AnotherShotGolf(ASG)が提供する『ASG School』は、「スクール」と「練習場ビジネス」に特化した運営管理システムだ。他業態でも汎用性があるシステムとは違い、ゴルフ練習場独特の商慣習を熟知したうえで開発された。
導入施設は、約90店を運営するブリヂストンゴルフアカデミーのほか、有賀園ゴルフや第一ゴルフ、コトブキゴルフ、インドア数十店舗など多岐に渡る。
さらに同社が運営するインドア「ゴルフストイック」でも実際に同システムを使うことで、小さな課題も逃さずあぶり出し、常にバージョンアップを続けているのも同システムの強みだ。
多くのスクールに支持されている『ASG School』だが、練習場やインドアのスクール業務にどのように寄与しているのだろうか?
施設ごとの膨大なプランを管理する豊富な「予約制限」機能
練習場のスクールは施設によってプランが全く異なる。同一の施設でも一般的な「月額制」以外に「平日会員」「休日会員」「月〇回会員」「ナイト会員」「チケット制」など様々なプランが存在する。
特に練習場は歴史の長い施設が多く、古くからの会員も存在するため昔のプランが残っていることも多い。さらにマンツーマンレッスンやグループレッスン、初心者レッスンなど形態は多岐に渡り、そこに打席数とレッスンプロの人数、シフトなどが関係してくるため組み合わせは膨大だ。
『ASG School』はこういった他社ではなかなか管理し切れない様々なプランを一括管理し、月・週・日の上限、予約可能な曜日・時間帯など、豊富に用意された制限の組み合わせにより、様々な料金プランに応じた「予約制限」を実現できるのが最大の強みだ。
また高度な会員管理(CRM)を基盤として、そこに「ネット予約」、レッスンの「電子カルテ」「決済サービス」「スマートロック(入退室管理システム)」連携(「RemoteLOCK」「Akerun」「顔認証」)など様々な機能が連動しているのも特徴だ。
レッスンの質をUPする様々な連動機能
まず導入スクールから重宝されているのが「電子カルテ」の存在だ。グリップやアドレスなどの基本メソッドをシステム上で細かく設定・共通化できるため、同じスクールなのにインストラクターによって教え方が違うというありがちな問題を解消している。
もちろんカルテ上では申し送り事項が共有されており、会員も閲覧可能なので上達過程が一目で分かる。また、スイング動画のアップロードや保存もでき、インストラクターと会員がコミュニケーションを取れるメッセージ機能も搭載されている。専用のスマホアプリもシステムに連動しているため、レッスン中に動画撮影やカルテの入力を行える。
さらに「電子チケット」の機能によって、従来の紙チケットのやり取りが全てアプリ上で完結できるため、インストラクターの業務負担も大幅に軽減され質の高いレッスンに繋がっている。
それだけではない。多店舗展開をしているスクールの横断的な管理もできるので、例えばある会員が転勤などで引っ越した際に、以前の店舗で習った内容を電子カルテを通して移転先の店舗でも引き継ぐといったことも可能になっている。
他にも会員への「ヒアリングシート」や「顧客分析」、従業員の「タスク管理」など、練習場のスクール業務を効率化する様々な機能が搭載されている。月額利用料は登録会員数により異なるが、5万円~となる。
手厚いサポート体制
同社のもう一つの強みは徹底的なサポート体制を備えている点だ。導入前にはフロントスタッフ、インストラクター、オーナーと、それぞれの役割別に現地説明会を複数回開催。納得してもらったうえで導入を提案している。
さらに導入当日(店舗オープン日)には同社スタッフが終日立ち合い、一番不安なオープン初日をサポートする。導入後も日々の運用で発生する質問や操作サポートを365日電話にて対応している。さらに、実際の施設利用者である会員からのアプリ操作の質問やトラブルの一次対応まで担う。
導入施設目線の機能だけでなく、この徹底的なサポート体制こそが同システムが信頼を集め支持されている理由と言えそうだ。
昨今出店ラッシュの続く無人インドアは価格や立地以外の差別化が難しい。その意味でも今後は施設の付加価値を上げるスクールの存在が重要になってくる。『ASG School』を導入することで、最終的には施設の付加価値の向上だけでなく会員の顧客満足度向上にも繋がりそうだ。