、月額利用料1万2980円~という圧倒的な導入費用の安さにある。加えて予約画面の作成も非常にスムーズに行える点も特徴だ。
前述のマックゴルフガーデンは当初、予約サービスの自社開発を検討していたが、『STORES 予約』のコストメリットとサービス開始までのスピード感が決め手となり導入に至った。
様々な予約機能をラインアップ
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外部連携で、予約受付・管理をさらに便利に[/caption]
実際の予約機能も抜かりはない。グループレッスン枠や特別なイベント枠を自由に設定できる「レッスン・イベントタイプ」、レギュラー枠の「メニュータイプ」、在籍・振替予約にも対応した「スクールタイプ」の3種類を用意。
1つのアカウントでこの3種類の機能を使えるのが同社の強みで、時間ごとに様々なメニューを作りたいインドア運営者にとっては重宝しそうだ。
さらに有効期限や残り回数のリマインドメールを自動配信する「回数券」機能や、様々な金額や回数の設定に対応する「月謝課金」機能も用意しているので、会員ごとのきめ細かな料金プランに対応できる。もちろん各種クレジットカードによるネット決済も可能だ。
またLINEと連携した予約や集客機能にも対応。Zoomとも連携しているのでオンラインレッスンなども行える。
さらに同サービスは店舗用、利用者用のスマホアプリも無料で提供している。大多数の予約サービスはウェブサイトから使うのが主流だが、アプリを経由することでより使いやすさが増している。
入退室管理システムに連携
また24時間無人インドアの利用を想定し、「RemoteLOCK(リモートロック)」や「iDoors(アイドアーズ)」などの入退室管理システムとも連携済み。予約から入退室までトータルでインドアゴルフの運営をサポートする。
インドアの会員定着と収益UPに
同社は他にもネットショップを開設できる『STORES』というサービスも提供している。これを活用することでゴルフクラブやインドア限定の練習器具など物販に注力することも可能だ。
店頭での販売にも対応できるようにiPad1台で始められるPOSレジ『STORES レジ』や、キャッシュレス決済サービス『STORES 決済』も用意。専用の決済端末も利用可能(導入費用:0円/決済端末代:通常価格1万9800円、条件達成で0円)なので、ネット上から店頭まで決済を一元化できるのも強みだ。しかもこれらは全て同一アカウントで無料利用できるから驚きだ。
無人インドアの出店が増えている今、他店との差別化が重要になってくる。店舗を存続する意味でも収益アップは必須になるが、同社は予約サービスから付加サービスまで一気通貫でインドアゴルフの集客と収益アップに寄与する構えだ。
STORES株式会社
TEL.03-6705-8497
https://www.st.inc/